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番外編 : Polite

080131wajuro線路脇の空き地に茂る棕櫚の木に結ばれた貼り紙です。横にある歯医者さんが貼り主ですが、どうやら空き地の所有権はない模様です。
棕櫚の葉がビルを傷つけるから、すぐにも切りたいのでしょうに、紳士的な段取りをつけるところが素敵です。わざわざ「和」棕櫚と書くなんざ、オヌシ、できるな。

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1月31日(木) サネカズラ

080131sanekazuraサネカズラはもう幾度も載せた気がして、過去記事を確認してみました。そこで「挿し木実験中」という記述を見つけて赤面です。今日只今、当家にはその痕跡もないので、見事に失敗していたようです。
いえ、そんな告白がきょうの狙いではなくて、この写真はサネカズラの深い味わいに着目したものです。
奇妙な形の実だけ目立ちますが、常緑である葉が冬にはほんのり赤く染まるところがサネカズラの渋い鑑賞ポイントです。この変化が葉を凍りにくくするそうで、落葉樹とは違う自衛策です。

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1月30日(水) シロミマンリョウ

080130manryou_b鉢植えのものを二つ寄せれば、別にどうということもない図ではあります。ミソはこれが地植えということです。
シロミマンリョウを見かけるたびに、「せっかくなら紅白並べればいいのに」と思っていました。単純な発想なのに、これが意外になくて、ようやくの掲載です。
あまりに単純すぎて、誰もバカバカしいと敬遠するのか、あるいはシロミとふつうの万両とは相性が悪いのか、いろいろ考えました。自分なりの結論は、「毎日がめでたいのも鬱陶しいものじゃ」と…。

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1月29日(火) イスノキ

080129isunoki_b1バレンタインチョコのなかにこのハート型の物体を詰め合わせたらおもしろいと思うのですが、結果、相手の男性に嫌われても責任は持てません(笑)。
ハートの中央部にある黒い部分は、3㎜ほどの穴です。この穴を吹くと、ピューピューと軽やかに澄んだ音色が響きます。つまりなかは空洞ということで、実かと思うこの物体の正体は虫こぶなのです。
080129isunoki_b2ハートに限らず、イチジク型や風船型など、この虫こぶはふんだんに木を飾ります。春の花の時期までしっかりと木に残り、ほかに見分けポイントの少ないこの木の確実な身分証明となっています。

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1月28日(月) タンキリマメ

080128tankirimame_b子供のときから探し物がまったくの下手クソで、野球をしていてボールが草むらに入ったりなどしたら、もうお手上げでした。
そんな人間が、藪のなかに二年越しの探し物を見つけたのですから、欣喜雀躍の思いです。見分けを間違えて胸につかえていたトキリマメのときは枯れ切っていた葉も、今度はしっかり残っていました。
かなり広い範囲で木に絡まっていたのに、先の尖った葉は一枚もなく、ここはタンキリマメの聖地でした。夏にここで花を撮れば、痰が切れたようにスッキリでしょう。

<補注> 花の様子はこちらです。(2008年8月7日)

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1月27日(日) アオキ

080127aoki_bアオキなのに実が赤いとはこれ如何に…などと言ったら座布団を三枚取られそうです。アオキに「青い」実が残っているところが、この写真のミソなのです。
この青い実は未熟ぎみに胴回りが細く、しかも瓢箪のようにくびれています。熟した深紅の実とは好対照で、お互いを引き立てています。
この瓢箪はアオキミタマバエが作る虫こぶで、アオキミフクレフシと呼ばれます。「お前でなければダメなのさ」と口説かれた青木さんは、夏までジッと子育てです。

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1月26日(土) ニワウルシ(シンジュ)

080126sinju_b1きのうのイイギリに続いて、また大きな木です。こんな大木を「ニワ」ウルシと呼べるお庭とは、いったいどれだけの広さなのでしょう。
などと、ヒガミっぽいことを考えたら、じつは葉の形が漆に似ているのにカブレない=庭に植えてもOKという意味だそうです。その葉がすべて落ちていて間抜けですが、翼果だけ残っていました。
080126sinju_b2真んなかに種を包んだ白茶色の翼は、ちょっとやそっとの北風では枝から離れないようです。あれだけの高さにあってそんな強い風を待つとは賢い作戦です。飛んでゆく種を追跡したくなりました。

