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6月30日(火) ルリヂシャ(ボリジ)

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苦手なジャンルはあげるに事欠かないわけで、ハーブもそのなかの代表です。まだまだ知らない種類(なのに、その世界では有名)がたくさんです。
これも今年初めて知った名前です。花をワインに浮かべて楽しめるそうで、どうもそういうテレテレの所作や知識には縁もゆかりもないお人です。
咲き始めのピンクから、花は青紫に変化します。やたらと毛深い茎や蕾を背景に、透けるような華奢な花びらがまるで別物のように輝いて、ちょっと変わった雰囲気です。

<補注> 再度取り上げました。(2020年5月11日

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6月29日(月) イブキトラノオ

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写真(拡大可)の中央付近の花に止まった蜂と比べると、イヌタデにしては大きすぎることがわかります。かと言ってオオイヌタデのように花穂が撓(しな)うわけでもなく、さてこれはいったい…。
たしかにこれ、タデ科ではあっても、実物を見た感じはとても豪華で、タデ類を連想する余地はほぼありませんでした。高原の斜面で、腰丈あたりの花穂が風に揺らぐさまは、ここが桃源郷の入り口かと思わせる幸福感でいっぱいでした。

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6月28日(日) オオバオオヤマレンゲ

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厚手のがっしりした作りの葉を背景に、直径10㎝ほどもある大振りで純白の花が目立ちます。ちょうど手ごろな斜面にあり、見上げるように撮れたので、2年前の別の場所での苦労が嘘のように、簡単に花の内部をとらえることができました。
濃い赤の雄シベがきれいです。濃い赤の…、濃い赤…、しまった! ここが赤いのはオオバオオヤマレンゲ(大陸から渡来)でした。在来のオオヤマレンゲはここが黄色いはずです。…というわけで、2年前の記事の間違いを発見してしまいました。過去の記事タイトルを訂正しなくてはなりません。

<補注> ウケザキオオヤマレンゲを収録しました。(2024年6月2日

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6月27日(土) ムラサキセンダイハギ

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萩という名前のくせに、秋でもなく初夏に、しかも紫ではなく黄色い花をつけたものを見て戸惑ったのがセンダイハギでした。
その「変な奴」が改心して花を紫に染めて出直してきたかと思ったら、これは名前こそ千代萩のバリエーション然としてはいても、まるっきりの別種(属違い)でした。
さてそうは言われても、両者の違いがわかりません。茎や葉の構造を比べ、花のつき方を見ても、花色以外はどうにも同じく見えるばかりです。
素人遊びの限界というか悲しさを知るのはこういうときで、仕方なしにとりあえず名前だけ覚えておくことにします。

<追録> 5月の初旬には咲き出します。花色が上の写真より濃いタイプです。(撮影:2022年5月19日)
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<補注> ムラサキセンダイハギの園芸種を収録しました。(2023年5月24日

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6月26日(金) シコタンソウ

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白い花がつぶれて(飛んで)しまっていた3年前の写真(きのう掲載のナツユキカズラ)のあとは、名誉回復のために現在の腕を記録しておきましょう。
…と偉そうに言っても、本当はいまだにそのときの光線頼りです。直径1㎝少々の小さな白い花も、運さえあれば、細部が一応わかるように写るときもあります。
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シコタンは例の北方四島の色丹です。現地視察に行ってきました…という真っ赤な嘘をつくと、この真っ白な花に申し訳がたちません。梅雨の盛りの本州でも、やや涼しめの山の上ならこういう景色を楽しませてもらうことができました。

2008年のきょうヒメカイウ> 2007年のきょうカクテル(つるバラ)> 2006年のきょうヤポンノキ> 2005年のきょうガクアジサイ> 2004年のきょうモッコク

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6月25日(木) ナツユキカズラ

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3年前のいまごろ、伊丹空港の屋上で撮った写真です。先代のカメラとヘナチョコ腕の組み合わせでは、花の白が飛んでしまうわ、始終吹きまくる風のせいで花も葉もすぐにブレてしまうわ、おまけにあんな場所にもかかわらず名札はないわで、憎たらしい想い出を残したまま、ずっとお蔵入りしていた一枚です。
それが最近になって、なにかの関連で正体が判明し、出番を待っていました。大陸からの到来物というわりには日本の蒸し暑さやジメジメにもめげず、夏の間、ずっと咲き続けていた丈夫な木です。

<補注> その後、関東の地でも元気に育っている様子を、9月の中旬下旬の二度、レポートしました。(2012年9月13日)

