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5月31日(土) コウゾリナ

080531kouzorina_b手触りまで伝わるような写真が撮りたいものと思うのですが、腕がかなわない分は文字で補いましょう。この茎、この葉、痛いです。
ザラッなどと生やさしいものではなく、ガリッとかギザッとか、完璧に危険物です。ヤスリの代わりくらいは勤まりそうです。顔剃菜とか剃刀菜と当てますが、うへえ、こんなんで剃ったら、お肌は血だらけです。
この手の黄色い花は種類が多く、どれがどれやら困りますが、「黙ってさわればすぐわかる」のは助かります。「もう少し優しい感触だったら」などと贅沢は言えません。

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5月30日(金) フデリンドウ

080530huderindou2冠婚葬祭のときだけ、「あぁ、もう少し筆がうまく使えたら」と思うのですが、喉元過ぎればなんとやら、練習などしたことがありません。
下でボケている定規と比べればわかるとおり、直径5~6mmの蕾はさしずめ小筆でしょうか。穂先が崩れているので、下手な字がますますひどくなりそうです。
枯れ草などに紛れて、小さな花が這うように咲いているので、うっかり見落とすところでした。似たものにハルリンドウがありますが、フデリンドウの方の葉がやや大きめで幅が広く、裏が赤いようです。

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5月29日(木) ヤマグルマ

080528yamaguruma12育てば20mにもなる木だと聞くと、樹上の花をこんなに間近に見ることができたのはかなりの幸運でした。
どこかのお祭りの山車(だし)にこういう飾りがあったような気がします。花の形としては、これはたぶん唯一無二のものではないでしょうか。あ、もちろん素人の浅い知識範囲ですけれど…。
花だけではなく葉も輪生状についていて、誠に名前に忠実な律儀者です。ヤマに置くのはもったいないほどお洒落で、マチグルマとかイエグルマにしたくなります。

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番外編 : 朝ごはんは不要です

080528taisibou右肩下がりの人生というのは困りますが、これは体脂肪のグラフです。このまま行けば、イチローなみの一桁になるのも不可能ではなさそうです。(計測期間の最大値=16.2%⇒最小値11.9%)
ひょんなことで読んだ「半断食健康法」(石原結實著・講談社α新書)という本に書かれていたのは、今までの「三食しっかり食べるのが健康」という常識をひっくり返す内容でした。朝はジュースだけ、昼は蕎麦、夜だけふつうに、という食生活で大方の病的症状は改善されると言うではありませんか。
しかもこの先生(医学博士です)、執筆当時56歳で、ベンチプレス100キロ(!)、400mを59秒(!!)で走ると言います。自慢ではありませんが、三食しっかり食べつつ7年間筋トレを続けたワタシのベンチプレスは50㎏がせいぜい、高校生のころでも400mで1分を切るのにはゼイハア言っておりました。
別に病的症状など皆無のお気楽人間ではありますが、なんだかこういう人体実験は大好きなので、読んだその日から50日ほど実践してみました。最初だけ立ちくらみが少ししましたが、仕事もトレーニングもまったく問題ありません。なぁーんだ、自分たちってこんなに余計に食べていたんだ、と驚いてしまいました。
ただ、自分の場合はBMIがそもそも22と理想値だったのに、この実験の結果、体脂肪だけでなく体重も5キロほど減ってしまいました。あまりお痩せさんになっても悲しいので、今は朝にパンをひとかけらだけ食べ、昼はふつうの食事に戻しています。
某お役所が「しっかり食べようキャンペーン」らしきことをやっていますが、その一方で別の役所がメタボ診断なぞやらかしているチグハグ日本です。ここはそんな不見識に振り回されることなく、自分の健康は自分の流儀で作り上げるべきでしょう。

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5月28日(水) ミツガシワ

080528mitugasiwa_b「社会の窓」という言葉がまだ生きているのかどうかわかりませんが、見てはいけないと思うとかえって目線はそこに行ったりして困ります。
ミツガシワの場合も、ついついこの毛むくじゃらの花に目を奪われてしまいます。まるで食虫植物のようですが、そんな気配はないので、ちょっと意味不明です。
しかし、この草の本質は名前の由来である葉にあります。しかも、「柏の葉に似る」などという無責任な解説に惑わされず、三柏の紋所を思い出しつつ鑑賞すべきです。

