クズを漢字では葛と書くとは知っていても、もしかしたら本当は「屑」だったのではあるまいかと思うほど、野道を埋め尽くすときがあります。
それこそが風邪薬になる旺盛な生命力の証なのでしょう。もちろん、花後の種もこんなにビッシリとつきました。
次々咲いた花のとおりに実がつながっています。
で、葛の語源問題です。屑説は妄想でした。古事記の時代から、奈良県吉野町の国栖(くず)でクズ粉を作って朝献していたそうで、地名が由来なのでした。
<補注> 冬まで残った実と蔓はこちら、花から実へ移行する様子はこちらです。
2005年のきょう<シュウメイギク> 2004年のきょう<ノブドウ>
コメント
はじめまして!毎日こちらにおじゃまするのが楽しみな一人です。今日はじめてコメントさせて頂いたのは、偶然にも本日私も「くずの豆果」の写真を撮っていたからです。散歩が趣味で道端の花を撮っては、こちらの「蔵」を拝見させて頂き、名前を確認する日々です。いつもお世話になっているのでいつかお礼のコメントを、と思っていたところ、今日の偶然が筆をとらせた次第です。これからも毎日クリックさせて頂きたいと思います。朝夕めっきり涼しくなってきましたのでお風邪などひかれないようご自愛くださいませ。あ、今日はいつもの道をそれてみたら、イシミカワが群生して青紫の実がいっぱいでした。ラッキー!
投稿: かよさん | 2006-10-16 00:30
かよさん様へ:
はじめまして。
いつもご来訪いただいているということで、うれしく存じます。
かよさんとはかなり「偶然サイクル」が近いのか、
ワタシもきのうイシミカワに見とれておりました。
葉が色づいていて、赤と青の対比がきれいだったのに、
光の具合が悪くてあきらめたのでした。
再挑戦してみます。
投稿: はたざくら | 2006-10-16 07:04
うわぁっ偶然サイクル恐るべし!ですね。そしてイシミカワ、葉が色づいて赤くなるんですね?!それは知りませんでした。もうすこし涼しくなったら群生していた道端まで足を伸ばしてみます。
投稿: かよさん | 2006-10-18 00:27
かよさん様へ:
くだんの場所へ、前とは違う時間に行ってはみたものの、
ここはどうも光線に恵まれない条件のようでした。
かよさん様の見つけた群生が、うまく紅葉してくれますように。
投稿: はたざくら | 2006-10-18 07:34