2008年のきょうハナイカダ> 2007年のきょうイソトマ・アネチフォリア> 2006年のきょうベニバナ> 2005年のきょうシロミノコムラサキ> 2004年のきょうシロバナハマナス

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6月24日(水) レッドロビン(とその両親)

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木々の若葉はふつう「新緑」と称するのに、若葉が真っ赤というこんな木々のことは「新紅」と呼ばなきゃいかんか…と一人で悩んでいます。
などという話よりも悩ましかったのはこのレッドロビンの扱い(自分のなか)で、長いこと、カナメモチの一種だろうと思って、あえて無視してきたのです。
ところが、ちゃんと調べたら、レッドロビンとはカナメモチとオオカナメモチの種間雑種(園芸作出品)で、独立した種であることがわかりました。わかってみると面白いもので、葉の長さが両親のちょうど真んなかです。
計測すると、おおむね10㎝はあります。そうわかってからレッドロビンの生け垣を見ると、在来のカナメモチよりはかなりたっぷり豊かな眺めと思えるようになりました。
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こちら(↑)が在来のカナメモチで、比べる目ができたら、葉も小さいし、枝の構成も締まっていることに気づきました。葉の長さは6~8㎝が主流です。
また、葉形のすぼまり具合が元側と先側でほぼ同じです。比べる目で見ると、レッドロビンの方はやや下ぶくれ(先側が広い)であることがわかります。
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そしてこちら(↑)は春に豪華な花を見せてくれたオオカナメモチで、「お父さ~ん」と呼びたくなるような立派な葉(長さ15㎝)です。葉の先端の方の広がりも、レッドロビンよりさらにはっきりしています。

レッドロビンに対する長い間の不義理を心で詫びながら、きょうは両親に付き添われた写真3枚セットでの初登場といたしました。

<補注> 開花の様子を愛でながら、不憫な目に遭った3本のレッドロビンに想いを馳せました。(2021年4月22日

2008年のきょうフタリシズカ> 2007年のきょうカイコウズ(アメリカデイゴ)> 2006年のきょうナンキンマメ(ラッカセイ)> 2005年のきょうセイヨウバクチノキ> 2004年のきょうムラサキツメクサ

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6月23日(火) エーデルワイス

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エーデルワイスと聞いてこの姿を想う人よりは、あのジュリー・アンドリュースの歌声を脳裏に蘇らせる人の方が圧倒的に多いような気がします。いやいや、もしかしたらご近所のパン屋さんのことかと思う人が一番多かったりして…。
雪を被ったように見える花(本当の花は中心部だけで、花びらに見えるのはじつは苞葉)がエーデルワイスの特徴で、日本産の仲間は薄雪草と呼ばれます。
もしスイスの山の上でこれを見たなら、きっと素直に「美し~い」と思ったことでしょう。残念ながら、暑苦しい日本で栽培品を写すしかなかったワタシは、「なにやらチチコグサみたい」とヒガミっぽいことを思いながらシャッターを押したのでした。

<補注> 見かけの紛らわしいものが流通し始めました。(2017年12月14日

2008年のきょうオオバナウツボグサ> 2007年のきょうホザキシモツケ> 2006年のきょうシュッコンカスミソウ> 2005年のきょうキョウチクトウ> 2004年のきょうヨウシュヤマゴボウ

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6月22日(月) シチダンカ

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あちこちの庭先で賑やかに咲く「墨田の花火」と間違えそうでも、実物のこの木はなんとも質素で小さく、花は親指の先ほどです。さらに花房中央の両性花は咲く前に黒変して落ちるという不思議な性質も、ほかのアジサイ類との大きな違いです。
写真右上にボケて写っているのが黒くなる前の両性花と開く前の装飾花、そして中央が開いた装飾花と黒く萎縮した両性花の痕跡です。装飾花はこれから青紫に色づくはず(追録)なのに、山の上だったので少し時期が早すぎました。

さて、このところ知恵熱が出て、植物の名をどう表記すべきか考えてきました。このシチダンカは例の論法でいけばヤマアジサイ(Hydrangea serrata)の品種(f. prolifera)となります。しかし七段花は七段花であって、あえてタイトルを「ヤマアジサイ・シチダンカ」とする必要はなさそうです。
というか、学名なんて素人には無縁のものと思っていたのに、やっぱり覚えて(書き留めて)おけば便利だなと思い始めています。

