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5月15日(火) キツネアザミ

070515he_lyrata
季語だと「薊」は春になっていて、それはたぶんノアザミのことなのでしょう。アザミの仲間はたくさんあって、その大半は春ではなく夏から秋が開花期です。
…と思っていたら、近所の空き地でこんな花を見つけました。小指の先ほどの大きさではあっても、いかにもアザミっぽい色と形をしています。
ところが、葉を見るとアザミ類に共通のあの棘がありません。優しい色と感触で、裏には柔らかな毛まであります。
なんだか狐につままれたようでした。ははあ、その名もキツネアザミ(キク科キツネアザミ属=アザミ属とは別)とは…、恐れ入りました。

<補注1> キツネアザミが大きな群落を作っていました。(2015年5月16日
<補注> 秋に発芽して冬を越した根生葉を収録しました。(2023年4月10日

2006年のきょうカラスビシャク> 2005年のきょうシロミミナグサ> 2004年のきょうエゴノキ

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コメント

おはようございます!
キツネアザミのファンなのですよ私。
ちっちゃくて可愛くって、こちらではあまり見かけないもので。。。
それが、今年は何故かご縁があちこちであるんです。
それって確実に殖えていってるって事でしょうか?

投稿: ちょびママ | 2007-05-18 07:57

ちょびママさんへ:
おー、なんとシブイ趣味でいらっしゃいますこと(笑)。
この写真を撮った場所にも、去年はなかったような気がするんですよ。
ただ、自分で見つけられなかっただけなのか、殖えているのか、
そこがイマイチよくわからないんですけどね(トホホ)。

投稿: はたざくら | 2007-05-19 07:23

キツネアザミは、アザミ属ではなくて、キツネアザミ属だから棘がないのでしょうね、きっと。

投稿: Reny | 2009-05-15 09:46

Renyさんへ:
この名付けはうまいですよね。
サイズは小さいし、姿もやや情けないので、
ついナデナデしてあげたくなります。

投稿: はた衛門 | 2009-05-16 05:35

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