梅雨に入って、花はそろそろお仕舞いモードではあるものの、ピンクの山法師はこれまで取り上げていなかったので掲載しておくことにします。
紅山法師、あるいは紅花山法師と呼ぶようでも、学名を調べると「f. rosea」とある(f.=forma:品種)
ので、きょうのタイトルはヤマボウシで済ませておくことにします。この辺の判断(独立した種と、種の下レベルの関係)が素人には手に余ります。
このブログを始めて1年したころに「一風変わった」奴と取り上げた
ヤマボウシも、シナヤマボウシであったか?といまは思っています。このシナヤマボウシの学名の後ろには「var.chinensis」とついていて、これはvar. =varietas:変種ということになります。
品種と変種…、「ひ」と「ヘ」が違うだけじゃないか、と腹立たしくなります。もっとも、種の下レベルには品種と変種のほかに亜種(ssp.=subspecies)というのもあって、こういう厳密な世界には「あ」然としてしまいます。
<方針変更の記録> キャベツ がBrassica oleracea L.var.capitata L.で、ブロッコリー がBrassica oleracea L.var.italica Plenckで、ハボタンがBrassica oleracea var.acephala DC.だという解説を見つけました。もし上記のようにvar.以下を無視すると、キャベツとブロッコリーとハボタンが全部同じものになってしまいます。
この記事を書いたときは、どうも「ええーい、面倒だ」と思った節があって、しかし如何せんキャベツとブロッコリーが一緒では困ります。亜種・変種・品種ものは別扱いすることに方針変更します。(2010年9月)
2008年のきょう<ニワトコ> 2007年のきょう<ナヨクサフジ> 2006年のきょう<カシワバアジサイ> 2005年のきょう<ウメモドキ> 2004年のきょう<ムクゲ>