<内容訂正> 上記の「三柏紋云々」は取り消します。「柏紋」にあしらわれている葉はふつうの柏の葉であり、ミツガシワの葉とは関係ありません。(2011年4月17日

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5月27日(火) オヤブジラミ

080527oyabujirami_b町で見かける小さな子たちの身なりに目くじらを立て、「妥協のピンクと惰性のブルー」と密かに悪口をたたいています。女の子にはとりあえずピンク、男ならブルー!という妙な風習というのは未だにあると思うのです。
ところが、先週載せたヤブジラミに比べたら、花や葉が「赤っぽい」のに、あえて「雄」をかぶせた名前が、ちょいと新鮮と言うか、旧弊打破的な感性に思えます。
もっとも、実のサイズはこちらが5~6mmとやや長く、それが雄の理由かもしれません。それとも、こちらの草丈がやや大きいところが一番のわけでしょうか。

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5月26日(月) イワカガミ

080526iwakagami_b花の内側を写せないものか、とカメラを傾けた結果がこんな構図であって、決してイワカガミの性根が曲がっているのではありません。
自然に上を向いた花の写真も見るので、時期の問題かもしれません。白い雄シベに囲まれた赤い柱の雌シベが写し込めるとよかったのですが、残念です。
しかし、深く裂けたピンクの筒状花と赤紫の萼の色合いは、山のものとは思えない美しさです。花つきもなかなか豪華です。などと花に目を奪われがちですが、本来の主役(名前の元)は鏡のように照り輝く葉なのでした。

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5月25日(日) キハダ

080525kihada_b冬のさなか、野道でこの真っ黒の実を拾ったことがありました。
実だけではさっぱり正体不明でしたが、こうやって落ちずに若葉の季節を迎えてくれると、なーんだ君だったのか、と樹下で合点です。そう言えば、こんな残骸状態でも、噛んだらミカン科らしい香りがしたこともうっすら思い出します。

去年の夏にはたわわな緑の実を見ていたのに、それとこのミイラがどうしてもつながりませんでした。これから花(雌雄異株なので、そのそれぞれ)を撮ることができれば、キハダと少しだけ親しくなれることでしょう。

<補注> この後、雌花(の終わりかけ)を撮ることができました。(2009年5月30日)

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5月24日(土) ネズミムギ

080524nezumimugi_bこのところ一番気になっていた「雑草」で、空地や道端でよく見かけます。
左右互い違いに突き出る小穂の姿が独特なので、すぐ正体がわかるかと思ったら、いやはやイネ科は多彩です。ホソムギとネズミムギが候補として残りましたが、芒(のぎ)の存在からネズミムギとしました。
本名はイタリアン・ライグラスといい、牧草だそうです。雑草呼ばわりしたり、鼠と蔑んでしまったりという乱暴が憚られるほどお洒落な出自でした。兎が喜んで食べるそうですが、知る人は少ないと思います。

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5月23日(金) ユキザサ

080523yukizasa_b木漏れ陽というのは、この言葉自体に美しさを感じます。「漏れ」は悪い意味でつかうことが多いのに、この言い回しに限り、響きの奥ゆかしさをもたらしています。
そして、林の薄暗がりに射す実際の木漏れ陽は、これはまさしく天恵というものです。雪にたとえられた花が、さらに白く輝いていました。
赤い実のころには笹に見えにくかった葉も、今の時期にはまだ初々しさがあって、葉脈が葉柄に収束するあたりの姿が笹を思わせなくもありません。花の輝きとも合わせ、名付けたのはこの季節だったのだと合点です。

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5月22日(木) クヌギ

080522kunugi_bこのブログにはすでに4度目の登場で、しかも前回はかなり「決め」の姿だったはずなのに、まだまだクヌギの出番は尽きないようです。
そこらにありふれた木ではあっても、四季折々の見せ場には事欠きません。ご覧のように雄花がやや悲しい風情になったあとは、若葉が主役です。
まるでワックスを引いたような艶めきには、思わず唇を寄せたくなります。ツンツンと尖った鋸歯も、今の時期はまるで子猫の甘噛みのような優しさです。

<補注> クヌギの雌花の様子はこちらです。(2010年5月2日)