<追録> 装飾花が色づいていました。(撮影:2020年6月8日)
なお、花びら全体がもう少し紫色のものをすでに収録してあります。
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2008年のきょうメグスリノキ> 2007年のきょうキキョウソウ> 2006年のきょうゴウダソウ> 2005年のきょうスカシユリ> 2004年のきょうヤマモモ

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6月21日(日) コアジサイ

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きのうの「渦」はアジサイの「種の下レベル」だったのに対し、こちらコアジサイはれっきとした種(Species)です。アジサイ類につきものの装飾花が皆無で、小さな花びらから飛び出した雄シベの白い葯が目立ちます。
去年も掲載したというのに、今回は花のつくりを詳しく写すことができたので、同じ時期に再登場させました。
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接近すれば派手に見えた花も、じつは全体の塊で5~6cmしかありません。鋸歯だけやたら堂々とした葉も、その長さは7~8cmとかわいいサイズです。
株の大きさも、ふつうの紫陽花よりはひとまわり小振りです。花・葉・株のどれもが小型なので、見れば見るほど、そのシンプルな名に納得してしまいます。

2008年のきょうクリンソウ> 2007年のきょうイトバハルシャギク> 2006年のきょうツキヌキニンドウ> 2005年のきょうアンズ> 2004年のきょうハンゲショウ

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6月20日(土) ウズアジサイ

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雨の季節の花なのに、こんなふうに受け皿状では都合が悪くあるまいかと心配してしまう花びら(おっと、正確には萼でした)です。
一般にはウズアジサイ(渦紫陽花)とかオタフクアジサイなどと呼びます。ちなみに学名を見るとアジサイを示すHydrangea macrophyllaのあとに「Uzuazisai」と続くので、園芸品種(=種の下レベル)であることがわかります。先日の紅山法師では、「品種・変種・亜種」の3つに触れていて、きょうはそれに追加の勉強です。
などなど、余計なことを考えたり細かいことを気にすると、この季節がさらに鬱陶しくなります。素直な気持ちで、かわいいね・きれいだね!と眺めることにします。

<補注> ウズアジサイが先祖返りしていました。(2024年6月20日

2008年のきょうササユリ> 2007年のきょうクロバナフウロ> 2006年のきょうマリアアザミ> 2005年のきょうムラサキシキブ> 2004年のきょうアガパンサス

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6月19日(金) エゾヘビイチゴ(ワイルドストロベリー)

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畑で撮影したのならふつうの苺(オランダイチゴ系)と思うところでも、ハーブを寄せ植えした花壇にあってワイルドストロベリーと名札がついていました。
名前を知ってから見るせいか、「苺」部分はやや素っ気なく、葉は異様にゴワついています。そんな風体ではあっても、野原のヘビイチゴと違い、お味はちゃんと苺でした。
ただ、これの用途は実よりも葉のよう(鎮静効果あり)だし、幸運を呼ぶという言い伝えもあるそうです。和名(エゾヘビイチゴ)ではそんな効能が微塵も感じられないので、個人的にはハーブ名(ワイルドストロベリー)で覚えることにしました。

2008年のきょうミヤマウグイスカグラ> 2007年のきょうイチヤクソウ> 2006年のきょうサクラ(染井吉野)> 2005年のきょうコムラサキ> 2004年のきょうコムラサキ

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6月18日(木) ニオイロウバイ(クロバナロウバイ)

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これがロウバイだなんて、狼狽するだろ!…、とオヤジ度100%です。ちなみに、本来のロウバイは言うまでもなく花びらが黄色で、真冬にうつむいて咲きます。
なので、「いったいどこがロウバイよ」といぶかしく近寄ると、甘い香りが漂います。早めに稔った実も、けっこうロウバイっぽい形です。葉もたしかに似た感じです。
というわけで、「ぜんぜん違うのに、基本、似ている」というおかしな木です。なんと言っても、この硬くて赤黒い花は不思議度200%です。ロウバイと並べて植えたらいいと考えつくわけで、いままでそんなケースを見なかったのは不思議度150%です。

<補注> もっと新鮮な時期の開花を収録しました。ただ、その掲載に際して標準和名はニオイロウバイと知ったので、この記事のタイトルも訂正します。(2020年5月8日

2008年のきょうイワタバコ> 2007年のきょうゼンテイカ(ニッコウキスゲ)> 2006年のきょうベニバナ> 2005年のきょうマツバギク> 2004年のきょうサルスベリ

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6月17日(水) ギンバイカ(マートル)