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番外編 : 地球の黄色信号

080125mansaku_bせっかく咲き出した花を見て溜息をつかれてはマンサクがむくれるでしょうが、地球の温暖化が心配です。
05年:2月15日
06年:1月30日
07年:1月23日
同じ木の開花日がどんどん早くなってきています。その意味では今年は踏みとどまったのかもしれません。あと一歩、地球に優しい暮らしの推進が必要です。

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1月25日(金) イイギリ

080125iigiri_b二代目デジカメのおかげで、上空15mの世界もこれこのとおりです。朱赤に輝く豊穣の房の連なりだけでなく、それをついばむ鳥さんまでとらえてしまいました。
冬の今ごろ、この木が4~5本ある里山というのは感動の極地です。飽かずに空を向いていると、寒さは感じなくなるから不思議です。
ふと目を下ろすと、周囲の低木にもこの赤い房が散らばり落ちて引っかかっていて、そこら中の木がみんな赤い実をつけた見慣れぬ木に変身です。夏には花が降り注ぐし、イイギリの樹下は幸福の空間です。

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1月24日(木) キンシバイ

080124kinsibai_c緑から紅葉への色合い移行サンプルのような枝を見つけました。
ふむふむ、金糸梅は花だけではなく紅葉も美しいのだなと思い、もっときれいな株はないかと探しました。ところが、見つかるのはまったく色づかない常緑かと思うものが多く、はて、金糸梅は落葉性だったか常緑性だったか…。
ものすごく基本的なことで恥ずかしいのですが、半落葉性という区分があるのでした。まるでコウモリみたいな奴、などとののしらずに、微妙な美しさを愛でておきます。

<補注> 花の時期の写真はこちらです。(2014年7月15日)

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1月23日(水) ニワトコ

080123niwatoko_b最初はエナリくんだと思いました。しかし、角度を変えて見ていると、モンチッチのように…。まあ、二人(?)が似ているのでしょう。
冬場の木々の葉痕というのは、このように人間や動物の顔に見えるものが多く、これだけで木を見分けることができる人がいます。
早くそこまで行きたいと願う心がある反面、ディープな世界におびえる自分がいます。まずは初心者っぽく、葉痕と言えばこれ、というニワトコを撮影してみました。こんなにかわいいと、ハマりそうです。

<補注> 花の様子はこちらです。

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1月22日(火) チョウセンゴミシ

080122tyousengomisi_b町内の新年会がありまして、その席で近所の植物好きの奥様と「赤い実」の話題になりました。9月に野辺山を旅行なさったとき見つけたものなのですが、「赤い」というだけなので、いったい全体雲をつかむような話でした。
翌日、そのとき描いた絵手紙の複製をいただきました。実の色は赤と青で正反対だけれど、この感じはマツブサによく似ています。
調べてみたら、やはり同じ科の朝鮮五味子でした。まったく初めて知る植物で、かなり風変わりな名前です。
あまりに愉快なことだったし勉強になったので、いきなり季節違いの植物を、しかも写真ならぬ絵を載せることにしました。

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番外編 : e-Tax奮闘記

080121etax_b先日、住基カードの紹介をしましたが、もしかしたら私と同じように、今年(昨年分)の確定申告を電子申請(e-Tax)でやってみようという奇特な人がいるかもしれないので、その体験レポートをしてみます。
結論から言うと、もし年一回の確定申告(医療費などの控除申請)だけに使いたいのだったら、「よほど好きな人」以外はこれまでどおり税務署や市役所の窓口に出向くことをお勧めします。ただし、持久力や根気を養うトレーニングをしたい人は、このあとも続けてお読みください。

