6月9日(火) ニワウルシ(シンジュ)
このニワウルシ(別名:シンジュ=神樹)はとても大きくなりやすい木で、前に取り上げた雌株もゆうに15mはありました。
その雌株の花を撮りたくて訪れたら、雌花はもう終わって結実していました。哀れなのは近くの雄株で、もう役に立つことはない花(青丸印)をまだ咲かせています。
きみまろズームの15倍でも花の詳細はわからないので、上の写真ではニワウルシの見分けの復習です。まず、奇数羽状複葉は先端の1枚(黄色印)がポイントです。互生という葉のつき方は、少葉を見るとかなり対生っぽいものがあって惑わされても、葉のつけ根(赤丸印)を見れば明らかです。また、小葉の元側にある1~2対の鋸歯(白丸印)はニワウルシに特有のものです。
さて、雄花です。咲き残っている樹上のものはどうあがいても撮影できないので、落ちていたものを拾いました。かろうじて、5枚の花弁と10本の雄シベがわかります。
左側に横たわるのは花がついていた穂の軸で、3~4本が癒着した形です。花が終わると軸も役目は終わりらしく、樹下はこれらの残骸で賑やかでした。
その雌株の花を撮りたくて訪れたら、雌花はもう終わって結実していました。哀れなのは近くの雄株で、もう役に立つことはない花(青丸印)をまだ咲かせています。
きみまろズームの15倍でも花の詳細はわからないので、上の写真ではニワウルシの見分けの復習です。まず、奇数羽状複葉は先端の1枚(黄色印)がポイントです。互生という葉のつき方は、少葉を見るとかなり対生っぽいものがあって惑わされても、葉のつけ根(赤丸印)を見れば明らかです。また、小葉の元側にある1~2対の鋸歯(白丸印)はニワウルシに特有のものです。
さて、雄花です。咲き残っている樹上のものはどうあがいても撮影できないので、落ちていたものを拾いました。かろうじて、5枚の花弁と10本の雄シベがわかります。
左側に横たわるのは花がついていた穂の軸で、3~4本が癒着した形です。花が終わると軸も役目は終わりらしく、樹下はこれらの残骸で賑やかでした。
<補注> 翌年、開花時の雌株と雄株を比べることができました。(2010年6月4日)
2008年のきょう<コアジサイ> 2007年のきょう<ノリウツギ> 2006年のきょう<ヨウシュイボタ> 2005年のきょう<サルビア・グアラニチカ> 2004年のきょう<ネムノキ>
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コメント
いつもあなたの草木365を楽しみに拝見しています。それに写真がとて美しいので楽しみにしています。今からも頑張って美しい写真とコメント楽しみにしています。
投稿: たくあん | 2009-06-17 11:26
たくあんさんへ:
うれしいお声をありがとうございます。
これからもよろしくお願いいたします。
投稿: はた衛門 | 2009-06-18 05:35