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6月24日(水) レッドロビン(とその両親)

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木々の若葉はふつう「新緑」と称するのに、若葉が真っ赤というこんな木々のことは「新紅」と呼ばなきゃいかんか…と一人で悩んでいます。
などという話よりも悩ましかったのはこのレッドロビンの扱い(自分のなか)で、長いこと、カナメモチの一種だろうと思って、あえて無視してきたのです。
ところが、ちゃんと調べたら、レッドロビンとはカナメモチとオオカナメモチの種間雑種(園芸作出品)で、独立した種であることがわかりました。わかってみると面白いもので、葉の長さが両親のちょうど真んなかです。
計測すると、おおむね10㎝はあります。そうわかってからレッドロビンの生け垣を見ると、在来のカナメモチよりはかなりたっぷり豊かな眺めと思えるようになりました。
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こちら(↑)が在来のカナメモチで、比べる目ができたら、葉も小さいし、枝の構成も締まっていることに気づきました。葉の長さは6~8㎝が主流です。
また、葉形のすぼまり具合が元側と先側でほぼ同じです。比べる目で見ると、レッドロビンの方はやや下ぶくれ(先側が広い)であることがわかります。
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そしてこちら(↑)は春に豪華な花を見せてくれたオオカナメモチで、「お父さ~ん」と呼びたくなるような立派な葉(長さ15㎝)です。葉の先端の方の広がりも、レッドロビンよりさらにはっきりしています。

レッドロビンに対する長い間の不義理を心で詫びながら、きょうは両親に付き添われた写真3枚セットでの初登場といたしました。

<補注> 開花の様子を愛でながら、不憫な目に遭った3本のレッドロビンに想いを馳せました。(2021年4月22日

2008年のきょうフタリシズカ> 2007年のきょうカイコウズ(アメリカデイゴ)> 2006年のきょうナンキンマメ(ラッカセイ)> 2005年のきょうセイヨウバクチノキ> 2004年のきょうムラサキツメクサ

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コメント

探究者、はた衛門師匠のこだわりは凄い。
ということで、我が家のレッドロビン2本もメジャーで
計ってみようっと。でも、お父さんとお母さんがいない。可哀想・・・。我が家のレッドロビンは、近所の
○井さんが、庭の選定時に切り倒そうとしているところを
助けたもの。命の恩人なんですよ。

投稿: zenpeichan | 2009-06-24 06:48

zenpeichanさんへ:
おやまあ、ふた親はそばにいなくても、やさしい里親さんの
愛情に包まれれば、きっと健やかに育っているのでしょう。
記事で述べた経緯で、レッドロビンの花をまだ撮影しておりません。
zenpeichanさんとこは花をつけましたかしら?
葉の計測結果を楽しみにしております。

投稿: はた衛門 | 2009-06-24 08:20

このような赤い葉、よく見る葉なのに名前を覚える度に忘れてしまって。また調べて「カナメモチ」というのか・・カナメ、要、モチ、モチ・・カナメモチとやっとすぐに口に出せるようになったというのに。皆同じというわけではなかったとは。
今度はレッドロビンですか。ううう 忘れそう。

投稿: 杏まま | 2009-06-24 20:05

杏ままさんへ:
すみませんねえ(って、ワタシのせいじゃなんですけど・笑)。
でも、レッドロビンはめちゃ覚えやすいですよね。
というか、この名前、やけに頭に残っていて、
ずっと、その扱いが気になっていました。
杏ままさんは「ううう」でも、はた衛門はただいまとてもスッキリです!

投稿: はた衛門 | 2009-06-25 06:41

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