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きのうの「梅」花ウツギにはいささか不満だったのに比べ、きょうの梅花はかなり「らしく」見えます。ただしそれは花単体を見たときのことで、この厚手の葉や、大空に手を広げたようなせいせいとした枝振りからは、梅の雰囲気は欠片も感じられません。
フトモモ科ですから、あのフェイジョアと近縁で、そういう目で見れば、梅で納得しかけた花もちょいとバタ臭く思えてくるから、人間の感覚とはいい加減なものです。
3mはある大きな木で、陽当たりのいい天辺は満開状態でも、手の届くあたりはまだ蕾が目立ちました。その蕾のまん丸プックリの形がとてもチャーミングです。

<補注1> 秋には黒い実をつけます。(2007年11月22日
<補注2> 同じフトモモ科ではあっても属違いのくせにマートル(ギンバイカの通称)を名乗る樹種を収録しました。(2023年9月10日
なお、ギンバイカを流通的にマートルと呼ぶのは、属名Myrtusと根を同じくする欧州での呼称Myrtleを借りてカタカナをあてたものです。

2008年のきょうアゼナルコ> 2007年のきょうワラビ> 2006年のきょうローズゼラニウム> 2005年のきょうカツラ> 2004年のきょうシロタエギク

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6月16日(火) バイカウツギ

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バイカとは、倍加でも売価でもなく、梅の花のことです。自分の目には、この花が梅のそれとは映りにくい(梅の5弁に対して4弁しかないし…)というのに、さりとてほかのなにかにも見えず、仕方ないので先人の見立てに従うことにします。
雄シベがもっとハッキリ黄色のものもあり、それだと少し梅っぽいのでしょう。花弁が八重のものがありはしても、それだと多少大振りなウツギにしか見えません。
さらに駄目出しをするなら、樹形も梅とはまったく違って株立ちです。そして、自らの花の重みで枝がしなうので、庭木としてはまとめにくそうです。胸の丈ほどで垣根のような扱いにするのに向いています。

<補注> 上記のような枝振りになるわけがわかりました。(2014年5月18日

2008年のきょうサンショウバラ> 2007年のきょうフウリンソウ(カンパニュラ・メディウム)> 2006年のきょうハタザオギキョウ> 2005年のきょうバショウ> 2004年のきょうオシロイバナ

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6月15日(月) ヤマブキショウマ

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名前のとおり、葉はヤマブキに似ているものの、トリアシショウマのそれにも似ていて(というか、どちらも2回三出複葉)、見分けは困難です。
さて、ではどうするかと言うと、雄シベが20本あるのが山吹升麻で、鳥足は10本だそうで、要は雄花の派手さが頼りのよう(ほかに雌シベの数も違う)です。
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ところが、ここの山吹升麻にはやや派手さ不足の株(↑)もあります。山吹と鳥足が混在しているのかと焦ったら、そうではなくてこちらは雌株かもしれないのでした。
…と情けない解説になってしまうのは、山吹升麻は雌雄異株であることが帰宅後の調べでわかったからです。今回の写真ではどうにも情報不足なことは明らかなので、夏にこの株がうまく結実したらおなぐさみです。

2008年のきょうベニバナイチヤクソウ> 2007年のきょうムラサキウマゴヤシ> 2006年のきょうオオアメリカキササゲ(ハナキササゲ)> 2005年のきょうシャクヤク> 2004年のきょうハキダメギク

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6月14日(日) ジョウリョクヤマボウシ

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お仕舞いモードだった紅山法師(きのう掲載)と違い、こちらはいまが花盛りの常緑山法師です。ふつうの山法師より飛び抜けて花つきが良く、高さが4mほどあるこの木がクリーム色に覆われている姿にはちょっと息をのみました。(注)
これが真っ白だったら、さらにきれいかと惜しくなります。ただし、咲き始めがクリーム色でだんだんに白く褪色するので、見ようによっては単純な白よりも重層的な色合いが楽しめるというメリットがあります。
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名前どおり、葉が四季を通じて緑であることは前に記録しています。紛れもなくふつうのヤマボウシと同属の仲間ではあるのに、葉が常緑ということだけでなく、その形もずいぶん違います。
さて、きのうの紅山法師ではタイトルに「ベニ」をつけない説明をクドクドしたのに対し、きょうはそれがいりません。ふつうのヤマボウシ(Cornus kousa)と対等に、こちらも別の種(C. hongkongensis)なので、タイトルもしっかりフルネームです。

<補注> この記事で「花」としているのは総苞片のことであり、本当の花の構造はあとで取り上げました。(2015年6月24日

2008年のきょうムクノキ> 2007年のきょうナンテンハギ> 2006年のきょうヤエドクダミ> 2005年のきょうブナ> 2004年のきょうガクアジサイ

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番外編 : この色合いはなに?

