6月22日(月) シチダンカ
あちこちの庭先で賑やかに咲く「墨田の花火」と間違えそうでも、実物のこの木はなんとも質素で小さく、花は親指の先ほどです。さらに花房中央の両性花は咲く前に黒変して落ちるという不思議な性質も、ほかのアジサイ類との大きな違いです。
写真右上にボケて写っているのが黒くなる前の両性花と開く前の装飾花、そして中央が開いた装飾花と黒く萎縮した両性花の痕跡です。装飾花はこれから青紫に色づくはず(追録)なのに、山の上だったので少し時期が早すぎました。
写真右上にボケて写っているのが黒くなる前の両性花と開く前の装飾花、そして中央が開いた装飾花と黒く萎縮した両性花の痕跡です。装飾花はこれから青紫に色づくはず(追録)なのに、山の上だったので少し時期が早すぎました。
さて、このところ知恵熱が出て、植物の名をどう表記すべきか考えてきました。このシチダンカは例の論法でいけばヤマアジサイ(Hydrangea serrata)の品種(f. prolifera)となります。しかし七段花は七段花であって、あえてタイトルを「ヤマアジサイ・シチダンカ」とする必要はなさそうです。
というか、学名なんて素人には無縁のものと思っていたのに、やっぱり覚えて(書き留めて)おけば便利だなと思い始めています。
というか、学名なんて素人には無縁のものと思っていたのに、やっぱり覚えて(書き留めて)おけば便利だなと思い始めています。
<追録> 装飾花が色づいていました。(撮影:2020年6月8日)
なお、花びら全体がもう少し紫色のものをすでに収録してあります。
2008年のきょう<メグスリノキ> 2007年のきょう<キキョウソウ> 2006年のきょう<ゴウダソウ> 2005年のきょう<スカシユリ> 2004年のきょう<ヤマモモ>
| 固定リンク
コメント
はた衛門さん、おはようございます。
このお花、ヤマアジサイの装飾花のほうを豪華にした感じですよね。
形も大きさも面影はあるようにおもいますが・・
ヤマアジサイにはいろんな品種があるみたいですね。
(ネットでですが)七段花もそのなかの貴重な一品種として載っていましたよ。
シーボルトが世界に紹介したとか・・由緒正しきお花なんですね。
お山でみかけるヤマアジサイは、
とても素朴なお花で、わたくしのお気に入りのひとつです。
投稿: ブリ | 2009-06-22 07:53
ブリさんへ:
はい、一応は八重(ん、七段だから七重?)なんですよね。
自分が見た株が小さかったのか、ヤマアジサイよりも
いっそう控えめな感じがしましたよ。
投稿: はた衛門 | 2009-06-22 08:14