追加編 : オニグルミ
さて、オニグルミとヒメグルミは本当に実を剥かなければ区別がつかないのか、もう一度じっくりとオニグルミの木を見てみました。この木は、今回の核果比較でオニグルミとわかった実がついていたものです。実のほとんどは下に落ちて、果肉はカラカラに干からびていて、あのシブに悩まされずに済みました。
まず、実が大きい分、オニグルミはその房が下に垂れています。ヒメグルミの写真を見直すと、実の房は上に向いているようです。そんな目で見ると、葉も鬼は下に垂れ、姫はなんとなく上に向かっているように見えてきました。この見方で行けば、8月に暫定とした木(今回とは別の場所)もオニグルミで良かったようです。(注)
だがしかし、やはり決定的なのは実です。その中身はどうなのか、割ってみました。鬼の内果皮(いわゆる殻)は分厚いだけのシンプルな構造なのに、姫はまるでエンジンのアルミダイキャスト部品のように肉抜きをした複雑な作りでした。
だがしかし、やはり決定的なのは実です。その中身はどうなのか、割ってみました。鬼の内果皮(いわゆる殻)は分厚いだけのシンプルな構造なのに、姫はまるでエンジンのアルミダイキャスト部品のように肉抜きをした複雑な作りでした。
<補注> 大々的に取り消し線を入れました。実の房や葉が、オニグルミは下垂し、ヒメグルミは上に向くと思いかけたのはどうも早とちりでした。その代わり、小葉の構成に淡い「新発見」をしたので、その確認が今後の課題です。(2018年8月3日)
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