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この配色から連想するのはなに? 少し前、ディック・ブルーナの企画展があって、これはそこで配られた折り紙を切り貼ってみたものです。
彼は自分の絵本(うさこちゃんなど)ではこの6色しか使わないのだそうです。だから、この6色を並べたらあの絵本が思い浮かぶかと思ったら、あいにく自分はさっぱりその気分になりません。たしかに色もブルーナらしさでしょうけれど、あのゆるやかでくっきりした描線もまた大きな要素であることを再認識です。
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子供たちが小さかったころ、このキャラは「うさこちゃん」と呼ばれていました。耳の先もこのようにとんがっていました。いまは「ミッフィー」の名前の方がメジャーみたいだし、耳の先も丸くなっています。
しかし、幼稚園へ持って行くお弁当箱はアルミ製だったのでした。おかげで四半世紀のときを経ても使用可能状態です。ただ、この小ささはかなり感動ものです。

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6月13日(土) ベニヤマボウシ

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梅雨に入って、花はそろそろお仕舞いモードではあるものの、ピンクの山法師はこれまで取り上げていなかったので掲載しておくことにします。
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紅山法師、あるいは紅花山法師と呼ぶようでも、学名を調べると「f. rosea」とある(f.=forma:品種)ので、きょうのタイトルはヤマボウシで済ませておくことにします。この辺の判断(独立した種と、種の下レベルの関係)が素人には手に余ります。
このブログを始めて1年したころに「一風変わった」奴と取り上げたヤマボウシも、シナヤマボウシであったか?といまは思っています。このシナヤマボウシの学名の後ろには「var.chinensis」とついていて、これはvar. =varietas:変種ということになります。
品種と変種…、「ひ」と「ヘ」が違うだけじゃないか、と腹立たしくなります。もっとも、種の下レベルには品種と変種のほかに亜種(ssp.=subspecies)というのもあって、こういう厳密な世界には「あ」然としてしまいます。

<方針変更の記録> キャベツ がBrassica oleracea L.var.capitata L.で、ブロッコリー がBrassica oleracea L.var.italica Plenckで、ハボタンがBrassica oleracea var.acephala DC.だという解説を見つけました。もし上記のようにvar.以下を無視すると、キャベツとブロッコリーとハボタンが全部同じものになってしまいます。
この記事を書いたときは、どうも「ええーい、面倒だ」と思った節があって、しかし如何せんキャベツとブロッコリーが一緒では困ります。亜種・変種・品種ものは別扱いすることに方針変更します。(2010年9月)

2008年のきょうニワトコ> 2007年のきょうナヨクサフジ> 2006年のきょうカシワバアジサイ> 2005年のきょうウメモドキ> 2004年のきょうムクゲ

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6月12日(金) ニワナナカマド(チンシバイ)

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のびやかに大きな花穂が密な花つきで構成されていて、おまけに雄シベが賑わいを演出してくれます。単純な色合いの割に華やかさがあります。
名前のもとになった七竈(ナナカマド)とは花も葉もわりとよく似ています。ただし、すっくと大きく育つ本家に対し、こちらは株立ちでまとまりやすく、その意味で「庭」という冠はなかなか適切なものに思えます。(別名:珍至梅=チンシバイ)
これでもし実も真っ赤になったら完璧に七竈そっくりなのに、考えたらニワナナカマドの実が色づくのを見たことがありません。さて、また課題が一つできました。

<補注> 残念ながら、ニワナナカマドの実はほとんど鑑賞価値がありませんでした。(2009年10月30日

2008年のきょうシナノキ> 2007年のきょうオオマツヨイグサ> 2006年のきょうムシトリナデシコ> 2005年のきょうクリ> 2004年のきょうクチナシ

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6月11日(木) ナンテン

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冬にはあんなに美しい実になるのに、その花はいかにも無愛想です。
雨にあたると受粉が妨げられ、実のつきが悪くなると言います。梅雨の時期に咲く花としては、自己防衛の仕掛けがあって良さそうなものなのに、そこはそれ、自然の成り行きのままに、成るもよし・成らぬもまた風情という堂々の人生(?)です。
そんなナンテンの心を知ってか知らずか、ときどきこの木に傘をかぶせたお宅を見かけます。マメだなあと感心したり、実がつき過ぎたら木が疲弊しそうと心配になったり、よそさまの庭を見て心を揺らしているのだから、なんとも面倒くさい男です。

