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6月30日(火) ボリジ

090630borage_b苦手なジャンルはあげるに事欠かないのですが、ハーブもそのなかの代表です。まだまだ知らない種類(だけれど、その世界では有名)がたくさんです。
これも今年初めて知った名前です。花をワインに浮かべて楽しめるそうで、どうもそういうテレテレの所作や知識には縁もゆかりもないお人です。
咲き始めはピンクの花が青紫に変化します。やたら毛深い茎や蕾を背景に、透けるような華奢な花びらがまるで別物のように輝いて、ちょっと変わった雰囲気です。

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6月29日(月) イブキトラノオ

090629ibukitoranoo_b写真(拡大可)の中央付近の花に止まった蜂と比べると、イヌタデにしては大きすぎることがわかります。かと言ってオオイヌタデのように花穂が撓(しな)うわけでもなく、さてこれはいったい…。
たしかにこれ、タデ科タデ属なのですが、実物を見た感じはとても豪華で、タデ類を連想する余地はほぼありませんでした。高原の斜面で、腰丈あたりで花穂が風に揺らぐさまは、桃源郷の入り口ではあるまいかと思わせる幸福感でいっぱいでした。

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6月28日(日) オオバオオヤマレンゲ

090628oobaooyamarenge_b厚手のがっしりした作りの葉を背景に、大振り(直径10㎝ほど)の純白の花が目立ちます。ちょうど手頃な斜面にあり、見上げるように撮れたので、2年前の別の場所での苦労が嘘のように、簡単に花の内部をとらえることができました。
濃い赤の雄シベがきれいです。濃い赤の…、濃い赤…、しまった! ここが赤いのはオオバオオヤマレンゲ(大陸から渡来)ですか。在来のオオヤマレンゲはここが黄色いんですね。…というわけで、2年前の記事の間違いを発見してしまいました。お詫びの上、過去の記事タイトルを訂正させていただきます。

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6月27日(土) ムラサキセンダイハギ

090627murasakisendaihagi萩という名前のくせに、秋でもなく初夏に、紫ではなく黄色い花を見つけて戸惑ったのがセンダイハギでした。
その「変な奴」が改心して花を紫に染めて出直してきたかと思ったら、これは名前こそ千代萩のバリエーション然としていますが、まるっきりの別種(属違い)でした。
さてそうは言われても、両者の違いがわかりません。茎や葉の構造を比べ、花のつき方を見ても、花色以外はどうにも同じく見えるばかりです。素人遊びの限界というか悲しさを知るのはこういうときですが、とりあえずは名前だけ覚えておくことにします。

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6月26日(金) シコタンソウ

090626sikotansou1_b白い花がつぶれて(飛んで)しまっていた3年前の写真(きのう掲載のナツユキカズラ)のあとは、名誉回復のために現在の腕をご披露しましょう。
…と偉そうに言っても、本当はいまだにそのときの光線頼りです。直径1㎝少々の小さな白い花も、運さえあれば、細部が一応わかるように写るときもあります。
090626sikotansou2_bシコタンは例の北方四島の色丹です。現地視察に行ってきました…という真っ赤な嘘をつくと、この真っ白な花に申し訳がたちません。梅雨の盛りの本州でも、やや涼しめの山の上ならこういう景色を楽しませてもらうことができました。

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6月25日(木) ナツユキカズラ

090625natuyukikazura_b3年前の今ごろ、伊丹空港の屋上で撮った写真です。先代のカメラとヘナチョコ腕の組み合わせでは、花の白が飛んでしまうわ、始終吹きまくる風のせいで花も葉もすぐにブレてしまうわ、おまけにあんな場所にもかかわらず名札はないわで、憎たらしい想い出を残したまま、ずっとお蔵入りしていた一枚です。
それが最近になって、なにかの関連で正体が判明し、出番を待っていました。大陸からの到来物というわりには日本の蒸し暑さやジメジメにもめげず、夏の間、ずっと咲き続けていた丈夫な木です。

