8月8日(金) アオノリュウゼツラン
結構な枝振りの松ですなァ、という声がかかりそうでも、右下の枝がミソです。
松の葉が黄色くては困るわけで、これはレッキとした花です。およそ35段の花房が、主幹から松の枝振りよろしく交互に張り出しています。
その一つの段を拡大します。長い筒状の子房の先に、同じくらいの長さの白い雌シベが1本立ち、黄色い葯を持つ雄シベはやや枯れかけています。花びらは判然としないものの、ひょっとしたらシベの付け根の薄緑の部分がそうかもしれません。
下の段から開花が進み、ほぼ真んなかの段まで咲いています。
横の街路灯と比べればわかるように、主幹は堅く見て7mはあります。そして、その根もとで直径3mほどのトグロを巻いている(注1)のが本来の竜の舌です。
60年に1回しか咲かないものだそうで、見物の人が引きも切りません。咲いたら死が待つ、文字どおり一世一代の花(注2)です。
松の葉が黄色くては困るわけで、これはレッキとした花です。およそ35段の花房が、主幹から松の枝振りよろしく交互に張り出しています。
その一つの段を拡大します。長い筒状の子房の先に、同じくらいの長さの白い雌シベが1本立ち、黄色い葯を持つ雄シベはやや枯れかけています。花びらは判然としないものの、ひょっとしたらシベの付け根の薄緑の部分がそうかもしれません。
下の段から開花が進み、ほぼ真んなかの段まで咲いています。
横の街路灯と比べればわかるように、主幹は堅く見て7mはあります。そして、その根もとで直径3mほどのトグロを巻いている(注1)のが本来の竜の舌です。
60年に1回しか咲かないものだそうで、見物の人が引きも切りません。咲いたら死が待つ、文字どおり一世一代の花(注2)です。
<補注1> このあとの姿も収録しました。(2009年10月20日)
<補注2> 生涯一度しか花を咲かせない植物の仲間として、スノーバナナとサゴヤシを収録しています。
<補注3> リュウゼツランを収録しました。(2023年2月13日)
<補注4> リュウゼツランやアオノリュウゼツランに負けないサイズのAgaveを収録しました。(2023年3月11日)
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コメント
60年1回しか公開しないさほどりっぱとは思えない仏像が盗難にあっても、同情はしにくいのですが、これは本当に一世一代の花なんでしょうか。
思いを巡らせばつくづく植物の不思議を感じます。
投稿: ryoi | 2008-08-08 10:52
連日更新される最高気温。
はた衛門さんいかがですか?
夜も寝苦しくてよく眠れませんよね。
私は、朝、早起きしたくはないのに暑くて寝ていられず5時に起きてしまっているこの頃です。
おお~、植物園ではなく一般の家庭にあるんですか?
手を合わせたくなりますネ^^
花もすごいですが、とぐろを巻くような葉っぱが恐ろしさを醸し出しているようです。
投稿: ちゅいろ | 2008-08-08 20:01
暑い中、お出かけくださったんですね~。(^^)
私が見たときと、あまり咲き進んでいないように見えます。
また様子を見に行こうと思っているんですが、もう少し後にしよっと。(^^ゞ
投稿: waiwai | 2008-08-09 05:55
ryoiさんへ:
60年とも100年とも言われるようです。
たしかに、秘仏よりもありがたいお姿に思えます。
本当に枯れてしまうかどうか、確かめてみたいものです。
ちゅいろさんへ:
新宿御苑には立派なリュウゼツランがありますけど、
花のことは聞かないですもんね。
あ、ワタシのとこは今年は寝ゴザを敷いてみたら
ずいぶん楽になりましたよ。
waiwaiさんへ:
はい、火曜日は赤羽まで行ったのにひどい雨であきらめ、
翌日、仕事を少しだけ手抜きして(コラコラ)なんとか…。
どういう実になるのか、ホントに枯れるのか、
これからも楽しみですね。
投稿: はた衛門 | 2008-08-09 07:26
ちょうど、私のブログにも紹介したところでした。
花が咲く時は、死ぬ時。不思議な花ですね。
師匠の詳しい説明で、竜舌蘭についてよく分かりました。ありがとうございます。
投稿: zenpeichan | 2008-08-09 20:41
zenpeichanさんへ:
ずいぶん離れた場所で、同じものを見上げていたと思うと、
うれしいですね。
反面、こんな珍奇なものがあちこちで見られるのは、
やっぱり異変かなあ、と心配になります。
投稿: はた衛門 | 2008-08-10 07:10