写真の4点が、ハード的に必要なものです。住基カードとその内容をパソに読み込むためのカードリーダー(グレーのUSBツール)は、事前に準備します。住基カードは市役所で、電子証明機能付きで1,000円です。リーダー(HITACHI M-520U)はネット通販で、送料・代引き料込みで3,500円でした。
CD2枚のうちの1枚は、このツールのドライバーソフトです。もう1枚は市役所で電子証明のオマケでもらったもので、これをパソに入れると個人認証ができるようになります。どちらも容量的にはかなり軽いものです。
さて、この用意が整ったら国税庁の確定申告のページ(http://www.nta.go.jp/e-tax/)を開きます。このサイトはじつに懇切丁寧に作られているので、余計な解説はやめておきます。必要なのは素直な心とかなりの根気の2点です。
というのは、いろんな人がアクセスすることを想定していますから、「んなこと書かなくても」という解説も多いし、OSだってVistaからMeまで対象にしていますから、見た感じがとってもしつこくなっています。こんなクネクネ道にも腹を立てず、かつ、これでもかというくらい重層的な手続きにもめげない精神力は不可欠です。
ルート証明を取り、開始届出書を出し、もらった「利用者識別番号」を使って初期登録をします。そのあと「e-Tax」という申請用ソフトをダウンロードします。
これでようやく申告用の申請書を作ることになります。つまり、ここまでの作業はまったくの下準備で、ここからが本番です。ただし、その下準備でさえ、私は2カ所で大スタック(詳細省略)し、細切れでしか時間のなかった先週は3晩を費やしたのにどうもうまくできている感じがしませんでした。
そこで土曜の朝、「さあ、きょうはじっくりとやるか」とe-Taxを開いたら、なんとサーバにアクセスしません。来週からは無休体制になるようですが、まだ週休二日で朝は9時からなのでした。
さて満を持したきょう(月曜)、仕事を放り出して没頭したのですが、やはり細々とわからなくなるところがあり、あっと言う間に夕方です。もちろん、ソフトの操作に戸惑うばかりではなく、税務の内容(言葉や仕組み)に暗いので要所要所で基本的なことを調べなくてはならないのが根本の原因ではあります。
また、医療費の明細をエクセルからインポートできないのも時間を食った原因です。去年まで窓口申請に使っていた自作の帳票で今年も事前に一覧を作っていたのですが、100件もあるその内容をe-Taxに一々再入力しなければなりませんでした。
というわけで、とりあえず作成書類を電子送付したはず(極めて不安)です。e-Taxだと還付までの日数も短縮されるということなので、もし無事に満額(カメラがもう1台買えるくらい)入金があったなら、そのときは喜びのレポートをいたしましょう。

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1月21日(月) トベラ

080121tobera_bまるで花が咲いているような真紅に引き寄せられます。この赤い実、じつはかなりベトつきます。衣服や動物の毛に簡単に粘着します。
そうやって種がとれたあとの殻が右下に見えています。また、この実が割れて開く前の黄色に熟した姿も中央下側に写っています。
厄除けのために扉に掲げたのが語源と言い、節分の豆はこの木を燃やして煎るのが本格派だといいます。ただし、トベラは燃やすと臭気がある(それが厄除け効果)そうです。ご近所のクレーム覚悟でやってみますか。

<補注> 本当の花はこちらです。

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番外編 : ニューフェイス(TZ-3)

080120kimimaro_b暮れにLUMIX TZ-3を買いました。二代目のデジカメになります。
今まで活躍してくれたPENTAX-Optioは、小ささ(名刺大)が大好きでした。ただ、3倍ズームでは歯ぎしりの場面が多く、グーッと迫れる一台を物色していました。
CMキャラ(きみまろ)が嫌いというつまらない理由で購入をためらっていたおかげで、信じられないほどお買い得な値段になっていました。そんな値段には反比例して機能は文句なしで、もう3倍の世界には戻れません。

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1月20日(日) シモバシラ

080120simobasira_c冷え込んだ朝だけの楽しみがあり、寒さにもめげず、イソイソお出かけです。
ここしばらく、お湿りがなかったので若干不安でしたが、道々、地面にしっかり霜柱が立っているのを見つけ、ニンマリです。大丈夫、植物のシモバシラにも、しっかりと純白のフレアーができていました。
枯れた茎の狭い割れ目がこの薄膜を作るので、回数が重なると繊細さが薄れます。その冬最初のきつい冷え込みの朝、しかも陽が射してすぐが狙い目です。

<これまで掲載のシモバシラ> ☆ 氷のフレア:最初の撮影 ☆ 秋の花 ☆ 氷のフレア:二度目の撮影

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1月19日(土) カリン

080119karin_bまるで、落ちていた実を一つだけ枝に刺したみたいですが、天然自然のままの姿です。放っておけば、これもそのうち落ちるのでしょう。
その硬さはさておいて、香りはいいし、ほんのり甘いし、鳥にあげるにはもったいない実です。ところが、人間だけでなく鳥まで、この実にはあまり目をくれません。
マルメロのときも書いたように、昔の人はこういうものをしっかり齧っていたようです。顎が軟弱になれば体も弱り、体がヤワになれば心も弱ります。健全な日本はカリンをガリンとすることから始まります。

