6月8日(月) ギンリョウソウ
かなり気合いの入った一枚です。これを探して歩き回ること2時間、ようやく見つけたのが崖の途中で、長雨のあとの粘土質の急斜面にへばりついての撮影でした。
去年はほかの場所でたまたま見つけ、あまりのうれしさに舞い上がって、正面からの姿を撮りそびれたのでした。いわばリターンマッチですから、これぐらいの苦労はあってしかるべきでしょう。
さて、奮闘のあげくに拝んだそのお顔はというと、こりゃまた・こりゃまた、絶句です。世のなかには、美人・不美人という枠では語りきれないお人がいるもので、植物にもそういう別次元の尺度が必要だ…と、泥だらけになりながら考えたのでした。
去年はほかの場所でたまたま見つけ、あまりのうれしさに舞い上がって、正面からの姿を撮りそびれたのでした。いわばリターンマッチですから、これぐらいの苦労はあってしかるべきでしょう。
さて、奮闘のあげくに拝んだそのお顔はというと、こりゃまた・こりゃまた、絶句です。世のなかには、美人・不美人という枠では語りきれないお人がいるもので、植物にもそういう別次元の尺度が必要だ…と、泥だらけになりながら考えたのでした。
<補注1> 必死に撮ったこのときの努力はいったいなんだったのだろうと思うほど、足下がギンリョウソウだらけという場所もありました。(2010年6月17日)
<補注2> 土から出たばかりの様子を収録しました。(2024年5月30日)
2008年のきょう<アケボノフウロ> 2007年のきょう<シロバナヤエウツギ> 2006年のきょう<ウラジロチチコグサ> 2005年のきょう<モミジルコウ(ハゴロモルコウソウ)> 2004年のきょう<ナンキンハゼ>
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コメント
おお、もう1年経ったんですねぇ。
今年は確かに正面ですね。
いつ会えるやら・・・
投稿: ryoi | 2009-06-08 10:07
ついに見つけ!ギンリョウソウ というのですね。
この画像で、夫が撮った植物の名前が1つ判明しました。ありがとうございます。
手元にあるのは手ぶれした画像なのですが、実物はとてもきれいなのだときいていました。
茸だと思っていました。
投稿: 杏まま | 2009-06-08 10:48
すっごい驚いてコメントしました
去年のも見せていただいて、いったいこれは
何者なんでしょうか
こういうのを見ると地球も未知なる惑星だわっと
感じ入っております
ポケモンのカード遊びが世界中の子供たちに
人気らしいですが
モンスターキャラに仲間入り出来そうですね
その際、ご紹介のパテントギャラお取りになっては
どうでしょう
投稿: pave | 2009-06-08 14:33
ryoiさんへ:
ハイ、早いですね~、1年、、、という老人もどきの話題はやめといて、
やりましたよ! 写真のデキはさておいて、まずは宿願達成です。
杏ままさんへ:
おやまあ、ご主人、こんな大物をいったいどこで?
まさか市内じゃないですよね。
もし近くだったら、そっと教えてくださいまし(かなり稀少種になってます)。
茸に見えますよね~。別名で幽霊茸(ユウレイタケ)というくらいです。
paveさんへ:
モンキャラですかァ。たしかにねえ。
これは庭造りには、たぶんゼッタイ、登場しませんよね(笑)。
ただし、梨木香歩の「西の魔女が死んだ」に登場していて、
ちょいとびっくりさせられましたけど。
投稿: はた衛門 | 2009-06-09 07:59
はた衛門さん
はい、市内でも隣接の市でもなく、東北地方でした。
近ければ私も見たいくらいです。
「西の魔女が死んだ」に出てきたのもこれだったのですね。本は読みましたが気がつきませんでした。
投稿: 杏まま | 2009-06-09 20:04
杏ままさんへ:
うーん、ホッとしたような残念だったような(近くでなくて)…。
梨木香歩ってかなり草木オタクらしく、
作品にはいろんな植物が登場して、面白いですね。
投稿: はた衛門 | 2009-06-10 06:27
はじめまして sachiと申します。
飛孤爺さまの所から やってまいりました。
もう暫く前から拝見していたのですが、
なかなかコメントする勇気がなく・・・
今回このギンリョウソウを見て思わず書き込みです。
自分は去年初めて遭遇したのですが、
この世のものとは思えん(失礼な(笑))と絶句。
今年はまだ会ってないのですが、再会したいものです。
今後とも宜しくお願いします。
投稿: sachi | 2009-06-10 17:37
sachiさんへ:
ご愛読と今回のコメント、ありがとうございます。
こういう、いわゆる「らしくない」植物って惹かれますよね。
投稿: はた衛門 | 2009-06-11 06:13