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5月21日(水) ザイフリボク

080521zaihuri1_b
080521zaihuri2_bわー、真っ白だあ、と感動して見上げたあと、ジトーッと近づいてフーンとうなずいたという、そのまんまに写真を並べてみました。
純白=清楚と考えがちですが、こういう姿を見ると、白というのはじつに力強い色なのだと思ったりします。あ、花嫁さんの白も、じつは力強さの象徴だった?
などとオヤジなつぶやきはさておき、合戦で大将が振った「采」の白だって、決して清楚の象徴ではなかったはずです。木陰にたたずむと、薫風が往時の戦場のどよめきを運んできそうです。
仲間のアメリカザイフリボク(ジューンベリー)ほどではなくても、夏に熟す実はおいしいようです。一粒だけ、予約を入れておきましょう。

<補注1> この写真の撮影地は宮城県仙台市だったので、ザイフリボクの開花時期が埼玉南部よりは1カ月ほど遅めです。(2016年4月19日
<補注2> ジューンベリーの花はこちらです。(2015年4月11日)

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5月20日(火) ヤブジラミ

080520yabujirami_b虱と聞いても嫌悪感など持たない世代が増えていると思います。と言うか、まずこの字をシラミと読めるかどうかが問題でしょうか。
DDTを頭にかけられた最後世代(たぶん)としては、妙に懐かしく思える名前です。左下に見えている実がこの名の元です。
形が似ているのに加え、この実はヒッツキ虫なので、まさにシラミです。そんなわけで、まるで脇役にされた花は、なんとも写しようがない悲惨な寸法です。

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5月19日(月) ヤマシャクヤク

080519yamasyakuyaku2周りの株はすでに花びらを散らしていたのに、たった一輪だけ残っていました。
さらには陽射しの届かない林のなかにも関わらず、まるでフットライトのように一筋の光がこの花を照らしているではありませんか。撮るときはなにせ夢中でしたが、あとで考えれば怖いほどにでき過ぎの話でした。
庭で咲く豪華な芍薬もいいものですが、こうやってひっそりと開く白い一重はまた格別の趣です。幸運が凝縮した一輪だけに、その姿は眩しく脳裏に焼きつきました。

<補注> この写真の花は、雌シベ5本・花びら9枚で、やや基準からはずれたものでした。もう少し「標準」に近いヤマシャクヤクの姿はこちらです。(2011年4月26日)

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5月18日(日) チングルマ

080518tinguruma_b白い花の掲載が連続7日目になり、しかも珍しさを競うならきのうのチゴユリにも負けはしない花です。
しかし、これをきょう載せる本当の狙いは珍種争いなどではなく、稚児つながりなのです。音便してチングルマになってはいますが、この名前の本来は稚児車、つまり子供のカザグルマという意味らしいのです。
さて、どうしてこの草がカザグルマに見えるのかと首を傾けますが、それはこのあとに実(種)につく毛の様子のことでした。センニンソウのそれに似た感じの銀色に光る綿毛に会えるのは、暑い夏の盛りのようです。

<補注> 2カ月後、めでたく「稚児車」の姿をとらえました。

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5月17日(土) チゴユリ

080517tigoyuri_b思わず知らず白い花が続いていますが、オトコヨウゾメからの6つのなかではきょうはたぶん一番の稀少種です。
こういう小さな草類は、ちょいとした出来心でも掘りたくなる人が多いのでしょう。花泥棒に罪はないなどという手前勝手で便利な言葉がありますが、盗っていいもの(?)・悪いものはわきまえていたいものです。
このあとで実がつき、それが緑色から黒にまで変わるといいます。背丈20cmほどの稚児さんですから、木陰では白い花のおかげでようやく見つかります。緑や黒の実では、周囲に紛れてしまい、果たして見つけられますやら…。

<補注> この記事ではずいぶん珍品扱いしていますが、その後、近辺の山道ではわりと元気よく群落を作っているのを確認しています。(2013年4月16日

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5月16日(金) コトネアスター

080516cotoneaster_b最初に出会ったのは雪を背景に真っ赤な実が映える姿でした。
常緑だという葉は、残念ながらこの辺では冬には落ちてしまうようですが、かえって邪魔ものに遮られることなく、実だけの姿を長い期間楽しむことができます。それに比べると花の期間は短く、撮影には急きたてられてしまいます。
コトネアスターには園芸種が多く、詳しい区分は今のところあきらめ状態です。白い花だとこのように開いて咲きますが、赤くて開ききらないタイプもあります。

