6月6日(水) サギゴケ(シロバナサギゴケ)
分類的にはムラサキサギゴケの品種(Mazus miquelii f. albiflorus)という扱いです。ただ、命名した牧野博士は「こちら(白花品)が本来のサギゴケ(鷺苔)で、紫花の方はムラサキサギゴケとすべき」と言っています。別家(品種)の方が名前的には本家だというわけです。
ところが、一般に野道で見つける確率は圧倒的に紫花の方(牧野博士もそちらを「普通品」としている)なので、本来のサギゴケであるこちらはあえてシロバナサギゴケと面倒くさく呼ばれることが多いようです。
<補注> この記事から7年後、HPではなくこちら(ブログ)にも「普通品」を掲載しました。なお、ここで「普通」を漢字表記しているのは、博士の用字に従っています。(2013年5月3日)
| 固定リンク
コメント
難しい話は、はたざくらさんにお任せして私は、この花の可愛さのほうが、興味あります。
どんなところで見られるのですか?また、教えてください。
捜したいのでお願いします。(^o^)
投稿: けい | 2007/06/06 22:09
けいさんへ:
ややこしいことを書いてしまってすみませんね(笑)。
この花は、わりと雑草っぽく育ちます。
明るい草地(ほどよく湿り気がある)が好きです。
投稿: はたざくら | 2007/06/07 06:34