8月22日（土） タマガワホトトギス

玉川ならぬ大谷川（だいやがわ・栃木県）の河畔で撮影しました。見つけた本人にはもっともっと黄色く見えたのに、曇天の朝だったことに加え、露光設定を間違えたため、かなり文字で補わなければいけない色合いに写ってしまいました。
ただし、本来のホトトギスと比べれば黄色みははっきりわかるし、開花時期もかなり早い感じです。また葉の形に差があり、ホトトギスの葉身が細くて長いのに比べ、タマガワは丸くて広いことが明らかです。
ところで、玉川とは山吹で有名な京都の地名です。ただそこにこのホトトギスの自生はなく、山吹の黄色にこと寄せた名づけだと言います。
昔の洒落には「鎌輪ぬ」みたいなオヤジ風もある一方でこういう和歌の素養（玉川は山吹の歌枕）が必要なものもあり、昨今の皮相なお笑いに慣れ切っていると、ちょいと身が引き締まります。

2008年のきょう＜ヤナギラン＞　2007年のきょう＜キハダ＞　2006年のきょう＜オオボウシバナ＞　2005年のきょう＜クコ＞　2004年のきょう＜ハシラサボテン＞