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5月15日(木) カマツカ

080515kamatuka_b独立してそびえるのではなく、ナラやクヌギの下で生育するので、光線状態に恵まれない写真になりました…とまずは言い訳です。
秋やにはこれらの覆いがとれて、実が美しく陽に映えるのに、この時期はせっかくの純白の花がもったいないことです。隠花というにはやや可憐にすぎる花は、はにかんで立つ少女のようです。
そんな夢見心地の一方で、「牛殺し」という物騒な別名を思い出しました。枝を牛の鼻輪に使ったのでこう呼んだらしいのですが、生活感のあるいい名前です。

<補注> もう少しきれいに撮れた写真はこちらです。(2012年5月16日)

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5月14日(水) オオカメノキ

080514ookamenoki_b去年の秋にはムシカリとして載せたのに、今度は本名で登場させてしまいます。純白の花と深い緑の清楚なコントラストを見ていたら、そんな気分になりました。
ガクアジサイと似たような造りで、周りの大きなものは装飾花です。秋に赤い実になるのは、中心部のクチャクチャしたところです。
たぶん、集客担当と配膳係みたいな役割分担でしょうが、こちらはスイカズラ科で、ガクアジサイはユキノシタ科です。科を越えて採用されるほど優れた構造なのでしょう。

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5月13日(火) アマドコロ

080513amadokoro_b先月末に泊まった宿の朝食で大ファンになったのがこれです。
湯がいたものに軽く味噌をからませていましたが、まずはその歯触りがたまりません。シャキッとモアッが連続的に訪れます。味は奥ゆかしい甘みが味噌に深みを加え、名前に恥じることがありません。
もっとも、写真のように花をつけてしまっては、あの食味は無理でしょう。また、芽出しどきには見分けにくいホウチャクソウスズランなどの危険物もあるので、来春に自宅で楽しむときはお店が頼りです。

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5月12日(月) オトコヨウゾメ

080512otokoyouzome珍しい木を生垣にしたお宅がありました(山形県山形市内)。秋にはさぞかし見事な景色になることでしょう。
一度聞いたら忘れられない風変わりな名前は、「食べられないガマズミ」というほどの意味のようです。たしかに、この花もガマズミに似ていなくもなく、真っ白で写しにくい被写体です。
純白の花と輝く赤い実がこの木のウリですが、葉の美しさにも惹かれます。深く刻まれた葉脈は、きのうのクマガイソウとも共通です。自分の脳ミソの皺が足りない分、深い皺に憧れるのでしょう。

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5月11日(日) クマガイソウ

080511kumagaisou_b熊谷直実ではなくても、母衣武者というのはたくさんいたのでしょうに、なぜ彼が選ばれたのでしょう。こんな素っ頓狂な花に名前を借用されたおかげで、ある意味では義経さんよりも有名人になってしまいました。
セットで語られるべきアツモリソウ(敦盛草、同科同属)の姿をコレクションできれば、この名づけの経緯に納得できるのですが…。
妙チキリンな花よりは、実物だと葉の美しさがむしろ目立ちます。緑扇草とか呼びたいくらいです。…と、余計なことは考えず、今度は敦盛くんを探す旅が必要です。

<追記> アツモリソウをようやく掲載できました。(2014年5月1日)

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5月10日(土) シャリンバイ

080510syarinbai_b1開き始めた純白の花がきれいです。しかし、目を花の横の葉に移すと、そこには埃が積もり積もっていて、なんとも花と不似合いの様子です。
080510syarinbai_b2恥ずかしながら、最初はマジメに「ここはずいぶん埃っぽい場所なんだ」と思いました。だがしかし、よくよく見ると、それは埃なんかではありませんでした。指でこすると、これこのとおり、綿のような覆いでした。
シャリンバイの葉は光沢を持つのがふだんの姿(1枚目写真の下部)で、この綿カバーは今の時期の若葉だけが持つ特別な装備でしょう。幼い葉を陽光から保護する目的だと思いますが、その巧みで用心深い仕掛けに驚きます。

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5月9日(金) クレマチス・モンタナ

080509clematis_montana_bクレマチスの仲間はとても多彩です。
最初のころに目についたのは、いわゆる鉄線あるいは風車と呼ばれている和風のものでしたが、その後、冬に咲くタイプや豪華な万重タイプに出会いました。そんなやや珍しい種類を取り上げる前に撮影しておきたかったのがこのモンタナ系です。
モンタナにもたくさんの種類があり、花色は白から濃いピンクまで多様です。なかでこのやや淡いピンクの一重をよく見かけますが、詳しい品種名はまだわかりません。

