9月29日(金) ハエドクソウ
蠅(ハエ)をめっきり見なくなった生活というものが我々にとって本当にいいものなのかどうか、ハエドクソウ(注)を眺めながら考えてしまいました。
昭和のころの台所に吊されていた蠅取紙はこの草の根を煎じて作ったそうです。もっとも、いまの若い人に蠅取紙と言ったところで首を傾げられるだけでしょう。
そんな訳で、怖い名前だけがこの草に残されました。実がひっつき虫になるので、この先は厄介者扱いされます。ただ、花は5㎜ほどのかわいい唇型です。
昭和のころの台所に吊されていた蠅取紙はこの草の根を煎じて作ったそうです。もっとも、いまの若い人に蠅取紙と言ったところで首を傾げられるだけでしょう。
そんな訳で、怖い名前だけがこの草に残されました。実がひっつき虫になるので、この先は厄介者扱いされます。ただ、花は5㎜ほどのかわいい唇型です。
<補注> ハエドクソウにはナガバハエドクソウという別種があることを知ってみると、上に掲げた写真の花は「ナガバ」に見えてきました。ただし、写真が甘すぎるし、ほかに見分けの証拠を押さえてもいなかったので、この記事は広義のハエドクソウを取り上げたものとしておきます。
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コメント
そんな名前とは知りませんでした。こちらで教えていただいて、感激しました。
ひっつき虫をたくさんひっつけた思い出があります…
はえとり紙知ってます、以前屋台のラーメン屋さんで「怖いな」と思って見てました。(^^;
投稿: 葉桜 | 2006-09-29 23:33
葉桜さんへ:
そうか、屋台でならまだハエ取紙を使うでしょうね。
ハエが飴状に光って並んでいるのを見ると、
食欲は減退してしまいますけどね(笑)。
投稿: はたざくら | 2006-09-30 07:41
おはようございます。
わたしもハエ取り紙知ってます。
そんなことはいえずと知れていますが・・
でも、最近迷い込んできたハエを退治しようと、
ボットの上に、ガムテープの接着面を使って
ハエ取り紙モドキをつくりました。
ポットの上によくとまるんですよね。
あとで考えたら、ポットって温かいからなんです。
なんか少しかわいそうになりました。
結局、ハエの方が賢かったというのがわかっただけでしたが・・
こんなかわいいお花から、ハエ取り紙の元が取れるなんて、
体は名を表しませんね・・
投稿: ブリ | 2006-09-30 08:29
ブリさんへ:
むむむー、いくら粘ついてもガムテはダメでしょうね~。
たぶん、ハエさんが好きな匂いとかがするんじゃないですかね、あの草は。
そう思うと、かわいい顔してかなり悪質なヤツだなー。
誘惑しておいて手ひどい仕打ち、うーむ許せん(笑)。
投稿: はたざくら | 2006-09-30 08:51