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3月24日(土) ゼンマイ

070324os_japonica
食べごろはやや逸した感じで、葉が開き始めています。一面の綿毛のせいか、植物ではなく鳥の雛が羽をのばそうとしているように見えてしまいます。
山菜の代表みたいなゼンマイではあっても、この綿毛をとったりアク抜きしたり、食べるまでなかなか面倒です。
お店で加工品を簡単に買えなかった時代、「食べる」ということには執念が必要だったはずです。変な日本人が増えた原因のひとつは、食生活からこの一途さが失われたからに思えてなりません。

2006年のきょうカツラ(雄花)> 2005年のきょうヒアシンス

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コメント

「食」って手に入れる楽しみ、作る楽しみ、食べる楽しみ、などがありますよね。
でも今は何でもすぐ口に出来る、食べる楽しみだけが重視されてる気がします。
だからありがたみとか感謝の心が芽生えないのかもしれませんね。
給食費払ってるのに「いただきます」って言わすのはおかしいなんて訴える親がいる時代ですし。
手間を惜しまぬ事、そこに愛情というスパイスがたっぷり効いてるのに。

投稿: ちょびママ | 2007-03-24 16:45

ちょびママさんへ:
きのうまで俄かチョンガーだったワタシは、
久しぶりに食を「作る楽しみ」を満喫しておりました。
ところが、帰ってきたカミさんのきょうの買い物は、なんと
中国産水煮のゼンマイ!(彼女はこのブログはまったく見ておりません)
その偶然に驚くとともに、亭主のたわごとなど足下から
崩壊してゆく現実に、無力感をヒシヒシと感じました(苦笑)。

投稿: はたざくら | 2007-03-24 17:17

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