<補注> 常緑と分類されるナンテンの紅葉については、けっこうしつこく取り上げました。(2020年2月12日

2008年のきょうマグワ> 2007年のきょうキンギンボク(ヒョウタンボク)> 2006年のきょうホオズキ> 2005年のきょうハアザミ(アカンサス)> 2004年のきょうナツツバキ

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6月10日(水) ハタザクラ

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ハタザクラの実生から盆栽ができたらいいな、という長大な夢があって、サクランボが稔らないものか、毎年チェックしていました。
ところが、いつも途中で消滅してしまいます。一つ二つが消えるならいざ知らず、ある日すべてかき消えてしまうのだから、きっと悪食の鳥軍団の仕業でしょう。
今年も危ないところでした。すでに食いちぎられかけた実(↓上段・右)もありました。偵察隊は来ていたようで、きょうあすにも軍団は飛来することでしょう。
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…で、鳥を出し抜いて5個だけ失敬してきました。左上の1個は鳥の仕業ではなく、はた衛門が試食したものです。一瞬の甘みのあとにくる苦さは、ほかの食用ではないサクラと同じです。播種の目的がなければ、熨斗をつけて鳥さんに進呈しましょう。
さっそく鉢に埋めておきました。実生だと親とは違う性質になりやすいと言いますし、そもそもうまく発芽するものかどうか、先の見えにくい遊びです。万々一、5個とも芽が出たりしたら、そのときはハタザクラオークションなどすることにいたしましょう。

<補注> 翌年、3個が芽吹きました。(2010年6月7日

2008年のきょうラミウム・マクラツム> 2007年のきょうオニノヤガラ> 2006年のきょうヨーロッパブドウ> 2005年のきょうシャグマユリ> 2004年のきょうタイサンボク

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6月9日(火) ニワウルシ(シンジュ)

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このニワウルシ(別名:シンジュ=神樹)はとても大きくなりやすい木で、前に取り上げた雌株もゆうに15mはありました。
その雌株の花を撮りたくて訪れたら、雌花はもう終わって結実していました。哀れなのは近くの雄株で、もう役に立つことはない花(青丸印)をまだ咲かせています。
きみまろズームの15倍でも花の詳細はわからないので、上の写真ではニワウルシの見分けの復習です。まず、奇数羽状複葉は先端の1枚(黄色印)がポイントです。互生という葉のつき方は、少葉を見るとかなり対生っぽいものがあって惑わされても、葉のつけ根(赤丸印)を見れば明らかです。また、小葉の元側にある1~2対の鋸歯(白丸印)はニワウルシに特有のものです。
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さて、雄花です。咲き残っている樹上のものはどうあがいても撮影できないので、落ちていたものを拾いました。かろうじて、5枚の花弁と10本の雄シベがわかります。
左側に横たわるのは花がついていた穂の軸で、3~4本が癒着した形です。花が終わると軸も役目は終わりらしく、樹下はこれらの残骸で賑やかでした。

<補注> 翌年、開花時の雌株と雄株を比べることができました。(2010年6月4日

2008年のきょうコアジサイ> 2007年のきょうノリウツギ> 2006年のきょうヨウシュイボタ> 2005年のきょうサルビア・グアラニチカ> 2004年のきょうネムノキ

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6月8日(月) ギンリョウソウ

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かなり気合いの入った一枚です。これを探して歩き回ること2時間、ようやく見つけたのが崖の途中で、長雨のあとの粘土質の急斜面にへばりついての撮影でした。
去年はほかの場所でたまたま見つけ、あまりのうれしさに舞い上がって、正面からの姿を撮りそびれたのでした。いわばリターンマッチですから、これぐらいの苦労はあってしかるべきでしょう。
さて、奮闘のあげくに拝んだそのお顔はというと、こりゃまた・こりゃまた、絶句です。世のなかには、美人・不美人という枠では語りきれないお人がいるもので、植物にもそういう別次元の尺度が必要だ…と、泥だらけになりながら考えたのでした。

<補注1> 必死に撮ったこのときの努力はいったいなんだったのだろうと思うほど、足下がギンリョウソウだらけという場所もありました。(2010年6月17日
<補注2> 土から出たばかりの様子を収録しました。(2024年5月30日

2008年のきょうアケボノフウロ> 2007年のきょうシロバナヤエウツギ> 2006年のきょうウラジロチチコグサ> 2005年のきょうモミジルコウ(ハゴロモルコウソウ)> 2004年のきょうナンキンハゼ

