まるで、落ちていた実を一つだけ枝に刺したみたいでも、これは天然自然のままの姿です。放っておけば、これもそのうち落ちるのでしょう。
その硬さはさておいて、香りはいいし、ほんのり甘いし、鳥にあげるにはもったいない実です。ところが、人間だけでなく鳥まで、この実にはあまり目をくれません。
マルメロのときも書いたように、昔の人はこういうものをしっかり齧っていたようです。顎が軟弱になれば体も弱り、体がヤワになれば心も弱ります。健全な日本はカリンをガリンとやることから始まります。
2007年のきょう<チョウセンマキ> 2006年のきょう<ニホンスイセン> 2005年のきょう<オケラ>
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