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9月30日(日) リンドウ

070930rindou_b去年の10月にも載せたリンドウなのに、再登場させてしまいます。
もっとも、前とは違う場所の撮影です。竜胆は晴れの日しか咲かないことは去年も触れましたが、この青は見る者の心まで晴れ渡らせてくれそうです。これなら二度載せ禁止原則を破ってもいいかなと…。
これでもう少しシャンと立ち上がったら最高の美人だというのに、どうもリンドウの茎には腰がないようです。当世は女性もマッスル系がもてはやされたりしますが、これは正統な平安型ナヨつき系美女でしょう。

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9月29日(土) マイヅルソウ

070929maidurusou_bきのうのカンボクの派手な赤もきれいでしたが、この渋い色づきも格別です。鶉の卵みたいに赤白斑だった実が、秋に入って透明に輝く赤紫色になりました。
いかにも美味な色なのですが、意外にも味はしません。しかも3㎜ほどの種が1~2個入っているので、グルメ目的からは完全除外です。
春の花も少しさびしいし、実もまずいとなれば、葉から命名となったのもやむをえないでしょう。おかげで、この葉を鶴の翼に見立てるという難題を課されてしまいました。

<補注> 後日、この実はとても甘いことがわかりました。(2007年10月8日)

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9月28日(金) カンボク

070928kanboku_bお見事!と声をかけたくなる景色です。色の鮮やかさはもとより、実一粒が1cm弱もあるので迫力があります。
初夏に咲く純白の花を思い合わせると、この木はもっと愛好されていいはずなのに、庭木ではあまり見かけません。この実だって、鳥に食べられることもなく真冬まで美しさを保ってくれるというのに…。
そう、鳥も最後まで手を出さないほどに、この実は苦いのです。何度も齧ってはみるものの、むなしく顔をしかめるばかりです。まさしく、「肝」臓に効きそうな味です。

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9月27日(木) ミズカンナ

070927mizukanna_bたぶん、今年の暑さのおかげでしょうか、夏の盛りに咲く花がまだ開いていました。
その花が、遠目には薄紫で涼しげに見えるものの、じつは花びらは「これでもか」に濃い紫色です。花びらを守る苞が白いので、二つの色がうまい具合に混じって、そこはかとない雰囲気を演出しているのでした。
むしろ、本当に夏向きなのは葉の方で、カンナにたとえられた質感がさわやかです。背丈ほどに大きくなるのもありますが、これは50cmほどのコンパクトタイプです。

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9月26日(水) ジャコウソウ

070926jakousou_b山道の暗がりに不似合いな、5cmほども長さのある大きな花です。ただし、俯いているので少し持ち上げて撮影しました。
当然に触って、揺すってみたのですが、麝香(じゃこう)と呼ぶほどの匂いはありません。これでは名前と実物が記憶でリンクしてくれません。
図鑑には「いい香りがする」とあるものの、「匂わなかった」というサイトもいくつかあって少し安心です。嗅覚の差はあるのでしょうが、それよりも天候や時間に左右されるのではないかと思います。

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9月25日(火) オオモクゲンジ

070925oomokugenji_bきのう、モクゲンジの種を番外編で紹介しておいたのは、じつはきょうの布石でした。
モクゲンジだけでも珍品だと思っていたのに、なんとその上に「大」まであるとは驚きです。しかし、写真の木は5mほどしかなく、看板に偽りあり?でした。
ところが、その近くにはてっぺんが見えないほどの一本があり、なんとその木からは黄色の花が降っていました。花が盛りの老木の横で、若木はもう実が色づいているという珍しい現象で、ちょっと戸惑ってしまいます。

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番外編 : モクゲンジ続報

070924mokugennji_bうれしい出会いからひと月、モクゲンジの実がすっかり枯れあがっていました。こげ茶になった袋が少し割れて、黒い種が覗けます。
数珠にするという種はずいぶん小粒で、これをつなぐのはかなり厄介な作業でしょう。奥に置いたムクロジの種が、まるでボーリングの球に見えてしまいます。

