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番外編 : 我が家のお宝、巻物です

091017hiden
我が家のご先祖が生け花の家元からいただいた「水揚秘伝」です。明治33年の日付があるので、曾爺さんあたりがどうやら数寄者だったようです。
ウチの嫁さんが死蔵していたのに、なにを思ったか、いきなり「翻訳してくれ」と言い出しました。さほどに古いものではなくても、このようにかなりくずした仮名がつかわれ、古い言い回しですから、なかなかホネが折れます。
「切り口を火でよく焦がし、そこに煙管のヤニを塗り、冷水に入れ、花が上を向いたところを生ける(はた衛門訳)」…さてこれでなにを生けようというのでしょう。煙管(きせる)なんて手持ちはないし、そもそも煙草を吸わないのでどうしたらいいものやら。おっと、これは桜に対する処方です。また、「陽起石」とか「龍骨の粉」とか、かぐや姫も真っ青な奇怪な物質も登場してきて、なにやら謎解きクイズです。
藤については「花瓶に酒をたくさん入れる」とあり、これはもったいなくて実験はしたくありません。わかりやすくて簡単なものをそのうち確かめようと思っています。

<追録> この明治33年(1900年)というのは、「小学校令施行規則」で平仮名が現在の形に統一された年でした。つまり、いまでこそ「変体仮名」などと変態(?)扱いしている文字も、当時は一般に使われた「ふつう」の文字だったようです。

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コメント

「水揚」と言われると私など、
♪大漁だ~え
と歌ってしまうほうですが。

なにやらお宝。
明治の巻物…はた衛門さん、これを翻訳できるとは。
私には、アケビの蔓がのたくったとか見えません。

聞いた話で本当かどうか確かめてはいないのですが、切り花を長持ちさせるのに、音楽を聴かせておくというのがありました。
じゃあやっぱり、私が歌うしかないですかね。
♪大漁だ~え
…あ、枯れた。(笑)

投稿: ちとせ | 2009-10-18 09:19

ム・ム・ム・・・・これは、大発見ですねぇ。
早速お宝探偵団に投稿を!
と思うのは、貧乏人の浅はかさです。悲しい・・・
我が家にはな~んにもありませんから、あるだけで
羨ましいですねぇ。奥様も生け花やるんでしょうか。
生け花と一緒に床の間に飾っておいたらますます価値が
上がるでしょうか。
師匠は、たばこは駄目なんですねぇ。
私は、酒もたばこもだめなんです。

投稿: zenpeichan | 2009-10-18 10:32

ちとせさんへ:
アケビの蔓ね~、かなり近い(笑)。
いやー、はた衛門訳なんて、出すところに出したら笑われそうでも、
まあ、大きく間違っていなければいいだろうと(おいおい)。

zenpeichanさんへ:
あ、やっぱりzenpeichanさんは煙草は吸わないと思ってましたよ。
ワタシもこれでお酒をやめられたらと思いながら、
うーん、陽が暮れてくると、なんだかノドが鳴ってくるんですよね~。
さ~て、今宵もノッタリと、、、ああダメな奴(泣)。

投稿: はた衛門 | 2009-10-18 18:13

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