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5月31日(木) サイカチ

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唐突に風景写真の登場です。しかし、ブログ内容の変更ではありません。
サイカチの巨木で、あまりにもすばらしい光景だったので、見たまんま、感じたまんまの写真を載せてみました。木の下に止めたワタシの愛車(26インチ・ママチャリ号)がまるで幼児用自転車です。
しかし、なぜ急に巨木鑑賞ブログになったのかと言うと、じつはこの木がいま花盛りなのです。木陰に佇むと、小さな蜂の羽音に包まれ、肩には花が降り、足もとは折り敷かれた花のカーペットです。
…という話できょうの日記は終わるつもりだったのに、せっかく満開の花を出さないのも心残りです。いつもの一記事・写真一枚ルールを破り、きょうは一挙三枚掲載と欲張ってみる(注)ことにしました。
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まずは去年も増補版(HP)に載せている雄花です。虫をワンワンと集め寄せ、アラレのように降り落ちるのはこの花です。
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対して、こちらはニュッとのびた雌シベが逞しい雌花です。去年、実をつけた姿を見たのがこの木でした。上の雄花をつけた木とこの木は川をはさんで、まるで牽牛と織姫のように向かい合っています。
サイカチは雌雄同株と図鑑にはあるわりに、一つの木にはどちらかの花しか咲かないように思えます。まだまだ観察不足で、軽々しいことは言えなくても、どの木にも実がぶら下がるわけではないし、別の年には変化してしまうのかもまだつかめません。この大木たちを見習って、じっくりと学び続けてみることにします。

<補注> 当時はまだココログベーシックだったため、残り容量キープのためケチな自主規制をしていました。ココログプラスに切り替えたいまはけっこう気楽に複数枚写真を載せています。(2017年5月31日)

2006年のきょうアスチルベ> 2005年のきょうタチアオイ> 2004年のきょうシロミミナグサ

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コメント

はたざくらさん、おはようございます。
りっぱな大木ですね。何歳ぐらいなのでしょう。
はたざくらさんの愛車がまるで三輪車のように見えます。

山の中で、見上げるような大木をみつけ写真に撮っても、
なかなかその木の持っている威圧感などが伝わりません。
歩き専門のわたしは、苦肉の策で、
アスカちゃんに「待て」をさせたりしますが。

投稿: ブリ | 2007-05-31 07:00

http://www.fukuoka-edu.ac.jp/~fukuhara/keitai/6-1.html の一番下に、
両性花のみの種、雌雄異花同株の種、雌雄異株の種だけでなく、単性花と両性花、単性個体と両性個体のさまざまな組み合わせがあり、植物の雌雄性は非常に多様だ。
と書いてありました。

 遺伝子の交換には自分の株で受精するより、他の株と受精する方がいいということもあるとおもいますし。

投稿: Reny | 2007-05-31 10:11

いいなぁ!
この花を見たいと、ずっと思ってるのですが、
まだ見たことがありません。
この小さな花が、あの大きな実になるんですね。

投稿: waiwai | 2007-06-01 05:55

ブリさんへ:
うーん、女性のお歳と木の年齢はふれないことに…(笑)。
目通りで男が二人で腕をつなげるかどうかの太さです。
まわりになにもないので、成長し放題なのでしょうね。

Renyさんへ:
アドバイス、ありがとうございます。
うーん、なかなかむずかしいページですね(笑)。
これからも観察を続けてみようと思います。

waiwaiさんへ:
雌花の方は、もう実の形になりだしていて、とてもかわいいですよ。
waiwaiさん直伝の「お導き」を信じて、一発で満開の日に
訪れることができました(えっへん・笑)。

投稿: はたざくら | 2007-06-01 07:13

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