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6月28日(土) カタクリ

080628katakuri_b

花のころには観光バスを仕立ててカタクリ見物に出かける人々も、そのカタクリのこんな姿はたぶんご存じないでしょう。
…などと偉そうに言っている自分が初めて気づきました。花が咲いあとには実がつくのは当たり前で、カタクリの場合はこういう状態になるのでした。なんとも慎ましやかな佇まいです。
これが熟してそのまま地に倒れると、元の株から15cmほど離れたところ(注)に次の世代が生まれるという仕組みです。その新世代が花開くのはなんと10年後です。大事に、大事にしたい自然です。

<補注> カタクリは多年草なので、親株は翌年以降も花をつけます。また「片栗」の名の元になった鱗茎が地中にはあるものの、これは分球しない(つまり鱗茎で株が増えることはない)そうです。
なお、記事中で触れなかったのはアリの存在で、エライオソームが付着したカタクリの種を巣まで運ぶことで、種の移動距離を「若干」延ばすことに貢献しているそうです。(2020年6月28日)

2007年のきょうナツハゼ> 2006年のきょうノウゼンハレン(キンレンカ)> 2005年のきょうミズキ> 2004年のきょうイングリッシュラベンダー

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コメント

10年後・・・これは長いですねぇ。大事にしないと絶滅するわけです。群生地というところはまだ見たことはないのですが、近くの牧ノ原台地(静岡空港のすぐ横?)にほんのちょっと一区画管理されているところがあります。金網つき?ですが保護されているお陰で見ることができました。なんだか貴重な花になってきてしまいましたね。

投稿: zenpeichan | 2008-06-28 10:12

今晩は
片栗の実、はじめて見ました。
根っこで増えるのかと思ったら種子で増えるのですね。
中の種子は黒いのでしょうか。

投稿: ぴょんぴょん | 2008-06-29 19:43

zenpeichanさんへ:
へええ、金網越しではちょっと悲しくても、安心は安心ですね。
これを食用にできた時代がいいのか、飛行機で楽をできる
時代がいいのか、悩ましいですね。

ぴょんぴょんさんへ:
はい、ワタシもいままで花後は気にもしないでいました。
カンアオイと同じで、カタクリの種(色は未確認です)も
蟻が運ぶそうなので、記事の「15cm」は訂正しなくてはいけないかも
しれません。

投稿: はた衛門 | 2008-06-30 05:21

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