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9月13日(土) ノシラン

080913nosiran_b
熨斗という漢字の書き取りがむずかしいという個人的悩みは脇に置き、きょうはなぜこれがノシ(熨斗)蘭かという話です。
この「花」が熨斗のパーツに似ているという解説を見かけることがあっても、こんなゲソ(烏賊の足)みたいなものは熨斗には見当たらないと思うのです。熨斗はアワビを「のし」たものですから、あくまですっきり直線的なもののはずです。
じつは、その熨斗にあたるのは花の茎でした。左が平たい方向から見た茎、右がそれと90度違う方向になります。まさしく、茎を「のし」たような形(注2)です。ずっと割り切れない気持ちで鬱屈していたのに、これで背筋がのした気分です。

<補注1> 花は瑠璃色の実に変わります。(2007年1月30日2012年3月24日
<補注2> 茎の断面が特殊である効用を考えてみました。(2013年8月30日

2007年のきょうオオブタクサ> 2006年のきょうキツネノマゴ> 2005年のきょうウラハグサ(フウチソウ)> 2004年のきょうフジ(ノダフジ)

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コメント

な~るほど・・・
花には一目置いて、茎の特徴に目をつけて名前をつけたのですか。
ものは、よくみにゃ~いかんですたい。

投稿: ぴょんぴょん | 2008-09-15 03:14

ぴょんぴょんさんへ:
葉の形が名前の元というのはときどきあっても、
まさか花の茎に目をつけるとは思いもよりませんでした。
それに気づいたら、今度はそのメリットをつい考えてしまいます。
三角断面なら構造的に強度を得られても、極扁平楕円の断面って
あまり利得がないはずです。
冬の瑠璃色の実はずっしり重くて、すぐに地べたに倒れます。
あ、そうか、確実に地につくための形という可能性はありますね。

投稿: はた衛門 | 2008-09-15 07:10

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