10月9日(木) オケラ
一文なしのことを俗に「オケラ」と言うものの、それは虫のオケラ(螻蛄)のことです。こちら、植物のオケラ(朮)は、京の八坂神社に朮参りや朮祭りがあるように、古来、霊力のあるものとして尊ばれてきました。
繊細な花を包む刺々しい苞や、葉の周囲の固い鋸歯が、邪気を払うものと考えられたようです。根を干したものは生薬で、正月の屠蘇に入れられます。
写真のとおり、秋の花はほかの花々に比べたら地味というか質素な姿です。真冬には冠毛とこのイガイガの苞が枯れ残ります。ほかに花のない時期なので、とても目立って美しく、そんな姿も気高い植物と考えられた原因に思えます。
繊細な花を包む刺々しい苞や、葉の周囲の固い鋸歯が、邪気を払うものと考えられたようです。根を干したものは生薬で、正月の屠蘇に入れられます。
写真のとおり、秋の花はほかの花々に比べたら地味というか質素な姿です。真冬には冠毛とこのイガイガの苞が枯れ残ります。ほかに花のない時期なので、とても目立って美しく、そんな姿も気高い植物と考えられた原因に思えます。
2007年のきょう<オヤマボクチ> 2006年のきょう<アロニア> 2005年のきょう<ギンモクセイ> 2004年のきょう<ハナミズキ(アメリカヤマボウシ)>
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コメント
私は以前、どこが虫の「オケラ」に似ているんだろうとマジマジ眺めてたことがあります。
刺々しい苞は、虫の足みたいだなあ、とか。
ああ、勘違い。(笑)
2005年の今日の花、ギンモクセイですが、いまだにめぐり合えません。
キンモクセイは、とてもいい香りをさせる季節になりましたね。
それから、そうそう。
「メグスリの木のお茶」、とっても苦かったです~。
投稿: ちとせ | 2008-10-09 07:44
ちとせさんへ:
あれれ、そりゃ(メグスリノキ)少し焦って、たくさん入れすぎてませんか(笑)。
処方どおりに作れば、「とっても」苦いということはなく、
むしろ味が薄いなあ、という感じですけどねえ。
ギンモクセイは金に比べてものすごく少ないと思います。
ワタシも山形市内ではまだ見ていなかったはずです。
葉っぱが大きい(長い)とはいうものの、やはり
花の時期のうちにうまく見つけられるといいですね。
投稿: はた衛門 | 2008-10-09 08:36
はた衛門さん、こんにちは。
一瞬同じだと思ったのですが、違いました。
今朝、コウヤボウキが咲いているのに出会ったんです。
もう!とびっくりしました。
蔵のほうで調べさせていただいたら、
11月のはじめのあたりにおさめられていましたので、
やはり少し早いですよね。
であった木は、すでにほとんどが咲いていましたから。
今年は少し寒くなるのが早いのかしらと
また思ってしまいました。
投稿: ブリ | 2008-10-09 18:45
ブリさんへ:
あー、そうですね。コウヤボウキとこれ、感じが似てますよね。
まだ、今年、ワタシはコウヤボウキ、見てないですねえ。
しかし、ズンズン秋になってきますねー。
うー、寒いの、やだやだあ。
投稿: はた衛門 | 2008-10-10 06:35