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1月18日(金) サザンカ

080118sazanka_b暮れの記事で、「山茶花がややくたびれ加減に」と書いたのに、前言撤回です。木にもよりますが、まだまだ満開状態が楽しめます。
いかにも山茶花らしく、株元を薄紅に埋めたこの景色は、今までずっと狙っていたものです。ありふれたようでいて、去年までなかなか撮れなかった一枚です。
当日に加え、前日の天気も良くないと、散り敷いた花びらがきれいに写りません。もちろん枝に咲く花も入ってくれないとつまらない写真になります。地面近くで横に張り出したこの枝振りがキーポイントでした。

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番外編 : はた衛門専用?住基カード

080117jukicard_b_2電子証明用のICを組み込んだ住基カードです。今年はe-Taxで還付申告をやってみようと思い、志木市役所で発行してもらいました。
で、もらってびっくり、カードのなかにハタザクラが! もしかして「はた衛門」専用か?と思ったら、「ハタザクラは市民の木です」と…。ほんの糠喜びでした。

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1月17日(木) チゴカンチク

080117tigokantiku_b先日、通称チゴザサを取り上げたばかりで、今度は本名がチゴカンチク(稚児寒竹)という竹を見つけることができました。
稈(かん:竹などの茎のこと)がまるでルビーのように透明感のある深紅です。帰宅して「稈が赤い」で検索したら、いとも簡単に正体が判明しました。
高さは背丈程度だし、稈の太さも小指くらいで、稚児というほどかどうかはさておき、竹類のなかでは小振りです。冬陽に当たると稈がこういう色になるのだそうで、これはなかなかうまい時期の出会いでした。

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1月16日(水) トウカエデ

080116toukaede_b大きな仏堂の天井を思い出しました。金色の団扇みたいなものがいっぱい下がっていて、あれは華鬘(けまん)というそうですが、そのミニチュアみたいです。
葉は丸坊主でしたが、この翼を持つ種の形からカエデの種類であることがわかります。それに幹のガサガサが加わると正体は判明です。
べつに冬の乾燥でお肌が荒れているわけではなく、瑞々しい開花時期でも、美しい紅葉の時期でも、いつでもこれはトウカエデの一大特徴です。渋い大人の男を感じさせて、少し憧れます。

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1月15日(火) ウメ(八重寒紅)

080115ume1_bきのうの水仙と同じで、この時期は梅の咲き出しも心待ちします。その梅のなかで、先頭走者はいつもたいがいこのピンクの八重品種です。
080115ume2_b梅の種類を論じるなど百年早い暴挙ではありますが、この色合いに加えて花弁の縁が少し波打っている特徴から、これを「八重寒紅」としておきます。早咲きの代表的品種の一つです。
ブログを始めた最初の冬は12月中旬に見かけましたが、きのう触れたように、あの年はやや異常に過ぎました。今年はホッとできるタイミングの開花です。

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1月14日(月) ニホンスイセン

080114nihonsuisen_b待ち続けてひと月半、初春らしいこの花がようやくきれいに咲きそろいました。
今から3年前の冬は11月のうちに見かけました。次の冬も同じだったので、つい水仙とはそのころから咲くものと思い始めていたのです。ところが前の冬から咲き出しが遅くなってしまいました。
そこで志木の気温を調べてみました。そしたら、年内から咲いていたころの平均気温は飛びぬけて高かったのです。今年は水仙が遅いとブツクサ言っていましたが、どうやら今ごろの咲き出しの方が正常ではあるようです。

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1月13日(日) ヒヨドリジョウゴ

080113hiyodori_bボロと言えば汚らしくても、それを襤褸と漢字にすれば多少は立派に見えてきて、さらにこれをランルと読むと、なんだか高級に思えてきます。
原型をとどめないこの葉をボロと言い捨てるかランルと思うか、「危ない人」のリトマス試験紙になりそうです。
あくまで、この写真は枯れ残った実を主人公に撮ったつもりなのに、あとで見ると脇役の方がずっと雄弁に思えてきます。緑のままに残った実が面白いなどと無理に思いながらも、目は栄華の残骸にしみじみと惹きつけられてしまいます。

