まだ寒いうちから
ジャーマンアイリスがボテボテと花を咲かす時代になったので、このイチハツがその名を誇りにくくなりました。
昔は、それこそアヤメ類のなかで「一」番「初」めに咲く栄誉を背負った名前だったと思うと少し不憫です。
もっとも、ご本人は自分の名前や競合相手などまったくどこ吹く風のことでしょう。アヤメ類の一番手は
シャガじゃないか、などとネチこく考え込むオジサンをあざ笑うごとく、鶏冠(とさか)のような白いヒダを風に揺らすばかりです。
<補注> この記事より1カ月早く、イチハツの開花をとらえました。(2008年4月2日)
2006年のきょう<ハナイカダ> 2005年のきょう<ユリノキ> 2004年のきょう<ムクロジ>
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