9月24日(木) ダンドボロギク
歯ブラシの 1色欠けおり 子の巣立ち 鏡に見るは 安堵か虚脱か
ある朝、家族が一人足らなくなったことを、顔を洗いながら実感したものでした。風に吹かれるダンドボロギクを見つめながら、15年も昔のことを思い出しました。
植物に感情があるなら、見送る側は飛び立つ綿毛になにを思うのでしょう。頬をなぜる程度の風にも、一人・二人、あいや、1個・2個と種が花托を離れて行きます。
植物に感情があるなら、見送る側は飛び立つ綿毛になにを思うのでしょう。頬をなぜる程度の風にも、一人・二人、あいや、1個・2個と種が花托を離れて行きます。
<補注> ボロギクと名付けられたキク科の仲間(すべて属違い)として、ほかにノボロギクやベニバナボロギクがあります。
2007年のきょう<サンゴジュ> 2006年のきょう<カラスノゴマ> 2005年のきょう<アスパラガス> 2004年のきょう<シュウカイドウ>
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