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1月12日(土) ロウバイ

080112roubai_bつるべ落ちの日暮れどきは、「そろそろきょうもサヨウナラ」とお陽さまに言われているようで嫌いです。もっとも、物悲しいなどという高尚な気分ではなく、なにか損するようなセコイ感覚ですけれど。
ただ、ときには気持ちにそんな切なさが紛れることもあって、この日は傾いた陽の光を受けながら、淡い芳香の流れにしばし浸ってみたのでした。
さて、草木ブログとしてはこれが何ロウバイなのかはっきりしなければいけませんが、こういうときに逆光というのは便利です。「誰そ彼」と洒落トボケて、よく見えなかったことにします。(花がうつむきで芯が暗いので、ふつうのロウバイでいいようです)

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1月11日(金) シマタケ

080111simatake_bお寺の庭の下草として、木々の根元を飾っていました。そんな庭造りのときはこれを稚児笹と呼び慣わすようで、名前のようにかわいいおチビさんです。
ところが問題はそこからで、チゴザサという植物は別にちゃんと存在するのです。夏には田んぼでふつうに見られる雑草のようです。
残念ながらここにはそれをまだ収録できていなくて、ぜひ早く見つけたいものです。ということで、きょうのこのかわいいおチビさんは、園芸的な通り名はチゴザサ、だがしかしその正体はシマタケなのでした。

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1月10日(木) ツバキ(詳細不明)

080110tubaki_bきょうはちょいとミステリーです。常緑樹ではあっても、葉は自然に更新され、落ち際の葉が枯れるというか色づくことはありますが、ここまで紅葉する椿というのは、いったい存在するのでしょうか。
葉のサイズからすると山茶花っぽいのですが、花びらはしっかり合着していて、固まったまま枯れています。互生・鋸歯ありで、こんなに艶のある葉だし、花はいかにも椿っぽいし、はてさて困りました。
上記の自然更新とは別の感じで、たまに霜焼けしたように葉が赤くなったツバキ類を見ますが、ここまで真紅に艶めいたものは初めて見る気がします。夏には葉が緑になるかどうか、またまた追跡の楽しみが増えました。

<補注> 後日、ツバキ類は根詰まりすると葉が赤変すると知りました。ただ、この記事の木がそれに該当するかどうかは依然不明です。(2008年2月23日

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1月9日(水) レモン

080109lemon_bこうやってキーボードに向かっていれば、瑠璃玉薊など易々と「書ける」のですが、さてバラを「手で」書けと言われると困ります。
ただ、薔薇は無理でも、檸檬は覚えたいと思うのです。思いつつ、きょうもダメでした。すみません、梶井さん。口が裂けてもあの小説が好きとは言えません。
檸檬を音読みするとネイモウ≒Lemonらしくても、漢和辞典ではドウモウと読むようで、ドウモよくわかりません。ま、ことはレモンですから、サッパリわからん…。

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1月8日(火) オニドコロ

080108onidokoro_bきのうせっかく春の気配を載せたのに、一気に現実に引き戻す冬枯れの図です。ただ、見ようによっては花が咲いているように…、ン、それは無理ですか。
ヤマノイモのそれと同じで、一つの果実は三つのV型パーツからなります。サイズはこちらがやや小振りですが、かなり近縁の証拠です。
花が開いたような肌色の表皮の間から、薄い翼を持つ種(やや濃い茶色)が顔をのぞかせています。長い飛行は無理でも、風に吹かれたら5~6mは飛びそうです。

※ 花の様子はこちらです。

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1月7日(月) オオイヌノフグリ

080107ooinunohuguri今ごろの野辺歩きで楽しみなことは、ひそやかな春の兆しの発見です。まだまだ寒さはこの先も…とはわかっていても、花開く季節が順番待ちしていることを確認できて、胸をなでおろします。
080107hotokenozaさてその兆しの二つ、どちらをタイトルにするか迷いますが、先日名前だけ借りたフグリ君を優先しましょう。
ところでこの両者、これまでここにはホトケノザがいつも先に登場していて、今年初めて同じ日に二つを見つけました。本当はどちらが先か、比べてみたい気もします。