<補注> その後、関東の地でも元気に育っている様子を、9月の中旬下旬の二度、レポートしました。(2012年9月13日)

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6月24日(水) レッドロビン

090624redrobin木々の若葉は、ふつう新緑と称しますが、若葉のうちは真っ赤というこんな木々のことは新紅と呼ばなきゃいかんか、と一人で悩んでおります。
などという詰まらぬ話よりも悩ましかったのはこのレッドロビンの扱い(自分のなか)で、長いこと、カナメモチの1品種だろうと思って、あえて無視してきたのです。つまり、このところハマッていた「品種・変種・亜種」の類だろうと勝手に思っていたわけです。
ところが、ちゃんと調べたら、レッドロビンとはカナメモチとオオカナメモチの種間雑種で、独立した種であることがわかりました。わかってみると面白いもので、葉の長さが両親のちょうど真んなかです。計測してみると、おおむね10㎝はあって、それがわかってからレッドロビンの生け垣などを見ると、在来のカナメモチのそれよりはかなりたっぷりした眺めと思えるようになりました。
090624kanamemotiこちら(↑)が在来のカナメモチで、比べる目ができたら、葉も小さいし、枝の構成も締まっていることに気づきました。葉の長さは6~8㎝が主流です。
090624ookanamemotiそしてこちら(↑)は春に豪華な花を見せてくれたオオカナメモチで、「お父さ~ん」という風情の立派な葉(15㎝)です。先端の方が広い形も、他の二つと違います。
レッドロビンに対する長い間の不義理を心で詫びながら、きょうは両親に付き添われた写真3枚セットでの初登場といたしました。

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6月23日(火) エーデルワイス

090623edelweiss_bエーデルワイスと聞いてこの姿を想う人よりは、あのジュリー・アンドリュースの歌声を脳裏に蘇らせる人の方が圧倒的に多いような気がします。いやいや、ご愛顧のパン屋さんのことかと思う人が、もしかしたら一番多かったりして…。
雪を被ったように見える花(本当の花は中心部だけで、花びらに見えるのはじつは苞葉)がエーデルワイスの特徴で、日本産の仲間は薄雪草と呼ばれます。
もしスイスの山の上でこれを見たなら、きっと素直に「美し~い」と思ったことでしょう。残念ながら、暑苦しい日本で栽培品を写すしかなかったワタシは、「なにやらチチコグサみたい」とヒガミっぽいことを思いながらシャッターを押したのでした。

2008年のきょうオオバナウツボグサ> 2007年のきょうホザキシモツケ> 2006年のきょうシュッコンカスミソウ> 2005年のきょうキョウチクトウ> 2004年のきょうヨウシュヤマゴボウ

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6月22日(月) シチダンカ

090622sitidanka_bあちこちの庭先で賑やかに咲く「墨田の花火」と間違えそうですが、この実物はなんとも質素で小さく、花は親指の先ほどです。さらに装飾花に囲まれた両性花が、咲く前に黒変して落ちるという不思議な性質も、ほかのアジサイ類との大きな違いです。
写真右上にボケて写っているのが黒くなる前の両性花と開く前の装飾花、そして中央が開いた装飾花と黒く萎縮した両性花の痕跡です。装飾花はこれから青紫に色づくはずですが、山の上だったので少し時期が早すぎました。

さて、このところ知ったかぶりに「種とその下」レベルでその植物の名をどう表記するか考えてきましたが、早くもつまずきました。このシチダンカ、例の論法でいけばヤマアジサイ(Hydrangea serrata)の品種(f. prolifera)となるのですが、七段花は七段花であって、これをヤマアジサイとする方が無理無体というものです。
というわけで、窮屈だった自主ルールとは笑ってサヨナラして、素人は素人らしく、自分が呼びたいように呼んでいくことにいたします。どうもお騒がせいたしました。

