
山野草のなかではわりとネームバリューが高い種類だと思います。たしかに、陽当たりのいい斜面でこれを見つけると、歓声をあげてしまうほどの美しさです。

花の直径は2㎝少々と小さくとも、群生して咲くのでその純白さが強調されます。近づいてみると、細やかな雄シベ(注)の作りにも感動です。
家紋には梅が素材のものが多く(軽く100以上)、そのなかでこの花の形によく似たのが「梅鉢」紋です。図案化された雄シベ部分が、なるほどネと思わせます。
<補注> ひと口に雄シベとしたものの、正確には仮雄シベ(先端がガラス玉状に光る)と本当の雄シベ(乳白色で大きな葯を持つ)でできています。
2006年のきょう<アキノキリンソウ> 2005年のきょう<サザンカ> 2004年のきょう<モッコク>
コメント
花が4つ?5つ?
1枚の写真におさまってる。
私が撮りたくて撮れなかった写真です。
細長い葉っぱもちゃんと入ってて、さすがですね。
投稿: ちとせ | 2007-10-21 08:06
ちとせさんへ:
うわっ、速攻コメント、ありがとうございます。
いやァ、おほめいただくと赤面でして、もう少しきれいに
撮ってあげたかったのに、「もっと光を~!」の日でした。
葉は、中央下の丸いのがウメバチソウのなんですよ。
いろんなほかの葉があって、しかもウメバチソウの花下が
長いもんで、誤解を与える写真になっちゃいました(ぐすん)。
投稿: はた衛門 | 2007-10-21 08:16