<補注> 恥ずかしくも、これは無知丸出しの記事でした。オオイヌノフグリは暮れからチラホラと花を見ることがあるし、ホトケノザに至っては10月や11月にはもう花が咲いているのでした。(2014年10月19日)

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1月6日(日) コナラ

080106konara_bさて、そろそろ地元に話を戻します。朝が多少冷えるものの、好天が続いていて、日中は少し真面目に歩くと汗ばむのが困ります。
そこで、野路を行くときは、頭上の鳶にしばし見惚れ、ややあってまた斜面の苔に足を止め、適当に体温調節をしながら歩きます。
コナラのドングリが大量に散らばっている小路は日当たりが良く、うずくまってしつこく撮影しても冷えはせず快適でした。もちろんコナラも快適らしく、早くもしっかりと地中に根をのばしていました。

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1月5日(土) ミミズバイ

080105mimizubai_b生憎の雨のせいでひどい写りにもかかわらず、ぜひ出しておきたかった、南紀旅行での一枚です。埼玉近辺ではたぶん見かけにくい木だと思います。
特徴は、なんと言っても枝から直接出ている黒い尖った実です。この実がミミズの頭に似ているというのですが、ペン先くらいの大きさで、かなりの硬さです。
夏に咲く花は白いポンポンのようだと言います。真っ黒な実とは好対照で面白いとは思うのですが、さてお目にかかることができるやら。常緑の葉はあまり特徴がなく、探すときは花が頼りになりそうです。

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1月4日(金) ハマアザミ

080104hamaazami_b熊野の海は、小さな入り江や漁港のなかまで澄んでいて、そんなことに驚くのがおかしいとは思っても、しみじみ見入ってしまいました。
そんな「本当」の海の岸辺に、薄紫のボンボリが群生していました。背は低く、せいぜい20㎝少しですが、肉厚の葉は元気が良く、艶々と陽光を照り返します。
どこかの知事みたいにそのまんまの名前が覚えやすくて助かります。別名はハマゴボウといい、根が牛蒡状だそうですが、それを確かめるのはご法度でしょう。

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1月3日(木) フウセントウワタ

080103husentouwata_b自然状態で袋が割れて、黒い種をつけた綿毛が今にも飛び立ちそうです。
この袋を風船に見立てての命名なのでしょうが、妙に毛をはやしたその姿は、どうしたってフグリに見えてしまいます。おっと、掲載禁止用語かな。いやいや、オオイヌノフグリがあるから大丈夫でしょう。
正月から下品で恥じ入りますが、好天のおかげできれいに撮れた写真で勘弁です。4年前に載せた同趣旨シーンは解説的だったので、今度は叙情的一枚です。

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番外編 : no.2008

080102sake_bこの写真を見て、その趣旨をすぐにわかっていただけたらうれしいのですが…。
左は大晦日、右は元旦にそれぞれいただきました。07年には笑ってお別れ、08年は目指せ日本一、っていうわけじゃないですけど、まあ縁起のいい名前です。
で、これだけだったら単なるオヤジ遊び止まりですが、その先はオタク遊びでして、この「八州一」がワタシの利き酒シリーズの2008番なのです。酒の神様が今までの努力(?)を誉めてくれたような、うれしい偶然です。

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1月2日(水) ゴクラクチョウカ

080102strelitzia_b足腰の確かなうちにと思い、熊野を歩いて来ました。特に植物目的ではなかったのですが、それなりに面白いものを見ることができました。
先日載せたポインセチアもその収穫ですが、順序からいけば、空港を出た第一歩でビックリしたのがこの花です。間違えてジャカルタ空港に降りたかと…。
前にもこの花はここに登場していますが、それは切花で葉がなく、当ブログの趣旨からすればいささかやましいものでした。これでスッキリ、極楽ゴクラクです。

<補注> このときは厳冬期に地植えで開花していることに驚いていますが、このあと、冬の志木で露地で咲いているのを見ました。南国の植物だと思っていたので、やや意外な発見でした。(2011年12月11日)

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1月1日(火) ダイダイ

080101daidai_b柑橘類の見分けにはいつも苦労します。しかし、これがダイダイであることは育てている人から直接聞いたので間違いないはずです。
「代々」にかけためでたい名で、今年は春から縁起がいいわい!

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