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2月8日(金) シシガシラ

080208s_niponica
ゼンマイワラビが山菜として珍重されるのは、それが春に若芽を出すからであり、同じシダ類であってもこのシシガシラは緑のまま冬を越します。野道を歩くと、周りの枯れ色を尻目に得意げに目立っています。
シダのなかでは基本的な種類だそうで、その勇ましい名前と合わせて、この姿をしっかり覚えてしまおうと思います。
緑で残る葉は栄養葉で、指でつまんだ葉裏には胞子嚢が見えません。次世代の素を夏に撒いた胞子葉(写真両端の茶色い葉)はすっかり枯れて、干物のような残骸と化しています。同じ残骸でも観賞価値のあったクサソテツと違って、少し哀れです。

<補注> 春の姿はこちら、夏の姿はこちらです。

2007年のきょうキャラボク> 2006年のきょうナツミカン> 2005年のきょうオオイヌノフグリ

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