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9月24日(月) サンゴジュ

070924sangoju_c自然の樹形で育った、いかにも名前どおりのサンゴジュを見かけました。個人的には、珊瑚よりもイクラに見えてしまいますが…。
葉が密生し、ツヤツヤした葉表の色が濃くて美しいので、この木は生垣によく利用されます。しかし、その場合は必然的に強く刈り込まれるので、ここまで豪華には珊瑚がぶら下がってくれません。
このブログを始めた年の初夏、垣根でたった一房だけ花をつけたサンゴジュを見つけ、それが無事に結実するまでハラハラしたものでした。何ごとも自然形であることが、本人も楽だし、見る方も楽です。

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番外編 : お食事三態

07092301okera_bつぶらな目が真剣に輝いています。おもちゃに気を奪われた子供のようです。
そう、人間はおもちゃになら無心になっても、食べ物に向かうときにこれほど真面目な目をしているでしょうか。いえ、「人間は」などと誤魔化さず、我が身の驕りを反省です。ヨーシ、一心不乱に食べようっと!
07092302kibanacosmos_bオケラに蜜があるなんて思いもしませんでしたし、キバナコスモスの蜜だって、いったい花一個にどれだけの量があるものやら。
いっそ、フタを開けた蜂蜜の瓶を置いてあげようかと思うほど、蝶さんは忙しく飛び回っています。雀にパン屑をやるのと、いったいどっちがお節介なことでしょう。
07092303sarasina_bサラシナショウマに虫の寄る姿は半月前にも載せました。
前の写真は一発勝負の大型アーチだったのに対し、今度は林立する白いポール群です。ホントに好きなんですね、サラシナショウマが…。いえ、虫さんたちのことではなく、ワタシです。これを見ると、もうヨダレが出てたまらんのです。

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9月23日(日) シナアブラギリ

070923sinaaburagiri_b春に見た花は6~7cmの大きなものでしたが、その実もかなりの迫力でした。花と同じくらい直径があるのに加え、球形に膨らんでいる分、押し出しが立派です。
名前のとおり、この実から油が取れるものの、残念ながらその油は有毒で食用にはならないと言います。
と、味見できないのを嘆くのはクイシンボの勝手で、この油は画材として珍重されるそうです。ほかに、昔は印刷に使ったり唐傘に塗ったりと引っ張り凧だったようで、往年のスターの風格を感じます。

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9月22日(土) カワラケツメイ

070922kawaraketumei_bカワラは河原ということで問題ないでしょうが、名前の後半のケツメイにはちょいとした知識が必要です。姿の似たエビスグサから決明子という生薬が得られて…、などとつながってくれば膝ポンです。
決明子になる夷草の実は細くて長いインゲン型ですが、河原決明の方は実入りの悪い枝豆のような形です。
形が違う分、薬効成分にも差があります。本来の決明子は名前のように眼に良く、加えて利尿・強壮にも効くのに対し、河原の方はやや寂しく利尿効果中心のようです。

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9月21日(金) ミズタマソウ

070921mizutamasou_b葉についた水滴からこの名前、というのではなく、小さなボンボリのような実を水玉と見たようです。白い毛が光って、露に覆われた玉のように見えます。
主役が実になってしまうくらい、花はさびしげな姿です。風で散ったように見えますが、これで完全な形です。
子房の上に2枚の白い萼があり、ハート型の花びらが続きます。そこから2本の雄シベと1本の雌シベが突き出ています。実が膨らむにしたがって、特徴である縦の4本溝がはっきりしてきます。

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9月20日(木) ソテツ(雄株)

070920sotetu_bまあ、事が終わればうなだれるのは自然の摂理でして、男同士、そっとしておいてやりたいところですが…。心で詫びながらの一枚です。
あとひと月も早ければ、きっと威風堂々の猛々しい状態だったのでしょう。来年は雌株のふくよかな花も一緒に紹介したいものです。
イチョウとソテツに精子があるのは生物の時間に習った気がします。風や虫によって雌株に届いた花粉が精子になり、種子のなかの海を泳ぐ…。遠い遠い昔、君らも僕らも海から生まれたのだねえ。

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9月19日(水) カゼクサ

070919kazekusa_b名前が名前なので、揺れてピンボケになるのはややあきらめ加減です。とらえどころのない写真でも、一応花どきの姿です。
子供のころ、左右の手でつかんだこの草の束を結わえ、友達を呼んだものです。うまく罠にかかって転んだら大喝采…。今思えば、危ない遊びをしていたものです。
呼び名無用だった野の草がこんな風流な名だとは恐れ入りました。似た名前の風知草は上品に庭で揺れるのに、それより丈のあるこちらはもっぱら道端を飾ります。