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5月8日(木) イヌガヤ

080508inugaya_b風で裏返った葉が、自分の花の重みで戻れなくなっている図です。ひっくり返った亀が悶えているようで、一人で笑ってしまいました。
おっと、花ってどれ?という疑問を抱いた人もいるでしょうから、念のため、この猫の足裏のようなかわいい物体がイヌガヤの雄花です。
カヤもイヌガヤも、夏には実をつけるので、当然ながら花は咲くわけですが、今まで意識して見ていませんでした。無意識に撮った1月末の写真を見直したら、もう蕾らしきものが写っていました。

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5月7日(水) ヒルガオ

080507hirugao_bこのブログを始めた年のこと、「昼」顔がやけに朝早くから咲いているのを不思議に思い、開花調査をしたものでした。
その結果は、「昼顔は昼に『だけ』咲くのではない」という、自分にとっては目から鱗の新発見でした。それに比べると、5年目の今年は「昼顔は春から咲く」という、どうにも締まらない発見(ヒルガオは真夏の花だと思っていたのです・汗)です。
開花時刻の調査なら、同じヒルガオ科のアサガオやコヒルガオと比較することができても、開花「時期」では比べようにも過去の記録がありません。まあ、Tシャツ1枚で歩けるころには咲く花のようです。

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5月6日(火) オサバグサ

080506osabagusa_bオサは漢字では「筬」です。機織りをするとき、横糸を通したあとでトントンと整えている、あの横長の用具です。
その筬には竹の羽が櫛状に並んでいるわけで、こんな珍しい形の葉を見れば、とても素直にあの用具を連想してしまいます。もっとも、羽状複葉のこの葉一枚の長さは20cm程度で、筬としてはずいぶんミニサイズです。
名前からすれば主役は葉になりますが、どっこい、純白の花の可憐さも魅力です。6月までは咲くらしいので、次はもう少し開き具合のいい姿を写したいものです。

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5月5日(月) ナラガシワ

080505naragasiwa_b端午の節句ですから、カシワの名を持つ木を登場させましょう。
芽吹いて間もない葉ではまだ判然としませんが、旧暦のこの日ごろにはカシワの代用となるほど似た形になります。ただし、名前は楢「カシワ」で葉が似ているなら柏の種類かと思うと、じつは楢の方が近い仲間だというから困ります。
それなら柏「ナラ」が正解では?と思ったら、別称にその名がありました。さて次にこの木に出会ったときにはどちらで呼ぼうか、ゆっくり考えることにします。

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番外編 : 動いちゃいました

080504atx4200この季節はどうやらワタシのPCホシイ病が勃発するらしく、4年前にもデスクトップを購入していました。それで今年はどうしたかというと、ついに自作をしてみました。
メーカー製は、どうも帯に短し襷に長しに思います。できるだけシンプルに、しかし基本性能は十分に、という願望が募るばかりでした。
1日の朝に各パーツをネット発注したら、2日の夜にはすべて揃いました。で、きのうの朝にその内容を点検してみて、まず愕然。CPUは仕方ないにしても、マザーボードやハードディスクや、パソコンケースまで、説明書のほとんどが英語なのです。ネットの安さにつられたけれど、これははっきり言って落とし穴でした。それじゃなくても親しみにくいIT用語を原語?で楽しませてもらいました。
さらに襲う伏兵は自分の目と指でした。すべての文字が小さい! すべてのコネクターが細い! どれがどれやら見えないし、挿したいところに挿さっているのか、なんとも不安です。今度やるときは、時計職人がつけているあの妙な片目レンズが不可欠です。
などと不安でいっぱいの工程を終え、さてスイッチオン。あ、動いちゃった! あれ、ちゃんとできちゃったみたい。うーん、感動じゃあ。
で、BIOSを設定し、OSを入れて…というプロセスで、すでにお口はニンマリと弛んでいたはずです。この初期設定作業にはとにかく「再起動」操作が多いのですが、これが速い・速い。これまでの習慣で、再起動の間に小休憩なんて思ったら、そんなヒマがないほど「次、どうぞ!」。
さらに、今回の代替えの大きな動機だったウイルス対策ソフトのカッタルさが、まったく違う次元にまで改善しました。今まで1時間半もかかっていたウイルスチェックが、なんと10分で終了です。しかも、それをしている間も、前のようにほかのソフトのスピードが落ちるなんてことがありません。なんとも快適です。これでハードだけだと4万円。ぜったいのお値打ち価格です。
ということで、いきなりPCブログになってしまいましたが、もし同じことを考えている人のために、今回のパーツ組み合わせを載せておきます。
CPU Athlon64X2 4200+ \5,970
マザーボード GA-MA74GM-SH2 \8,470
メモリ PSD22G800KH 1GB×2 \4,980
ハードディスク WD3200AAKS \6,650
DVDドライブ DH-20A3S \3,570
電源 ZU400WX1 \3,980
PCケース KLX800 \6,750
<合計> \40,370- (相性問題はありませんでした。表示は入手価格です)
05年の発売当時は6万5千円も(実売)したAMDのデュアルコアが5,970円というのが今回のキモでした。狙っていたコイツがついに生産中止になり、売り切れになる店も出はじめたので、ちょっと焦って今回の初体験になりました。