2008年のきょうメグスリノキ> 2007年のきょうキキョウソウ> 2006年のきょうゴウダソウ> 2005年のきょうスカシユリ> 2004年のきょうヤマモモ

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6月21日(日) コアジサイ

090621koajisai1_bきのうの「渦」はアジサイの「種の下レベル」でしたが、こちらコアジサイはれっきとした種(Species)です。アジサイ類につきものの装飾花が皆無で、小さな花びらから飛び出した雄シベの白い葯が目立ちます。
去年も掲載していますが、今回は花のつくりを詳しく写すことができたので、同じ時期に再登場させました。
090621koajisai2_b接近すれば派手に見えた花も、じつは全体の塊で5~6cmしかありません。鋸歯だけやたら堂々とした葉も、その長さは7~8cmとかわいいサイズです。
株の大きさも、ふつうの紫陽花よりはひとまわり小振りです。花・葉・株のどれもが小型なので、見れば見るほど、そのシンプルな名に納得してしまいます。

2008年のきょうクリンソウ> 2007年のきょうイトバハルシャギク> 2006年のきょうツキヌキニンドウ> 2005年のきょうアンズ> 2004年のきょうハンゲショウ

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6月20日(土) アジサイ(渦紫陽花)

090620uzuajisai_b雨の季節の花なのに、こんなふうに受け皿状では都合が悪くあるまいかと心配してしまう花びら(おっと、正確には萼でした)です。
一般にはウズアジサイとかオタフクアジサイなどと呼び分けます。しかし、学名を見るとアジサイを示すHydrangea macrophyllaのあとに「cv. Uzuazisai」または「’Uzuazisai’」と続くので、園芸品種(=種の下レベル)であることがわかります。先日の紅山法師では、「品種・変種・亜種」の3つに触れましたが、きょうはそれに追加です。
などなど、余計な心配をしたり細かいことを気にすると、この季節がさらに鬱陶しくなります。素直な気持ちで、かわいいね・きれいだね!と眺めることにします。

2008年のきょうササユリ> 2007年のきょうクロバナフウロ> 2006年のきょうマリアアザミ> 2005年のきょうムラサキシキブ> 2004年のきょうアガパンサス

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6月19日(金) エゾヘビイチゴ(ワイルドストロベリー)

090619wildstrawberry_bこれが畑で撮影したものならふつうの苺(オランダイチゴ系)でしょうが、ハーブを寄せ植えした花壇にあってワイルドストロベリーという名札がついていました。
名前を知ったあとで見るせいか、「苺」部分はやや素っ気なく、葉は異様にゴワついています。そんな風体ですが、野原のヘビイチゴと違い、お味はちゃんと苺でした。
ただ、これの用途は実よりも葉のよう(鎮静効果あり)だし、幸運を呼ぶという言い伝えもあるそうです。和名(エゾヘビイチゴ)ではそんな効能が微塵も感じられないので、個人的にはハーブ名(ワイルドストロベリー)で覚えることにしました。

2008年のきょうミヤマウグイスカグラ> 2007年のきょうイチヤクソウ> 2006年のきょうサクラ(染井吉野)> 2005年のきょうコムラサキ> 2004年のきょうコムラサキ

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6月18日(木) クロバナロウバイ

090618kurobanaroubai_bこれがロウバイとは、狼狽してしまうではないか…、とオヤジ度100%全開です。しかし、これを見て狼狽するのは自分だけではないと思うのです。ちなみに、本来のロウバイは言うまでもなく花びらが黄色で、うつむいて咲き、その時期は真冬です。
だから、「いったいどこがロウバイよ」といぶかしく近寄ると、甘い香りが漂います。早めに稔った実も、けっこうロウバイっぽい形です。葉もたしかに似た感じです。
というわけで、「ぜんぜん違うのに、どこか似ている」というおかしな木です。なんと言っても、この硬くて赤黒い花は不思議度200%です。ロウバイと並べて植えたらいいと考えてしまいますが、今までそんなケースを見なかったのは不思議度150%です。