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9月18日(火) ヒトエスイフヨウ

070918hitoesuihuyou_b美しい響きを持つ、粋な名前です。朝、純白で開いた花が午後には赤く変わる現象を「酔」と名づけた人は愛酒家だったのでしょう。
これは1時半ころの撮影で、昼酒がほんのりと効いてきた頃合です。右側では前日の花が酔い潰れています。
近所にあるこの1本は、12時半ころまでは赤みがささず、写真の状態を経て2時過ぎにははっきりピンクになります。ふつうの酔芙蓉は八重だそうで、珍しい一重がどうしてここにあるのか、幸運に感謝せねばなりません。

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9月17日(月) ハシカグサ

070917hasikagusa_b目当ての花があって、この春に訪ねた遠くの山を再訪しました。しかし、替えの電池を忘れるという不始末で、昼頃にはもうカメラがダウンしてしまいました。こりゃーもう、のんびりランチとフテ寝しかありません。
食後に寝転ぶと、虫食いの桜の葉を通して見るコバルトの空や飛び行く白い雲がなんともきれいです。そのうちうつらうつらして、さて気分一新、のんびり散歩でもと立ち上がった足下に、ややこれは…。
15日の記事にいただいたコメントで、ブリさんに挑発(笑)されたあのハシカグサではありませんか。人間万事塞翁が馬、ドジが幸運につながりました。手にくるんで暖め、わずかに復活した電池で、決死の一枚を撮影です。

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番外編 : おきて破りの美

070916hoozuki_b二度づけお断りは大阪ジャンジャン横丁で、二度載せ禁止は草木365日…と言いたいところですが、こっちは誰も迷惑しないから「鎌輪ぬ」とします。
これはもう、三度載せもかまわない芸術だと思うのです。前は12月の撮影でしたが、3カ月も早く見つけました。雨とか気温とか、条件に恵まれたのかもしれません。

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9月16日(日) アオツヅラフジ

070916aotudurahuji_b3年前の秋深いころ、遠い出先で紺色の実を見つけました。その深くて渋い色は脳裏に焼きつき、夏の花や若い実もぜひ見たいものと思い続けていました。
そんな願いが、思いがけず近場で叶ってしまったのです。しかも、雌雄異株なのにしっかりと雌株に会えたのだからじつに強運でした。
図鑑的にはたいがいの説明で「目立たない」とされている花は、たしかに地味です。実の直径が1cm弱ですから、花は5㎜あるかないかでしょう。一斉には開かず、一つずつ順に咲くのも、野の植物らしい堅実な習性です。

<補注> 8月の前半でも、この実が紺色になっているケースに出会いました。(2015年8月11日)

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9月15日(土) コボタンヅル

070915kobotan_b前に載せたセンニンソウの写真を見て赤面です。花だけでは区別をつけにくい仲間にボタンヅルやコボタンヅルさらにコバノボタンヅルまであることなどつゆ知らず、得々と花だけ写していました。
さて、あの葉は心型でセンニンソウでしたが、ここに写った牡丹型の葉を持つのは、いったい上の三つのどれでしょう?
ボタンヅルは3出複葉が1回だけなのに対し、この写真は2回3出複葉、しかも葉の先が尖って(コバノは丸い)いるので、めでたくコボタンヅルとなりました。

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番外編 : 志なかばにして

070914hootomuku_b一国の首相が任期途中で挫折するのは珍しくても、自然界では役目をまっとうできずに終わることはごくありふれた現象です。
先日の台風9号のせいか、ムクロジの実が青いままでたくさん散らばり、ホオノキの実まで落ちていました。長さが15cmほどもあるそのホオノキの実を割ったら、コブシに似た朱色の種が入っていました。

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9月14日(金) ノアサガオ

070914noasagao_b咲いた花だけ見るなら、色も形も大きさも、自分的には在来のアサガオとまるっきり区別がつきません。
ただ、少し離れて眺めれば、浴衣に似合うあのアサガオとは明らかに雰囲気が違います。葉は分厚くて照りがあります。裂け目が浅く、単純な心型のものも目立ちます。むき出しの蕾には恥じらいがありません。
琉球アサガオとか西洋アサガオという呼び名も見かけますが、種をつけない宿根型のこれらを総称するには野アサガオが適当のようです。X'masを迎えても咲き続けるので、とても不気味です。

