12月2日(火) サンザシ
この実を潰して細長い棒状にしたドライフルーツがあって、さわやかな酸味がおいしく、健胃・整腸によろしいそうで、わりと好きでした。ところが、この木は中国原産、そのドライフルーツも中国産で、このごろとんと見かけません(注1&追録)。
不思議な語感の名前は山査子と書き、生薬の名前がそのままこの木の名前に使われたようです。子がつかずに山査だとクサボケの実のことだそうで、それに味が似ているから「子」をつけたと言います。
やや時期が遅すぎてしまい、完熟というより過熟と言うべき段階でした。実のなかには虫もいて、たぶんそれはおいしいことの証明でしょう。林檎をギュッと濃縮したような、すがすがしい味でした。
不思議な語感の名前は山査子と書き、生薬の名前がそのままこの木の名前に使われたようです。子がつかずに山査だとクサボケの実のことだそうで、それに味が似ているから「子」をつけたと言います。
やや時期が遅すぎてしまい、完熟というより過熟と言うべき段階でした。実のなかには虫もいて、たぶんそれはおいしいことの証明でしょう。林檎をギュッと濃縮したような、すがすがしい味でした。
<補注1> 食品に多く加工されるのはミサンザシのようです。(2009年11月6日)
<追録> 見つけました。本文冒頭に書いたドライフルーツがこれ(↓)で、形も味も記憶どおりのものでした。成城石井さん、ありがとう!!
加工は日本となっていても、素材はやはり中国産でした。ただ、上に注記した「原料はミサンザシ?」については正解が得られませんでした。商品の袋に貼られたラベルには「サンザシ・Hawthorn」とあって、このHawthornはセイヨウサンザシ(またはサンザシ類一般)を指す言葉のようです。原料輸出元がどれだけサンザシの種類を区別しているか不明なので、この問題の答えは保留です。(撮影:2022年1月25日)
<補注2> 驚くべき収量が期待できるサンザシがありました。(2022年8月24日)
<補注3> 夏、まだ青い実はイチジク型でした。(2024年9月14日)
2007年のきょう<アラカシ> 2006年のきょう<アメリカツルマサキ> 2005年のきょう<ビワ> 2004年のきょう<ユズ>
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