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3月10日(月) ユリノキ

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初夏に咲く花に苦心惨憺したのが遠い昔に思えるほど、今年はきみまろのおかげで、高い枝の先の「冬の花」をも楽々撮影できました。
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もう少し白ければ、本当に花と勘違いする人がいそうな形です。花弁のような部品は翼果で、中心の軸にたくさんついていたのが順に飛び、付け根部分の最後の一層が残っていました。
これだけ多くの種が風に乗って旅をするのだから、そこら中がユリノキだらけになってよさそうなのに、その芽吹きを見たことがありません(注)。実生の苗を見つけるのと3億円があたるのは、いったいどちらが先でしょう。

<補注1> この記事から7年後、ユリノキの実生苗をようやく見つけることができました。(2015年7月14日
<補注2> シナユリノキの場合、この「冬の花」の果軸がとても長いことに気づきました。(2022年1月21日

2007年のきょうウズラバタンポポ> 2006年のきょうフッキソウ> 2005年のきょうハナニラ

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コメント

「そこら中がユリノキだらけになってよさそうなもの・・・」イイギリもあれほどの実が全部ひよどりに食べられても、木は本当に少ないですよね。誰か暇で偉い先生が確率統計をとってくれませんかね。

投稿: ryoi | 2008-03-10 15:08

ryoiさんへ:
ホントですよね(膝ポン)。イイギリの実、頭上が全部赤くなる
数でしたものねえ。それが、いまは1個もなし…。
あれが全部運ばれたんですね。
ウミガメの卵は食べられておしまいですけど、
ユリノキやイイギリの種は、そんな時期がきたらいっせいに
芽吹く、、、ということはないですかね(笑)。

投稿: はた衛門 | 2008-03-11 07:06

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