4月19日(日) フサザクラ
フサザクラという名前からすると、桜のあの華麗な花びらが散ってしまったあとの撮影と思われそうです。しかしこれは立派な開花シーンで、赤紫の雄シベがまだかろうじて残っているところをとらえました。
桜という名ではあっても本来の桜(バラ科)とは関係がなく(フサザクラ科)、このように花びらのない花を咲かせます。もっと早ければ、イソギンチャクを思わせる派手な姿を写せたはずで、その撮影は来年以降の楽しみです。
多くの説明では「カツラに似る」とされているものの、飛ばずに残っていた去年の実(種)を見るとカエデに近いイメージです。個人的にはハナノキの雌シベを思い出しました。ただし、そろいだした葉は桜の若葉に似て、光沢があって柔らかでした。
と、こうして「○○似」と表現するのは人間の勝手というもので、フサザクラはフサザクラ以外の何者でもありません。その愉快な姿、しっかり記憶に刻みました。
2008年のきょう<トウモクレン> 2007年のきょう<マツバウンラン> 2006年のきょう<オニタビラコ> 2005年のきょう<ハナミズキ(アメリカヤマボウシ)> 2004年のきょう<ハウチワカエデ>
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コメント
お写真拝見して、ひとつ見せびらかし忘れてたのを思い出しました。(^^ゞ
ハナネコノメを見に行ったとき、見事に咲いているフサザクラがあったのですよ。
カツラの雄花に似ている、とそのとき思いました。(^^;
投稿: waiwai | 2009/04/19 20:30
waiwaiさんへ:
うーん、誘ってほし~い。
ハナネコノメ、見たい! カツラを連想できる「房」に会いたい!!
来年、ぜひよろしくお願いしま~す(ペコペコ)。
投稿: はた衛門 | 2009/04/20 07:07