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12月12日(金) ツルアリドオシ

081212turuaridosi_b
地面を低く這うようにのびた蔓のところどころに真っ赤な実がありました。名前を借りられたアリドオシも小さな木であって、あの木から棘を取り去り、全体を柔らかくして地に敷き詰めたような雰囲気です。
実がそっくり…と言いたいところでも、じつは構造が大違いです。こちらは二つの実が合着する性質なので、おへそが二つあるのです。
そんな変な作りになる原因は夏に咲く花(注1)にあり、枝先に二つ並んでつきます。この写真に数カ所見えているのは、その花蕾のよう(注2)に思えます。ただ、開花は夏がふつうなのでちょっと自信がありません。厳寒期の前に開くつもりなのか、この姿で冬を越すのか、手元で育ててみたい気がするほど愛嬌があります。

<補注1> 季節外れの開花を見ました。(2021年10月12日
<補注2> 春、通常のリズムで出てきた花蕾をとらえました。(2023年4月24日

2007年のきょうカラマツ> 2006年のきょうエピデンドラム・ラディカンス(洋ラン)> 2005年のきょうノゲシ> 2004年のきょうイヌリンゴ

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