
きのうのチドリノキとは違い、いかにもカエデ類らしい形の葉です。林のなかで、天狗さんがウチワをひらひらさせているみたいです。
寒くなって葉が黄色に変わるのは、もともと葉に含まれていたカロチノイドが目立つようになるからだそうです。これに対して、赤く染まるのは光合成で作られた糖分がアントシアンに変わるからだそうで、そもそもの仕掛けが違うのでした。
黄変しているこのハウチワカエデとは別に、赤くなったものも見かけます。黄色にしかならないもの、赤くしかならないもの、両方がうまく混じるもの、赤・黄どちらにもなりえるもの、葉っぱのフィナーレを観察するのも、なかなか一筋縄ではいきません。
2007年のきょう<ソヨゴ> 2006年のきょう<タラノキ> 2005年のきょう<メギ> 2004年のきょう<ダリア>
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