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9月7日(木) コブナグサ

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花が咲いたとはいうものの、地味な姿です。もっとも、名前の小鮒は葉の形に由来するそうで、もとから花は無視されていたのでしょう。
わりと雑草っぽくて、空き地などで見かけはしても、この草は黄八丈の染料(注)として大事なものと言います。金のなる木ならぬ「金になる草」というところです。
同じイネ科の仲間であるチヂミザサと感じは似ていても、向こうがあくまで地表を這うのに比べ、こちらは茎が枝分かれして脛の高さくらいまで立ち上がります。

<補注1> 大きな群落を見ました。(2018年10月11日
<補注2> このコブナグサで染め上げた色を「刈安」と呼びます。その刈安はススキ属のカリヤスのことと誤解し、永年月、無駄な捜索をしました。(2023年6月23日

2005年のきょうウコン> 2004年のきょうママコノシリヌグイ

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コメント

去年のはたざくらさんの黄カラスウリと同じように
小鮒草、うちの近所で探しても見つけられないのです。寒いところに生えるのでしょうか。
出来ればいつか生で摘んで少し染めてみたいです。

いつも、ここに来るたび写真と短い文章にほっとします

投稿: 葉桜 | 2006-09-09 02:12

葉桜さんへ:
うーん、縁の濃い薄いってあるんでしょうね。
葉桜さんには小鮒草、ワタシには黄烏瓜、
願っていればいつしか叶う、叶いますように… (^_^)v

投稿: はたざくら | 2006-09-09 08:27

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