2008年のきょうイワタバコ> 2007年のきょうニッコウキスゲ> 2006年のきょうベニバナ> 2005年のきょうマツバギク> 2004年のきょうサルスベリ

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6月17日(水) ギンバイカ(マートル)

090617ginbaika_bきのうの「梅」花ウツギにはいささか不満でしたが、きょうの梅花はかなり「らしく」見えます。ただしそれは花単体を見たときのことで、この厚手の葉や、大空に手を広げたようなせいせいとした枝振りからは、梅の雰囲気は欠片も感じられません。
フトモモ科ですから、あのフェイジョアと近縁で、そういう目で見れば、梅で納得しかけた花もちょいとバタ臭く思えてくるから、人間の感覚とはいい加減なものです。
3mはある大きな木で、日当たりのいい天辺は満開状態でも、手の届くあたりはまだ蕾が目立ちました。その蕾のまん丸プックリの形がとてもチャーミングです。

<補注> 秋に実をつけた姿はこちらです。

2008年のきょうアゼナルコスゲ> 2007年のきょうワラビ> 2006年のきょうローズゼラニウム> 2005年のきょうカツラ> 2004年のきょうシロタエギク

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6月16日(火) バイカウツギ

090616baikautugi_bバイカとは、倍加でも売価でもなく、梅の花のことです。自分の目には、この花が梅のそれとは映りにくい(梅の5弁に対して4弁しかないし…)のですが、さりとてほかの何と言うこともできず、仕方ないので先人の見立てに従うことにします。
雄シベがもっとハッキリ黄色のものもあり、それだと少し梅っぽいかもしれません。花弁が八重のものもありますが、それだと多少大振りのウツギにしか見えません。
さらにこだわりますが、樹形も梅とはまったく違って株立ちです。そして、自らの花の重みで枝がしなうので、庭木としてはまとめにくそうです。胸の丈ほどで垣根のような扱いにするのに向いています。

<補注> 上記のような枝振りになるわけがわかりました。(2014年5月18日

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6月15日(月) ヤマブキショウマ

090615yamabukisyouma_mb名前のとおり、葉は山吹に似ているけれど、トリアシショウマのそれにも似ていて(というか、どちらも2回3出複葉)、見分けは困難です。
さて、ではどうするかと言うと、雄シベが20本あるのが山吹升麻で、鳥足は10本だそうで、要は雄花の派手さが頼りのよう(ほかに雌シベの数も違う)です。
090615yamabukisyouma_fbところが、この山吹升麻はやや派手さが不足の株もあります。山吹と鳥足が混在しているのかと焦りましたが、そうではなくてこちらは雌株かもしれません。
…と情けない解説になってしまうのは、山吹升麻が雌雄異株であることは帰宅後の調べでわかったからです。今回の写真ではどうにも情報不足なことは明らかなので、夏にこの株がうまく結実したらおなぐさみです。

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番外編 : この色合いはなに?

Bruna_colorこの配色から連想するのはなに? 少し前、ディック・ブルーナの企画展があって、これはそこで配られた折り紙を切り貼ってみたものです。
彼は自分の絵本(うさこちゃんなど)ではこの6色しか使わないのだそうです。だから、この6色を並べたらあの絵本が思い浮かぶかと思ったら、あいにく自分はさっぱりその気分になりません。ブルーナらしさはたしかに色もあるけれど、あの、ゆるやかでくっきりした描線もまた大きな要素であることを再認識です。
Bentoubako子供たちが小さかったころ、このキャラは「うさこちゃん」で、耳の先もとんがっていました。今は「ミッフィー」の名前の方がメジャーみたいだし、耳の先も丸くなりました。
しかし、幼稚園へ持って行くお弁当箱はアルミ製だったのでした。おかげで四半世紀のときを経ても使用可能状態ですが、この小ささってかなり感動ものです。