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5月4日(日) ニワトコとムベ

080504niwatoko_b半月あればここまで変化するという見本です。牛も顔負けのワタシの毎日を嘲笑うかのように、ニワトコの木が様相を変えました。
砂糖菓子を思わせた花がほぼ終わり、早くも実が膨らんでいます。それとともに、緑だった柄は赤く色づきました。
080504mube_bついでに、と言えばムベに怒られますが、こちらも雌花の子房がそれとわかる形になりました。周りで雄花がまだ咲き続けていて、その健気さについホロリ。
花房のなかで、雌花は最も先端につき、その柄の太さは雄とは段違いです。雌雄の機能差というか、自然の主従関係を再認識できる構造です。

2007年のきょうキモクレン> 2006年のきょうヒメコウゾ(雄花)> 2005年のきょうスズラン> 2004年のきょうハルジオン

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5月3日(土) フサスグリ

080503suguri_bあなたの渋い顔が私を苦しめる…ァ・いえ、そんな深刻な日々には無縁でございますが、いやはや花言葉とは多彩なものです。
たしかに、熟した実にはちょいと渋みというか苦味があります。ガキンコ時代につまんだ記憶はあっても、イタズラ程度にしか食べることはしなかったはずです。
実が赤くなるもの、白いもの、それに真っ黒と、種類が3つに分かれます。あとひと月もすれば、この木がどれか、正解はわかるはずです。

2007年のきょうシュンギク> 2006年のきょうムクノキ> 2005年のきょうワスレナグサ> 2004年のきょうカリフォルニアポピー

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5月2日(金) マイヅルソウ

080502maidurusou_b鉢植えのマイヅルソウが二度目の開花をしてくれました。去年は恥ずかしくてここに載せられない花つきでしたが、今年はどうにか花らしくなりました。
直径6mmほどで真っ白けのため、構造がわかりにくい写りです。まあ、物事すべてを暴かなければ気が済まないのも病気でしょうし…。
などと言い訳が必要な花と比べ、葉の美しさは引き立ちます。鶴には見えんぞ!と茶化してばかりでしたが、この密やかな煌めきをたたえた葉の姿は、おお、鶴です。

<補注> 秋の実と「舞鶴」の由来はこちらです。(2007年9月29日)

2007年のきょうジュウニヒトエ> 2006年のきょうカキドオシ> 2005年のきょうシラー・ペルビアナ(オオツルボ)> 2004年のきょうカリフォルニアポピー

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5月1日(木) ハシリドコロ

080501hasiridokoro_b読み切れずに積もっていた新聞をチェックしていたら、1週間前の夕刊に「毒草食べて重体」という見出しが…。おや、相模原のご夫婦がハシリドコロを食べてしまったようです。
こんな気味悪い花が咲いていたら警戒すると思うのに、どうして毎年被害者があとを絶たないのでしょう。
問題は芽吹きのころで、その姿はフキノトウに似るのです。また、それが少しのびるとウルイと見間違えそうです。よほどの自信がなければ、山野のものには手だし無用です。

2007年のきょうナツトウダイ> 2006年のきょうカシワ> 2005年のきょうシラン> 2004年のきょうベニバナトチノキ

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