番外編 : e-Tax奮闘記
※ この記事は2008年の収録なので、内容には歴史的な意味しかありません。
先日の住基カードの続きです。もしかしたら私と同じように、今年(昨年分)の確定申告を電子申請(e-Tax)でやってみようという奇特な人がいるかもしれないので、その体験レポートをしてみます。
結論から言うと、もし年一回の確定申告(医療費などの控除申請)だけに使いたいのだったら、「よほど好きな人」以外はこれまでどおり税務署や市役所の窓口に出向くことをお勧めします。ただし、持久力や根気を養うトレーニングをしたい人は、このあとも続けてお読みください。
結論から言うと、もし年一回の確定申告(医療費などの控除申請)だけに使いたいのだったら、「よほど好きな人」以外はこれまでどおり税務署や市役所の窓口に出向くことをお勧めします。ただし、持久力や根気を養うトレーニングをしたい人は、このあとも続けてお読みください。
写真の4点が、ハード的に必要なものです。住基カードとその内容をパソに読み込むためのカードリーダー(グレーのUSBツール)は、事前に準備します。住基カードは市役所で、電子証明機能付きで1,000円です。リーダー(HITACHI M-520U)はネット通販で、送料・代引き料込みで3,500円でした。
CD2枚のうちの1枚は、このツールのドライバーソフトです。もう1枚は市役所で電子証明のオマケでもらったもので、これをパソに入れると個人認証ができるようになります。どちらも容量的にはかなり軽いものです。
さて、この用意が整ったら国税庁の確定申告のページ(http://www.nta.go.jp/e-tax/)を開きます。このサイトはじつに懇切丁寧に作られているので、余計な解説はやめておきます。必要なのは素直な心とかなりの根気の2点です。
というのは、いろんな人がアクセスすることを想定していますから、「んなこと書かなくても」という解説も多いし、OSだってVistaからMeまで対象にしていますから、見た感じがとってもしつこくなっています。こんなクネクネ道にも腹を立てず、かつ、これでもかというくらい重層的な手続きにもめげない精神力は不可欠です。
ルート証明を取り、開始届出書を出し、もらった「利用者識別番号」を使って初期登録をします。そのあと「e-Tax」という申請用ソフトをダウンロードします。
これでようやく申告用の申請書を作ることになります。つまり、ここまでの作業はまったくの下準備で、ここからが本番です。ただし、その下準備でさえ、私は2カ所で大スタック(詳細省略)し、細切れでしか時間のなかった先週は3晩を費やしたのにどうもうまくできている感じがしませんでした。
そこで土曜の朝、「さあ、きょうはじっくりとやるか」とe-Taxを開いたら、なんとサーバーにアクセスしません。来週からは無休体制になるようでも、まだ週休二日で朝は9時からなのでした。
さて満を持したきょう(月曜)、仕事を放り出して没頭したというのに、やはり細々とわからなくなるところがあり、あっと言う間に夕方です。もちろん、ソフトの操作に戸惑うばかりではなく、税務の内容(言葉や仕組み)に暗いので要所要所で基本的なことを調べなくてはならないのが根本の原因ではあります。
また、医療費の明細をエクセルからインポートできないのも時間を食った原因です。去年まで窓口申請に使っていた自作の帳票で今年も事前に一覧を作っていたのがほぼ無駄で、100件もあるその内容をe-Taxに一々再入力しなければなりませんでした。
というわけで、とりあえず作成書類を電子送付したはず(極めて不安)です。e-Taxだと還付までの日数も短縮されるということなので、もし無事に満額(カメラがもう1台買えるくらい)入金があったなら、そのときは喜びのレポートをいたしましょう。
CD2枚のうちの1枚は、このツールのドライバーソフトです。もう1枚は市役所で電子証明のオマケでもらったもので、これをパソに入れると個人認証ができるようになります。どちらも容量的にはかなり軽いものです。
さて、この用意が整ったら国税庁の確定申告のページ(http://www.nta.go.jp/e-tax/)を開きます。このサイトはじつに懇切丁寧に作られているので、余計な解説はやめておきます。必要なのは素直な心とかなりの根気の2点です。
というのは、いろんな人がアクセスすることを想定していますから、「んなこと書かなくても」という解説も多いし、OSだってVistaからMeまで対象にしていますから、見た感じがとってもしつこくなっています。こんなクネクネ道にも腹を立てず、かつ、これでもかというくらい重層的な手続きにもめげない精神力は不可欠です。
ルート証明を取り、開始届出書を出し、もらった「利用者識別番号」を使って初期登録をします。そのあと「e-Tax」という申請用ソフトをダウンロードします。
これでようやく申告用の申請書を作ることになります。つまり、ここまでの作業はまったくの下準備で、ここからが本番です。ただし、その下準備でさえ、私は2カ所で大スタック(詳細省略)し、細切れでしか時間のなかった先週は3晩を費やしたのにどうもうまくできている感じがしませんでした。
そこで土曜の朝、「さあ、きょうはじっくりとやるか」とe-Taxを開いたら、なんとサーバーにアクセスしません。来週からは無休体制になるようでも、まだ週休二日で朝は9時からなのでした。
さて満を持したきょう(月曜)、仕事を放り出して没頭したというのに、やはり細々とわからなくなるところがあり、あっと言う間に夕方です。もちろん、ソフトの操作に戸惑うばかりではなく、税務の内容(言葉や仕組み)に暗いので要所要所で基本的なことを調べなくてはならないのが根本の原因ではあります。
また、医療費の明細をエクセルからインポートできないのも時間を食った原因です。去年まで窓口申請に使っていた自作の帳票で今年も事前に一覧を作っていたのがほぼ無駄で、100件もあるその内容をe-Taxに一々再入力しなければなりませんでした。
というわけで、とりあえず作成書類を電子送付したはず(極めて不安)です。e-Taxだと還付までの日数も短縮されるということなので、もし無事に満額(カメラがもう1台買えるくらい)入金があったなら、そのときは喜びのレポートをいたしましょう。
<補注> 国税庁の名誉のために追記しておけば、体験初年度の上記感想は、基本設定(あるいは学習)事項が多かったことが大きく影響しています。このあと、次第に慣れたこともあるし、システムの煩雑さは年々着実に改善され、医療費明細も自分のエクセルからインポートできるようになっています。ここ数年は悪くても2時間程度で送信できるようになり、窓口に並ぶよりは絶対に楽だと感じています。(2015年1月)
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コメント
私も去年 e-Tax でもやろうと思ってソフトは取り寄せたのですが、住基カードやカードリーダーを買ったりしなくていけないのでやめました。
やっぱりやめてよかったです、ね。
投稿: ryoi | 2008-01-22 09:58
ryoiさんへ:
はい、おやめになって正解でしたよ。
でも、この苦労をわかり合う仲間がほしかった気もしますけれど(笑)。
やはり月曜の「作品」には不備があり、きのう少しやり直しをして、
また送りました。入試の発表待ちの気分です。
投稿: はた衛門 | 2008-01-23 05:58