7月17日(木) ヤナギラン
なんにでもお気楽に蘭と名づけた先人に悪態をつきつつも、色みの乏しい野原でこれを見たら蘭と呼びたくなっても仕方ないかと、少しの共感は覚えます。1mほどに直立する花茎が何本も込み合って並ぶさまは、野生とは思えない派手な美しさです。
ただし、すでに種となった莢(写真右手の茎)には綿毛が入っていて、これが割れると、種を四方八方に飛散させるしかけです。きれいな花や繊細な葉の陰には、したたかな繁殖力が隠れています。
ただし、すでに種となった莢(写真右手の茎)には綿毛が入っていて、これが割れると、種を四方八方に飛散させるしかけです。きれいな花や繊細な葉の陰には、したたかな繁殖力が隠れています。
<追録> 花の細部がわかるように撮ってみました。長くのびてその先が割れた雌シベがチャーミングです。(撮影:2014年7月3日)
2007年のきょう<チダケサシ> 2006年のきょう<トモエソウ> 2005年のきょう<クサキョウチクトウ(オイランソウ)> 2004年のきょう<ヤブツバキ>
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