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6月24日(火) フタリシズカ

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名前にふさわしく花穂が二本のものを探すのに手間取りました。いくら静さんでも三人では姦しくてなりません。
もっとも、由来となった同名の能では二人は亡霊で、他界の人なら三人でも五人でも出るだろうという説もあります。それほどに花穂の数は一定しないようです。
美人だったであろう静御前がむくれそうに素っ気ない花ながら、目を凝らすと蛤の貝殻を伏せたような構造です。貝合わせはお姫さまの遊び道具で、白拍子ににはやや不似合いでも、ちょっと無理をしてこじつけたくなりました。

<補注> 属が同じ(Chloranthas=チャラン属)で名前的にも対になるヒトリシズカは翌春に収録しました。(2009年5月25日

2007年のきょうカイコウズ(アメリカデイゴ)> 2006年のきょうナンキンマメ(ラッカセイ)> 2005年のきょうセイヨウバクチノキ> 2004年のきょうムラサキツメクサ

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