読み切れずに積もっていた新聞をチェックしていたら、1週間前の夕刊に「毒草食べて重体」という見出しが…。相模原のご夫婦がハシリドコロを食べてしまったようです。
こんな気味悪い花が咲いていたら警戒すると思うのに、どうして毎年被害者があとを絶たないのでしょう。
問題は芽吹きのころで、その姿はフキノトウを思わせます。また、それが少しのびると
ウルイに似ます。よほどの自信なしには、野山のものに手出しは無用です。
2007年のきょう<チャボタイゲキ> 2006年のきょう<カシワ> 2005年のきょう<シラン> 2004年のきょう<ベニバナトチノキ>
コメント
この名前の由来を聞くと、ちょっとなめて見たい気がします。
相模原は自然が豊かすぎるので何でもあるんでしょうね。
知識があって、かえって火傷をしたケースでしょうか?
初めて知った植物でした。
投稿: ryoi | 2008-05-01 07:43
昔、忍者がこの花のある場所を覚えておき、冬になったら根を取って、幻覚剤として使う…という話が白土三平の『カムイ伝』にあったような。
うちの畑のウルイ、食べごろになりました。
今夜のおかずにしたいと思います。
大丈夫だと思いますが、明日更新がなかったら、中毒したと思ってください。(笑)
投稿: ちとせ | 2008-05-01 07:46
ryoiさんへ:
ええ、たしかにこの草は眼薬に処方されるそうですけど、
分量がかなりむずかしいそうで、間違ってもなめないでくださいね。
このご夫婦、前日にわざわざ奥多摩まで出かけて採ってきたのだそうで、
なんと申しましょうか。。。
ちとせさんへ:
はあ、さすが白土三平、そんなことまで知ってたんだ!!
そうなんです。こんなグロテスクな風体のくせに、
これはスプリングエフェメラルなんですね。
だから、なにか目印がないと、根のあり場所はすっかりわからなくなるはずです。
うーん、土でこさえた巨大カップのなかで火を焚いて、
それでできた真空で池の水を吸い上げる、、、なんていう
おバカな話ばかりではなかったんだ。恐るべし、カムイ。
投稿: はた衛門 | 2008-05-02 07:06