« 3月2日(金) ラナンキュラス(ハナキンポウゲ) | トップページ | 番外編 : シラユキゲシ »

3月3日(土) ヒトツバ

070303p_lingua
土から出た一本の茎(じつは葉柄)がそのまま一枚の葉になって、それでThat’s all、枝分かれしたりほかの葉が出ることはありません。その葉がまたこれよりどうしようもなく単純な形ですから、潔いことこの上なしの姿です。
さらに惚れぼれするのがこの名前です。なんでもひねくり回す世のなかで、この率直さには溜飲が下がります。
当然ながら、花も咲かなければ実もつけません。シダ類だから当り前と言えばそれまでではあっても、贅肉を削ぎ落としたストイシズムに思えて、心惹かれます。

<補注1> もう少し詳しい説明をしました。(2012年2月23日
<補注2> 葉の形がさらに単純なシダ類にヘラシダがあります。(2016年3月3日

2006年のきょうオオバイノモトソウ> 2005年のきょう八重カンヒザクラ

|

« 3月2日(金) ラナンキュラス(ハナキンポウゲ) | トップページ | 番外編 : シラユキゲシ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 3月2日(金) ラナンキュラス(ハナキンポウゲ) | トップページ | 番外編 : シラユキゲシ »