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9月13日(木) オオブタクサ

070913oobuta_bてっぺんの花穂まで3mはゆうにあって、圧倒される高さです。名前についた大の字は伊達ではありません。
しかし、大の下の「豚」草がいかにもかわいそうです。英語でHogweedというのを直訳したようですが、別に豚がこれを食べるわけではなく、向こうでもこの名はやや蔑視表現のようです。
名前はひどいし、外来アレルギー源として嫌われるし、と立つ瀬のないオオブタクサではあっても、先入観なしに見ればじつに雄大な姿…などとほめたら、花粉症の人には叱られてしまいそうです。

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9月12日(水) キツリフネ

070912kiturihune_bあるところにはあるのはお金ばかりではありませんでした。出かけた先の砂防林内で、夢のキツリフネが群舞しているのを発見です。
ふつうのツリフネソウなら志木の藪にもあるし、山道では嫌というほど見ますが、黄釣舟はお初です。図鑑に「日本中の林に」とあるのはややガッカリですが…。
色こそ違え、花はまさしくあの釣舟型です。ただ、距は巻かずに垂れるのが黄の特徴です。また、茎や葉の緑が淡く、赤と比べると全体がほんのりしています。

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9月11日(火) ムシカリ(オオカメノキ)

070911musikari_b長さ20cmのワタシの手で覆いきれないほど大きな葉です。ガマズミに似た風情ですが、このサイズは識別に不自由しない特徴です。
虫が好んでこの葉を食べるからという名のくせに、この木は無傷の葉がたくさんです。虫も今年は夏負けして食欲が落ちたのかと、少しだけ心配になります。
葉は大きくても実が寂しいと思ったら、図鑑では実もガマズミより大柄でたくさんついています。小鳥たちの方は暑さに強かったのか、実はかなりつままれたようです。

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9月10日(月) ハネミギク

070910hanemigiku_b実物を見る前に名前だけが頭に染み付いている植物というのがあって、最初のころのママコノシリヌグイがそうだったし、今年はハネミギクがそれでした。
たぶん、飛翔感のある羽の字や、ハネミという軽快な音列が記憶を強めているのでしょう。初の出会いも、なにか懐かしい感じがしました。
残念ながら花の盛りは過ぎ、名のいわれである翼のある実はまだ見えずという半端な時期でした。しかし、翼はここにもあるよ、とばかりに茎が倒れてくれていました。

<補注> 翌年に花、翌々年に実を撮影できたので、それぞれ文中にリンクを貼っておきました。

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9月9日(日) キレンゲショウマ

070909kirenge_b今年はレンゲショウマでもう十分と思っていたら、無欲の勝利というか、ものはついでというか、こんな大物まで目の前に出現です。
悲惨にも、蓮華升麻の黄色版という安直な名前がつけられていますが、科も異なれば花の構造も違うし葉も別物、1属1種というかなりのレアもののようです。
花がうつむきなのは雨のせいではなく、それほど肉厚で重みがあります。また蓮華升麻の花びらは萼なのに対しこちらは真っ当な花弁で、5枚が厚く重なり合っています。

<補注> 7年後、もう少し状態のいい写真が撮影できました。(2014年8月19日

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9月8日(土) ギンリョウソウモドキ(アキノギンリョウソウ)

070908akinoginryou_bきのうと同じ白いアーチではあっても、きょうはかなりのゲテモノです。正体を知らなければ、キノコの一種と間違ったことでしょう。
春、銀竜草が出るという山を探し回ったことがありました。そのときは時期が早すぎて見つからなかったのに、図鑑で目に焼き付けた姿が秋になって役立ちました。
春のものも秋版も、別名はともに幽霊茸というよう(秋版は「幽霊茸もどき」とも)で、たしかにその方が銀の竜よりは適切なたとえに思えます。イチヤクソウの仲間(注)というのが信じられない不気味さです。

<補注1> この多年草は、エングラー体系ではイチヤクソウ科、クロンキストではシャクジョウソウ科、そしてAPGではツツジ科に分類が変更されています。 
<補注2> 記事掲載時はアキノギンリョウソウとしていたタイトルを、標準和名優先に変更しました。(2016年8月6日