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6月7日(日) ナガバオモダカ

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雨上がりの池のほとりで白い花を見つけました。水面ではアメンボウがスーイスイ…。いかにものどかなひとときです。
光を透かした葉脈がきれいです。この葉は細長くて、ヘラオオバコのそれに似ていて、ふつうのオモダカとはまったく違う形です。
なんとまあ、これは外来種で繁殖力が強く、かなり危険視されている草でした。水槽栽培のために持ち込まれたようで、自分の水槽から持ち出すのはやめてほしいものです。アメンボウにとっては当面かかわりのないことでも、我々人間が自覚と責任を持たなければいけないことが数多くあります。

2008年のきょうマルバストラム> 2007年のきょうウツギ・マギシエン> 2006年のきょうタケニグサ> 2005年のきょうヒメシャラ> 2004年のきょうオオカナダモ

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6月6日(土) ナギ(雌株)

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きのう、雌雄異株についてのボヤキを述べたばかりなのに、きょうは逆にうれしいレポートです。泣いたり笑ったり、まるで情緒不安定で赤面してしまいます。
その笑みの素がこれで、ナギの雌花が結実して間もないシーンです。これが成熟して緑白色~紫に変わるところは、横浜の駅前で偶然に撮れています。
雌花を撮るには横浜まで通わなくてはいかんなあ、と思っていたのに、きょうの写真の雌株はかなり身近な場所で見つけたので、うれしさひとしおなのです。開花のタイミングには遅れてしまったので、来年の楽しみ(苦しみか?)ができました。

<補注1> 「来年の楽しみ」はじつに9年後に訪れました。(2018年5月1日
<補注2> 「豊穣の稔り」の木に遭遇しました。(2019年7月25日

2008年のきょうマルバダケブキ> 2007年のきょうシロバナサギゴケ(サギゴケ)> 2006年のきょうシモツケ> 2005年のきょうホタルブクロ> 2004年のきょうサンゴジュ

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番外編 : 掃除はすべての基本です

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仕事の相棒がデスクトップPCの絶不調を訴えるので、それがまだ使えているうちにということで1台組んだのがこないだのGWでした。コンパクトなメーカー製と比べて、箱の大きさに驚かれたもので、それもそのはず、他人のだと思うと、サイズをよく確かめもせずに発注し、大ミスでした。ひどい話です。
ただし、それ以外は絶好調で動いていて、まあ、PCは中身だから…などとうそぶいている始末で、さて今回はくだんの絶不調マシンの修理です。

開けてびっくり玉手箱。これはCPUクーラーのファンをはずしたところです。羽の裏も写しておけばよかったと後悔するくらいの汚れ方で、歯ブラシでコシコシ、掃除機でブンブン、これで2年半ですから、ホコリのしやすい場所のPCは要注意です。
このマシンの場合、物理的なお掃除だけでなくハードディスクのなかのお掃除も怠っていたのが不調原因だったようで、部品はそのままで電源を入れたら、なにごともなかったようにサクサクになりました。ものはついでと、メモリーを256MBから1GBに換装(4千円程度)しておいたので、引き取りにきたご本人も感動の復活劇でした。

そこで教訓! なにごとも掃除が基本です。仕事の能率があがります。ものごとの不具合も事前に発見できます。なにより、気持ちまできれいにします。
と、ご大層なことを言っておいてふと見るわが部屋の有様は…ハハ、大切なのはポイントです。ツボさえ押さえておけばダイジョーブ。ん、掃除にツボってありましたか。

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6月5日(金) イヌビワ

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ここのところ、帰宅して調べたらじつは雌雄異株で、撮ってきた写真ではその区別ポイントがはっきりしないという事態が続いていて、雌雄異株という単語に出くわすとゾッとするようになりました。このイヌビワも、まさか雌雄異株(雌性両全性異株)とは思わず、これを撮影するときには、「これが花です」とやれば、けっこうプロっぽいよね…などと浅はかなことを考えていたのです。
調べてみてガックリです。え、雌雄異株! どこがどう違うの? …結果、こんな写真では雌雄の区別はできないとわかりました。さらにガックリなのは、もし出直してこの花(というか膨らみ)を割っても、いまの時期は見分けがつかないらしいことです。
要は夏にこの膨らみ(花嚢・果嚢)が熟したら雌株、萎んだら雄株というのがわかりやすい判別方法のようです。以前、イチジクベンジャミンを掲載したとき、これらクワ科イチジク属の隠頭花序(いんとうかじょ)という性質には触れながら、この仲間が雌雄異株(一部、両性もあり)であることには気づいていませんでした。
しかも、なんと4年半も前にイヌビワの雌雄のことはコメントをお寄せいただいていたにもかかわらず忘れていたなんて、恥ずかし過ぎです。穴があったら入りたいどころか、イヌビワコバチになってこの花嚢に埋もれてしまいたい気持ちです。