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6月14日(日) ジョウリョクヤマボウシ

090614hongkongensis1_bお仕舞いモードだった紅山法師(きのう掲載)と違い、こちらは今が花盛りの常緑山法師です。ふつうの山法師より飛び抜けて花つきが良く、高さが4mほどあるこの木がクリーム色に覆われている姿にはちょっと息をのみました。(補注参照)
これが真っ白だったら、さらにきれいかと惜しくなります。ただし、咲き始めがクリーム色でだんだんに白く褪色するので、見ようによっては単純な白よりも重層的な色合いが楽しめるというメリットもあります。
090614hongkongensis2_b名前どおり、葉が四季を通じて緑であることは前に記録しています。紛れもなくふつうのヤマボウシの仲間(同科同属)なのですが、葉が常緑ということだけでなく、その形もずいぶん違います。
さて、きのうの紅山法師ではタイトルに「ベニ」をつけない説明をクドクドしましたが、きょうはそれがいりません。ふつうのヤマボウシ(Benthamidia japonica)と対等に、こちらも別の種(B. hongkongensis)なので、タイトルもしっかりフルネームです。

<補注> この記事で「花」としているのは総苞片のことであり、本当の花の構造はこちらで取り上げました。(2015年6月24日)

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6月13日(土) ヤマボウシ(紅山法師)

090613yamabousi_b梅雨に入って、花はそろそろお仕舞いモードではあるものの、ピンクの山法師はこれまで取り上げていなかったので掲載しておくことにします。
紅山法師、あるいは紅花山法師と呼ぶようですが、学名を調べると「f. rosea」とある(f.=forma:品種)ので、きょうのタイトルはヤマボウシで済ませておくことにします。この辺の判断(独立した種と、種の下レベルの関係)が素人には手に余るところです。
このブログを始めて1年したころに、「一風変わった」奴と紹介したヤマボウシも、どうやらシナヤマボウシであったかと今は思っています。このシナヤマボウシの学名の後ろには「var.chinensis」とついていて、これはvar. =varietas:変種ということになります。
品種と変種…、「ひ」と「ヘ」が違うだけじゃないか、と腹立たしくなります。もっとも、種の下レベルには品種と変種のほかに亜種(ssp.=subspecies)というのもあって、こういう厳密な世界には「あ」然としてしまいます。

<方針変更の弁> キャベツ がBrassica oleracea L.var.capitata L.で、ブロッコリー がBrassica oleracea L.var.italica Plenckで、ハボタンがBrassica oleracea var.acephala DC.だという解説を見つけました。もしvar.以下を無視すると、キャベツとブロッコリーとハボタンが全部同じものになってしまいます。
紅山法師のときは、どうも「ええーい、面倒だ」と思った節がありますが、やはりキャベツとブロッコリーが一緒ではまずいので、亜種・変種・品種ものは別扱いすることに方針変更します。(2010年9月18日)

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6月12日(金) ニワナナカマド(チンシバイ)

090612niwananakamado_bのびやかに大きな花穂が密な花つきで構成されていて、おまけに雄シベが賑わいを演出してくれます。単純な色合いの割に華やかさのある庭木です。
名前のもとになった七竈:ナナカマドとは、花も葉も、わりとよく似ています。ただし、すっくと大きく育つ本家に対し、こちらは株立ちでまとまりやすく、その意味で「庭」という冠はなかなか適切なものに思えます。(珍至梅:チンシバイという別名もあり)
これでもし実も真っ赤になったら完璧に七竈そっくりと思うのに、考えたらニワナナカマドの実が色づくのを見たことがありません。さて、また課題がひとつできました。

<補注> 残念ながら、ニワナナカマドの実はほとんど鑑賞価値がない姿でした。(2009年10月30日)

