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3月10日(火) ケイオウザクラ(啓翁桜)

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お正月飾りとして最近人気の啓翁桜をいまごろ見かけました。早咲きの手だてを施さなければ、母種の一つであるヒガンザクラに近い開花時期なのかもしれません。本来の開花を2カ月以上も早めるのだから、生産農家の苦労がしのばれます。
これを作出した啓太郎お爺さん(啓翁)は福岡県久留米市のお方なのに、いまやこの桜の生産地として有名なのは山形県です。県内全域で盛んに作られていて、一度、東根市で大きな畑を見たことがあります。
主幹のない箒状の株(生産のためではなく、そういう性格らしい)が畑に並んでいる姿は、あたかも屋根のない工場のようで、桜らしい風情は微塵もありませんでした。もっとも、華やかな舞台の裏というのはたいがいそうしたものなのでしょう。

2008年のきょうユリノキ> 2007年のきょうウズラバタンポポ> 2006年のきょうフッキソウ> 2005年のきょうハナニラ

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コメント

山形がもらっちゃったわけでしょうか?
お正月からずっと、あちこちに飾られてます。
細い枝にいっぱい花がつくので、大きな花瓶や壺にどさっと入れると華やかで、大好きです。

そういえば、根っこのついている姿を見たことありません。
宝塚の舞台は見たことあっても、練習風景は知らないのと似たようなものでしょうか。

投稿: ちとせ | 2009-03-10 10:51

ちとせさんへ:
どういう経緯で山形が一大産地になったのかはわからないのです。
ただ、早咲きさせるための寒気に恵まれているのは大きな理由でしょうね。
株立ちでぼんぼん枝が出るので、まさに切り花向けなんですね。
その実態を知らなかったときは、「桜切るバカ」という言い伝えが頭のなかを
駆け巡っていたのに、いくら切っても平気な桜があることを知って
とても安心したものでした。

投稿: はた衛門 | 2009-03-10 20:04

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