8月12日(水) カノコユリ
本場の四国や九州でもカノコユリは数が減り、絶滅危惧種だそうです。たしかにこれだけ美しければ、イケナイ人たちの手にかかる危険は極大でしょう。罰則で世のなかが良くなりはしなくても、厳刑は必要悪に思えます。
そんなわけで、これはお気楽に栽培品を撮影しました。ヤマユリだと斑点が花びら全体にまばらに散るのに対し、カノコ(鹿の子)の場合はこのように中央付近に集まって、たしかに若い鹿の体の模様を思わせます。
また、ヤマユリだと香りが強すぎて、狭い庭では息苦しくなりそうなのに比べ、こちらはそれほどきつく匂わないことも盗掘される原因に思えます。美しすぎて絶滅した動植物は枚挙にいとまがないわけで、そんな愚行を繰り返さないことは、地球に生を宿す生き物の仲間として最低限の務めであるはずです。
そんなわけで、これはお気楽に栽培品を撮影しました。ヤマユリだと斑点が花びら全体にまばらに散るのに対し、カノコ(鹿の子)の場合はこのように中央付近に集まって、たしかに若い鹿の体の模様を思わせます。
また、ヤマユリだと香りが強すぎて、狭い庭では息苦しくなりそうなのに比べ、こちらはそれほどきつく匂わないことも盗掘される原因に思えます。美しすぎて絶滅した動植物は枚挙にいとまがないわけで、そんな愚行を繰り返さないことは、地球に生を宿す生き物の仲間として最低限の務めであるはずです。
<補注> カノコユリの別名(地方名)について触れました。(2017年7月25日)
2008年のきょう<キキョウ> 2007年のきょう<トチバニンジン> 2006年のきょう<カンガレイ> 2005年のきょう<ニチニチソウ> 2004年のきょう<ミソハギ>
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コメント
力が入っていますね。最低限の務めをわきまえて行動
できる大人が増えることを祈ります。
それにしても、カノコユリいいですよねぇ。大好きです
投稿: zenpeichan | 2009-08-12 17:10
zenpeichanさんへ:
ありゃ、つい小難しい物言いをしてしまいましたァ。
でもねえ、ワタシも「自分だけ良ければ」という気持ちが
ときどき頭をもたげるときがあって、自戒の意味もあって、
思わず肩に力が入っちゃうんですよねえ。
投稿: はた衛門 | 2009-08-13 07:02