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6月11日(木) ナンテン

090611nanten_b冬にはあんなに美しい実になるのに、その花はいかにも無愛想です。
雨にあたると受粉が妨げられ、実のつきが悪くなるといいます。梅雨の時期に咲く花としては、自己防衛の仕掛けがあってよさそうなものなのに、そこはそれ、自然の成り行きのままに、成るもよし・成らぬもまた風情という堂々の人生(?)です。
そんなナンテンの心を知ってか知らずか、ときどきこの木に傘をかぶせたお宅を見かけます。マメだなあと感心したり、実がつき過ぎたら木が疲弊しそうと心配になったり、よそさまの庭を見て心を揺らしているのだから、なんともお節介なお人です。

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6月10日(水) ハタザクラ(実)

090610hatazakura_bハタザクラの実生から盆栽ができたらいいな、という長大な夢がありまして、サクランボが稔るのを毎年チェックしていました。
ところが、いつも途中で消滅してしまいます。一つ二つが消えるならいざ知らず、ある日すべてかき消えてしまうのだから、きっと悪食の鳥軍団の仕業でしょう。
今年も危ないところでした。すでに食いちぎられた実(皿の中、右上)もありました。偵察隊は来ていたようで、きょうあすにも軍団は飛来することでしょう。
090610hatatane_b…で、鳥を出し抜いて5個だけ失敬してきました。左上の1個は鳥の仕業ではなく、はた衛門が試食したものです。一瞬の甘みのあとにくる苦さは、ほかの食用でないサクラと同じです。播種の目的がなければ、熨斗をつけて鳥さんに進呈しましょう。
さっそく播いておきました。実生だと親とは違う性質になりやすいと言いますし、そもそもうまく発芽するものかどうか、先の見えにくい遊びです。万々一、5個とも芽が出たりしたら、そのときはハタザクラオークションなどすることにいたしましょう。

<補注> 翌年、3個が芽吹いたレポートはこちらです。

2008年のきょうラミウム・マクラツム> 2007年のきょうオニノヤガラ> 2006年のきょうブドウ(ヨーロッパブドウ)> 2005年のきょうシャグマユリ> 2004年のきょうタイサンボク

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6月9日(火) ニワウルシ(シンジュ、雄株)

090609niwaurusim1_2bこのニワウルシ(別名:神樹=シンジュ)はとても大きくなりやすい木で、前に取り上げた雌株もゆうに15mはありました。
その雌株の花を撮りたくて訪れたら、雌花はもう終わって結実していました。かわいそうなのは近くの雄株で、もう役に立つことはない花(青丸印)をまだ咲かせています。
きみまろズームの15倍でも花の詳細はわからないので、この写真ではニワウルシの見分けの復習です。まず、奇数羽状複葉は先端の1枚(黄色印)がポイントです。互生という葉のつき方は、少葉を見るとかなり対生っぽいものもあって惑わされますが、葉のつけ根(赤丸印)を見れば明らかです。また、小葉の元側にある1~2対の鋸歯(白丸印)はニワウルシに特有のものです。
090609niwaurusim2_2bさて、雄花です。咲き残っている樹上のものは、どうあがいても撮影できないので、落ちていたものを拾いました。かろうじて、5枚の花弁と10本の雄シベがわかります。
左側に横たわるのは花がついていた穂の軸で、3~4本が癒着した形です。花が終わると軸も役目は終わりらしく、樹下はこれらの残骸で賑やかでした。

2008年のきょうコアジサイ> 2007年のきょうノリウツギ> 2006年のきょうプリベット> 2005年のきょうサルビア・グアラニチカ> 2004年のきょうネムノキ

