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10月13日(月) ハグマノキ(ケムリノキ)

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これを「煙の木」とか「霞の木」としたのは、とても素直なネーミングだと思います。海の向こうでも「スモークツリー」で、煙の木はこれの直訳かもしれません。
ところが「白熊の木」(注2)となると、これはちょっと厄介です。学問のある人はついこういう命名をしたいのでしょう。しかし、この漢字を見せられて「しろくま」以外に「はぐま」と読める人など、たぶんいまどきは極端に少ないはずです。
さて、増補版(上のリンク先)で白熊の説明を書いたときには「5月の花の撮影は来年の課題」としていたのに、3年たってまだ果たせないでいます。きのうのナツメに次いで、嘘ばっかりのはた衛門くんがバレバレです。
ただ、ひと言弁解すると、6月初旬に撮影したことはあって、そのときはもう「煙」だったのです。初夏から晩秋まで長く楽しめる「煙」に比べ、開花はじつに刹那的なのです。来年こそ幸運に恵まれますように…。

<補注1> 開花の様子は2010年2013年の5月に写すことができました。
<補注2> 大変困ったことに、記事作成時には標準和名だと思った(のでタイトルもそうした)ハグマノキはYListでは別名とされていました。この木とはまったく分類の異なるキク科のMyripnois dioica(未収録)にハグマノキが標準和名としてあてられ、ウルシ科のこちら(Cotinus coggygria)はケムリノキが標準和名とされています。
しかし、長いことハグマノキの名になじんでしまったし、なにせMyripnois dioicaの正体がよくわからないので、そちらに遭遇するまではタイトルや自分のなかでの呼び方をこのままにしておきます。(2021年秋)

2007年のきょうユキザサ> 2006年のきょうナワシログミ> 2005年のきょうイヌサフラン> 2004年のきょうガマズミ

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