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10月21日(日) ウメバチソウ

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山野草のなかではわりとネームバリューが高い種類だと思います。たしかに、陽当たりのいい斜面でこれを見つけると、歓声をあげてしまうほどの美しさです。
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花の直径は2㎝少々と小さくとも、群生して咲くのでその純白さが強調されます。近づいてみると、細やかな雄シベ(注)の作りにも感動です。
家紋には梅が素材のものが多く(軽く100以上)、そのなかでこの花の形によく似たのが「梅鉢」紋です。図案化された雄シベ部分が、なるほどネと思わせます。

<補注> ひと口に雄シベとしたものの、正確には仮雄シベ(先端がガラス玉状に光る)と本当の雄シベ(乳白色で大きな葯を持つ)でできています。
<追録> つくづく「クセつよ」の草です。夏の暑さが去り、野山が秋の装いに切り替わったころ、一人だけまるでスプリング・エフェメラルみたいな顔をして咲き出します。
そして、たった1枚しかない自分の葉(茎葉のこと、根生葉は別)は周囲の草に埋もれて隠れん坊(画面左の矢印で示した茎の高さにはつかない)です。短い秋の内に光合成しなければという切迫感がありません。(撮影:2024年10月11日)
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2006年のきょうアキノキリンソウ> 2005年のきょうサザンカ> 2004年のきょうモッコク

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コメント

花が4つ?5つ?
1枚の写真におさまってる。
私が撮りたくて撮れなかった写真です。
細長い葉っぱもちゃんと入ってて、さすがですね。

投稿: ちとせ | 2007-10-21 08:06

ちとせさんへ:
うわっ、速攻コメント、ありがとうございます。
いやァ、おほめいただくと赤面でして、もう少しきれいに
撮ってあげたかったのに、「もっと光を~!」の日でした。
葉は、中央下の丸いのがウメバチソウのなんですよ。
いろんなほかの葉があって、しかもウメバチソウの花下が
長いもんで、誤解を与える写真になっちゃいました(ぐすん)。

投稿: はた衛門 | 2007-10-21 08:16

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