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6月8日(月) ギンリョウソウ

090608ginryousou_bかなり気合いの入った一枚です。これを探して歩き回ること2時間、ようやく見つけたのが崖の途中で、長雨のあとの粘土質の急斜面にへばりついての撮影でした。
去年はほかの場所でたまたま見つけ、あまりのうれしさに舞い上がって、正面からの姿を撮りそびれたのでした。いわばリターンマッチですから、これぐらいの代償は伴ってしかるべきでしょう。
さて、苦労のあげくに拝んだそのお顔はというと、こりゃまた、こりゃまた、絶句です。世のなかには、美人・不美人という枠では語りきれない女性がいるものですが、植物にもそういう別次元の尺度が必要だ…と、泥だらけになりながら考えたのでした。

<補注> 必死に撮ったこのときの努力はいったいなんだったのだろうと思うほど、足下がギンリョウソウだらけという場所もありました。(2010年6月17日

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6月7日(日) ナガバオモダカ

090607nagabaomodaka雨上がりの池のほとりで白い花を見つけました。水面ではアメンボウがスーイスイ…。いかにものどかなひとときです。
光を透かした葉脈がきれいです。この葉は細長いスプーン型で、ヘラオオバコのそれに似ていて、ふつうのオモダカとはまったく違う形態です。
なんとまあ、これは外来種で繁殖力が強く、かなり危険視されている草でした。水槽栽培のために持ち込まれたようですが、自分の水槽から持ち出すのは厳禁です。アメンボウにとっては当面かかわりのないことでも、我々人間が自覚と責任を持たなければいけないことが数多くあります。

2008年のきょうマルバストラム> 2007年のきょうウツギ・マギシエン> 2006年のきょうタケニグサ> 2005年のきょうヒメシャラ> 2004年のきょうオオカナダモ

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番外編 : 掃除はすべての基本です

090606sotec仕事の相棒がデスクトップPCの絶不調を訴えるので、それがまだ使えているうちにということで1台組んだのがこないだのGWでした。コンパクトなメーカー製と比べて、箱の大きさに驚かれたのですが、それもそのはず、他人のだと思うと、サイズをよく確かめもせずに発注し、大ミスでした。ひどい話です。
ただし、それ以外は絶好調で動いていて、まあ、PCは中身だから…などとうそぶいているのですが、さて今回はくだんの絶不調マシンの修理です。
開けてびっくり玉手箱。これはCPUクーラーのファンをはずしたところですが、羽の裏も写しておけばよかったと後悔するくらいの汚れ方。歯ブラシでコシコシ、掃除機でブンブン、これで2年半ですから、ホコリのしやすい場所のPCは要注意です。
このマシンの場合、物理的なお掃除だけでなくハードディスクのなかのお掃除も怠っていたのが不調原因だったようで、部品はそのままで再インストールしたら、何ごともなかったようにサクサクになりました。ものはついでと、メモリーを256MBから1GBに換装(4千円程度)しておいたので、引き取りにきたご本人も感動の復活劇でした。
そこで教訓! 何ごとも掃除が基本です。仕事の能率があがります。ものごとの不具合も事前に発見できます。なにより、気持ちまできれいにします。
と、ご大層なことを言っておいてふと見るわが部屋の有様。ハハ、大切なのはポイントです。ツボさえ押さえておけばダイジョーブ。。。ん、掃除のツボって??

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6月6日(土) ナギ(雌株)

090606nagi_bきのう、雌雄異株についてのボヤキを述べたばかりなのに、きょうは逆にうれしい報告です。泣いたり笑ったり、まるで情緒不安定で赤面してしまいます。
さて、その笑みの素がこれで、ナギの雌花が結実して間もないシーンです。これが成熟して緑白色~紫に変わるところは、横浜の駅前で偶然に撮れています。
雌花を撮るには横浜まで通わなくてはいかんなあ、と思っていたのに、きょうの写真の雌株はかなり身近な場所で見つけたので、うれしさひとしおなのです。開花のタイミングには遅れてしまいましたが、来年の楽しみ(苦しみか?)ができました。

