最初の出会いが花ではなく、奇妙な形や色合いの実である植物というのは少なくありません。
サネカズラや
ゴウダソウの超常識的なそれに出くわしたときの驚きは、いまでも忘れられるものではありません。
たぶん、このマツブサの実も、そんな衝撃の記憶となるでしょう。形の愉快さに加え、若い実の色が魅力的です。
黒紫色に熟したこの実で作ったワインがあります。ということは、秋の味見の期待が膨らみます。また、マツブサ科の仲間である
サネカズラに似た花がつく6月も楽しみで、鬼に笑われようといまから来年の夏を待ち焦がれます。
<補注> この実が熟した様子はこちら、花後の姿はこちらです。
2006年のきょう<ミニトマト> 2005年のきょう<シロバナサクラタデ> 2004年のきょう<ムラサキゴテン>
コメント
はた衛門さん、こんにちは。
サネカズラのお仲間なのですか。
実はサネカズラの実をほぐして糸を通したよう。
でも、葉っぱはよく似ています。
光沢があって、葉のふちがゆったりと波打っています。
サネカズラの葉は時間がたつと、
葉の裏が赤くなっていったような・・
不思議な色だと思った記憶があるのですが。
どれもオボロな記憶です。申し訳ありません。
投稿: ブリ | 2007-08-19 10:50
ブリさんへ:
時間がたつと、というのは、秋が深まると、という
ことかな、それとも摘んでおくと、ということですかね。
観察が甘いので、葉色の変化を覚えていませんでした。
マツブサはちゃんと見るようにしなくちゃ。
投稿: はた衛門 | 2007-08-20 06:10
はた衛門さん、こんにちは。
わたしはお花は撮るだけで、めったに触りません。
お花とは相性がよくなくて、
昔は鉢物などをときどきは買ってきていたのですが、
よく母親に、「触らないでそっとしておきなさい」と
いわれました。
だから、時間がたつといいますのは、
秋が深まっていったらという意味です。
言葉足らずで、申し訳ございません。
だから、お花屋さんでもほしそうに見てるだけ~です。
投稿: ブリ | 2007-08-21 12:39
ブリさんへ:
妙な突込みを入れてしまってごめんなさい。
でも、見てるだけ~はツマンナイですねぇ。
舐めて齧って(笑)みると楽しいのに…。
とは言いながら、サネカズラの葉裏はチェックしてませんでした。
12月末の姿は蔵に入れてあっても、残念ながら葉裏は見えていません。
http://hataemon.my.coocan.jp/dec2.html#64
投稿: はた衛門 | 2007-08-22 07:46
はた衛門さん
憧れのマツブサについて、私の子供の頃、母が山奥に栗拾いに出かけ、このマツブサの実を持ち帰ってくれました。
お菓子も少ない当時マツブサを美味しく頂いたものです。私の地方ではマツエビと言っていました。
大人になって当時の味が忘れられず探し求めていました。
昨年、実の付いたマツブサを見つけ挿し木しました。元気ですが、実のなるまでにはいつのことか?
実のなることの確実な苗木を販売しているお店が有れば少々お高くても求めたいのですが、見つかりません。
投稿: 花ちゃん | 2009-08-27 10:56
花ちゃんさんへ:
あ、マツエビという呼び名はエビヅルやカミエビとかぶさって、
かなり興味のあるお話ですね。
たしかに、この青いときの姿や熟したときの色がよく似ています。
へー、挿し木なすったんですか。楽しみですね。
ワタシは実生でやろうとして失敗(発芽せず)でした。
投稿: はた衛門 | 2009-08-28 06:48