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9月7日(金) サラシナショウマ

070907sarasina_b輝くアーチ、大きな大きなサラシナショウマに出会いました。近くの雑木林で見るものと違い、高原のものは背丈もノビノビだし、花穂の巨大さには感動です。
どのくらい大きいかというと、裾に止まった蝶がスケールになるでしょう。名前は知りませんが、羽が4~5cmはあるものでした。
その上には何か蜂のような虫もいます。たぶんおいしい蜜がいただけるのでしょう。きらめく姿が虫を喜ばせ、喜ぶ虫が人をうれしくする…幸せをつなぐ純白のアーチです。

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9月6日(木) ウワミズザクラ

070906uwamizu_b雨の野歩きも、暖かなうちなら心楽しいものです。植物も、晴れた日とは別の顔を見せてくれたりします。
ウワミズザクラは大きな木で、高所に花をつけます。さらにその実は天に向かって稔ります。いきおい撮影に困ることが多いのですが、雨の重さで手ごろな場所まで降りていました。
ウワミズとは言えども桜の仲間ですから、その実も染井吉野あたりと似た風情があります。さて、そのお味ですが、ほんのりと甘く、染井吉野であの苦さに懲りた人でも再挑戦の価値はあると思います。

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9月5日(水) タムラソウ

070905tamurasou_bアザミかなと思って触ったら、葉が痛くありません。これがどうやら噂に聞いたタムラソウのようです。
何の噂かというと、例の難儀なアキノタムラソウ類の本家本元か、という話です。本当のところは、一目瞭然、なんの関係もなく、まるっきりのタムラ違いではあるのですが…。
で、このタムラは何なのか、田村さんが見つけたとか、田村という地域名だとか、いろいろ言うものの決定打がないようです。多紫草では、という説に今のところ賛同です。

<補注> 別の場所のタムラソウを再掲載しながら、名前の謂われを勝手に考えてみました。(2013年8月20日)

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9月4日(火) クロホウシ

070904kurohousi_b迫力のある色です。花壇のなかにあっても、作り物かと一瞬疑います。
黒紫のへら状のものは葉で、ドライフラワーみたいですが、立派にフレッシュ状態です。一つの塊が掌ほどもあり、その色と合わせてなかなか見ごたえがあります。
クロホウシはもちろん黒法師で、別名のサンシモンもかなり流通しています。原種はふつうの色の葉だったのをここまで作り上げた園芸種です。日当たりが悪いと黒くならないというので、植える場所は多少制限されます。

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9月3日(月) ゲンノショウコ

070903gennosyouko_b1増補版(蔵)の方にはすでに収録済みなのに、こちらで紹介し損なっていました。かつては家庭の常備薬だったゲンノショウコです。
070903gennosyouko_b2花は白と赤があり、撮影した場所でも二色が隣り合って咲いていました。しかし、一枚の写真に入れ込むと虻蜂取らずになってしまうので、やむなく二枚に分けました。
5月にアメリカフウロを取り上げたとき、葉の切れ込みでの見分けを書きましたが、こうして比べると花も違いました。和風は花びら間が離れず、丸くてやさしい感じです。

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9月2日(日) ヒメシロネ

070902himesirone_bいつもスケール代わりに出張ってくるのがむさい指では芸がないので、きょうはハエくんに登場してもらいました。ごくふつうのキンバエなので、花の小ささや葉の細さがわかるはずです。
…などと手を抜かずにサイズを言うと、花の幅が4~5㎜、葉の幅が1cm前後です。背丈は太もものあたりでした。
仲間で基準になるシロネは胸までの高さで、葉がもっと雄大です。同じ属にはコシロネもありますが、それはヒメより葉が広いようで、さすが姫さまはスリムです。

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9月1日(土) アゲラタム

070901agera_b夏花壇の定番品です。基本的過ぎて後回しにしてしまい、今年も出しそびれているうちに暦は早くも9月になってしまいました。
オオカッコウアザミという和名はあるものの、ほぼ使われません。薊というには花が少し小さすぎるし、カッコウもまた意味不明(説明省略)だからでしょう。
また、アゲラータムと書く例もありますが、綴りはAgeratumなので音引は必要ないはずです。もっとも、棒なしでは発音しにくいので、口ではズルして少しのばしそうです。

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