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6月5日(金) イヌビワ

090605inubiwa_bここのところ、帰宅して調べたらじつは雌雄異株で、撮ってきた写真ではその区別ポイントがはっきりしないという事態が続いていて、雌雄異株という単語に出くわすとゾッとするようになりました。このイヌビワも、まさか雌雄異株(雌性両全性異株)とは思わず、これを撮影するときには、「これが花です」とやれば、けっこうプロっぽいよね…などと浅はかなことを考えていたのです。
調べてみてガックリです。え、雌雄異株! どこがどう違うの? …結果、こんな写真では雌雄の区別はできないことがわかりました。さらにガックリなのは、もし出直してこの花(というかふくらみ)を割っても、今の時期は見分けがつかないらしいことです。
要は夏にこのふくらみ(花嚢・果嚢)が熟したら雌株、萎んだら雄株というのがわかりやすい判別方法のようです。以前、イチジクベンジャミンを掲載したとき、これらクワ科イチジク属の隠頭花序(いんとうかじょ)という性質には触れながら、この仲間が雌雄異株(一部、両性もあり)であることには気づいていませんでした。
しかも、なんと4年半も前にイヌビワの雌雄のことはコメントをお寄せいただいていたにもかかわらず忘れていたなんて、恥ずかし過ぎです。穴があったら入りたいどころか、イヌビワコバチになってこの花嚢に埋もれてしまいたい気持ちです。

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6月4日(木) ヤマアジサイ

090604yamaajisai_bふつうのガクアジサイよりは、どこかしら質素に見えます。花色のせいかと思うとさにあらずで、この花には赤っぽいものや青っぽいものもあるのですが、やはり全体の姿が慎ましやかに見えるのです。
原因はたぶん葉で、サイズがアジサイやガクアジサイよりひと周り小さめです。そして、表面にツヤがなく、ザラッとした感じです。鋸歯もはっきりして大きく、これらの要素が全体に素朴な感じをかもしているのです。
とは言いながら、これらは相対的な違いばかりです。「これ!」という決め手が欲しいものですが、世のなか、そんなに簡単には割り切れないことばかりです。

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6月3日(水) クリ(雌花)

090603kuri_b青空に映える花の景色幼いイガの姿は、それぞれ今まで載せていても、そのニ態の間がポッカリ抜けていました。イガになる花=雌花の様子です。
あれだけ豪華についた花の全部が実になったら、世のなか、栗だらけになってしまうわけで、あの賑々しい花穂は雄の単機能しかないことがわかります。たしか、雌花はひそやかに穂の付け根にあったはず…、見つけました。
これだけワンサカと男性の愛情に包まれるとは、なんと幸せな雌花だろうと思うのは、たぶん男の勝手な思い込みでしょう。雌花さんは案外に、「あ~、鬱陶しい」なんてぼやいているのかもしれません。

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6月2日(火) ワニグチソウ

090602wanigutisou_b花がすっかり萎んでしまったように見えます。実際に雨後で情けなくはなっていますが、この花はこういう筒型(壺型)なので、これ以上華やかな姿にはなりません。
あのアマドコロの仲間(ユリ科アマドコロ属)だと知れば、この花のつれない姿にも納得がいこうというものです。(開花時の写真はこちら
もっとも、こちらの見どころは花よりもそれを守る苞です。いくらなんでもこれがワニの口かと早とちりしてはダメで、お寺の軒に下がる音具(鰐口)をイメージしないといけません。昔は寺社がいかに我々に身近だったかを思わせる名前です。

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6月1日(月) ナツハゼ

090601natuhaze_bナツハゼの花の再登場です。前回は写真がやや情緒的に過ぎたし、撮影場所のせいで時期が遅すぎました。
疎林のなかで背丈ほどに育つ木で、もう少しすると赤く色づく(名前のもと)葉も、今はこんなに青々です。両面が剛毛で覆われていて、とてもガサつきます。
鈴蘭を赤く染めたような花はみんなうつむいていて、やや強引になかを覗かせてもらうことにしました。

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