12月1日(月) イブキジャコウソウ
先日のキミノオンコで、「植物の名付けにも温もりがある」などと賢しらなことを言ったばかりなのに、今度は「けっこういい加減だ」と毒づいてしまいます。
「伊吹」ではない、ただのジャコウソウはもっと背丈があって花も大きいし、「麝香」仲間には先月載せたばかりのジャコウソウモドキもあります。それなのに、このイブキジャコウソウはそれらとは似ても似つかない姿です。
本来は春の花(注)なのに、寒さに強いという定評どおり、いまの時期でもしぶとく咲いていました。じつはこの花がうっすらと香ります。本当の麝香というのがどんな香りなのかを知らずに言わせてもらえば、ちょっといい香りがすると「麝香」と呼んでしまうパターンが植物の名付けにはありそうです。
もう一つ、名前は「草」なのに本当は木だというのも「いい加減」なところです。
「伊吹」ではない、ただのジャコウソウはもっと背丈があって花も大きいし、「麝香」仲間には先月載せたばかりのジャコウソウモドキもあります。それなのに、このイブキジャコウソウはそれらとは似ても似つかない姿です。
本来は春の花(注)なのに、寒さに強いという定評どおり、いまの時期でもしぶとく咲いていました。じつはこの花がうっすらと香ります。本当の麝香というのがどんな香りなのかを知らずに言わせてもらえば、ちょっといい香りがすると「麝香」と呼んでしまうパターンが植物の名付けにはありそうです。
もう一つ、名前は「草」なのに本当は木だというのも「いい加減」なところです。
<補注> 開花ピークの群落を見ました。(2023年5月27日)
2007年のきょう<クヌギ> 2006年のきょう<イヌツゲ> 2005年のきょう<マユミ> 2004年のきょう<シチヘンゲ(ランタナ)>
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コメント
はた衛門さん、こんばんは。
春の盛りのジャコウソウ、見せていただきました。
やはり、勢いがありますね。
でも、条件がきびしくても
がんばって咲いているなんて、けなげですよね。
話は変わりますが、最近山で普通より小さな紫の実を
ちらちら見かけます。
小さいから、そのままコ(小)ムラサキだと思い込んでいたのですが、
よく考えたら、違うんですね。
実のつきどころで区別するのをきれいさっぱり忘れていました。
毎年覚えなおさければいけないなんて、
かなり来てますよね。
投稿: ブリ | 2008-12-01 18:03
これは、これは、また難しいことになっちゃっていますね。麝香って強精剤?に使われることもあるって、聞いたことがありますが、麝香って何だか分かりません。春の花、ここまで命を長らえるとはやはり強精剤に使えそう・・・。
投稿: zenpeichan | 2008-12-01 20:42
ブリさんへ:
さすがに伊吹山で鍛えられただけあって(?)、
この木、なかなかのガンバリ屋さんですね。
ムラサキシキブとコムラサキは、鋸歯も違いますよね。
でも、ブリさんところにはもっと違う種類がありそう…。
zenpeichanさんへ:
うわわ、強精剤に話が及ぶとは予想がつきませんでした。
麝香ってジャコウジカという鹿の分泌腺から取るんだそうですけど、
変なものを持つと思わぬ被害に遭うという見本みたいな話ですよね。
くわばら・くわばら。
投稿: はた衛門 | 2008-12-02 05:18