2008年のきょうノハラワスレナグサ> 2007年のきょうセイヨウムラサキ> 2006年のきょうカラタネオガタマ> 2005年のきょうスイセンノウ> 2004年のきょうナツシロギク

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6月4日(木) ヤマアジサイ

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ふつうのガクアジサイよりは、どこかしら質素に見えます。花色のせいかと思うとさにあらずで、この花には赤っぽいものや青っぽいものもあるというのに、やはり全体の姿が慎ましやかに見えるのです。
原因はたぶん葉で、サイズがアジサイやガクアジサイよりひと周り小さめです。そして、表面にツヤがなく、ザラッとした感じです。鋸歯もはっきりして大きく、これらの要素が全体に素朴な感じを醸しているのです。
とは言いながら、これらは相対的な違いばかりです。「これ!」という決め手が欲しいものです。しかし世のなか、そんなに簡単には割り切れないことばかりです。

<補注1> 冬なお美しい姿を捉えました。(2010年12月11日
<補注2> ヤマアジサイの変種であるエゾアジサイ(別名:ムツアジサイ)を収録しました。(2014年6月15日
<補注3> 秋になり、両性花が結実しているのを見つけました。(2019年9月27日

2008年のきょうニンジン> 2007年のきょうムギワラギク> 2006年のきょうイイギリ> 2005年のきょうサルビア・ミクロフィラ(チェリーセージ)> 2004年のきょうアメリカノウゼンカズラ

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6月3日(水) クリ

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青空に映える花の景色幼いイガの姿は、それぞれいままで載せていても、そのニ態の間がポッカリ抜けていました。イガになる花=雌花の様子です。
あれだけ豪華についた花の全部が実になったら、世のなか、栗だらけになってしまうわけで、あの賑々しい花穂は雄の単機能しかないことがわかります。たしか、雌花はひそやかに穂の付け根にあったはず…、見つけました。
これだけワンサカと男性の愛情に包まれるとは、なんと幸せな雌花だろうと思うのは、たぶん男の勝手な思い込みでしょう。雌花さんは案外に、「あぁ~、鬱陶しい」なんてぼやいているのかもしれません。

<補注1> 柿の標準和名はカキノキなのに、栗はクリでいい(ノキつかず)なんて、ずいぶん不公平があるものです。おっと、桃もモモでした。
<補注2> クリの雌花(と雄花)をもう一度見つめ直しました。(2014年6月23日

2008年のきょうセンダイハギ> 2007年のきょうタチバナ> 2006年のきょうシロバナシラン> 2005年のきょうハナザクロ> 2004年のきょうカリフォルニアポピー

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6月2日(火) ワニグチソウ

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花がすっかり萎れたように見えます。ただ、雨後で情けなくなってはいても、この花はこういう筒型(壺型)なので、これ以上華やかな姿にはなりません。
あのアマドコロの仲間(ユリ科アマドコロ属)だと知れば、この花のやや愛想のない姿にも納得がいこうというものです。
もっとも、この写真の見どころは花よりもそれを守る苞です。いくらなんでもこれがワニの口かと早とちりしてはダメで、お寺の軒に下がる音具(鰐口)をイメージしないといけません。昔は寺社がいかに我々に身近だったかを思わせる名前です。

<補注> 花の内側を覗いてみました。(2010年5月27日

2008年のきょうセッコク> 2007年のきょうソヨゴ> 2006年のきょうオリーブ> 2005年のきょうヤマモモソウ(ハクチョウソウ、ガウラ)> 2004年のきょうユリノキ

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6月1日(月) ナツハゼ

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ナツハゼの花の再登場です。前回は写真がやや情緒的に過ぎたし、撮影場所のせいで時期が遅すぎました。
疎林のなかで背丈ほどに育つ木で、もう少しすると赤く色づく(名前のもと)葉もいまはこんなに青々です。両面が剛毛で覆われていて、とてもガサつきます。
スズランを赤く染めたような花はみんなうつむいていて、やや強引にその内側を覗かせてもらいました。

<補注> 花の内部に再トライしました。(2019年5月26日

2008年のきょうギンリョウソウ> 2007年のきょうムシトリナデシコ> 2006年のきょうユスラウメ> 2005年のきょうカルミア> 2004年のきょうソメイヨシノ

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