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2月1日(日) シノブ

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まるでたくさんの猫が隠れんぼしているようなこの不思議物体は、シノブの根茎です。茎ならクキッと空に向かい、根なら根深く地中を這う…と思えばさにあらず、このように性状形質がまるで違うものがあって、草木には飽きません。
その根茎から出た葉は、いかにもシダの仲間らしい涼しげな風情です。寒の2月に涼しいはないものでも、夏場には吊忍を軒にかけたり忍玉をテーブルにおいたりしてこの姿を楽しむのが粋というものです。
また、シノブはその美しさに似合わず、かなりタフです。写真はウチの居間のひと鉢で、助手1号が夏場に1週間ほど水やりを忘れてカラカラに干し上げてくれました。もう駄目かと思いつつ水をあげると、こんなに元気に復活しました。「忍」という名はこのしぶとさからという説もあるほどです。

<補注> 油断して外に置いていたら、6日、南関東一帯を「大雪」が襲い、それを被った葉は茶色く焼けて枯れてしまいました。シノブが落葉性ということを思い出す、良い勉強機会でした。(2022年1月)

2008年のきょうガビサンハンショウヅル> 2007年のきょうキンポウラン> 2006年のきょうホウレンソウ> 2005年のきょうアセビ

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