7月27日(木) オグルマ
オグルマというのはお相撲の尾車親方とは関係なくて、小さな車:源氏とかに出てくるあの牛車のことです。車輪を構成する無数のスポークに見立てられた花びらが、絵巻に出てくる黒塗りの牛車を思い出させます。
しかし、ふと考えるのは、あんなにたくさんのスポークって必要なのか…という、この花とは関係ないことです。車軸と車輪をつなぐという機能だけなら、最低三本あれば済むと小賢しく考えてしまいます。機能美ならぬ無駄の美というものでしょうか。
しかし、ふと考えるのは、あんなにたくさんのスポークって必要なのか…という、この花とは関係ないことです。車軸と車輪をつなぐという機能だけなら、最低三本あれば済むと小賢しく考えてしまいます。機能美ならぬ無駄の美というものでしょうか。
<補注1> オグルマの花がほころび始める様子を見ました。(2013年7月1日)
<補注2> 属違いなのにオグルマの名を借りたものにサワオグルマやエゾオグルマがあります。
<補注3> 同属ではオオグルマとカセンソウを収録しています。
2005年のきょう<ゲッキツ(シルクジャスミン)> 2004年のきょう<タカノハススキ>
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コメント
こんにちは。
文章を拝見してから、お花を見ていると、
ほんとに、平安時代の黒塗りの牛車の軸にみえて
くるから不思議です。
律儀な同じ幅の花弁と等間隔の隙間が、
お花のイメージを決めてしまったようですね。
唐突に、人は見た目が9割?・・・という本の題名を
思い出してしまいました。
わたくしも少しこぎれいにしなければいけませんでしょうか?
投稿: ブリ | 2006-07-27 12:16
ブリさんへ:
怖い本があるものですね。
でも、妙にうなずけてしまう…。
トレーニング、がんばろっと!
投稿: はたざくら | 2006-07-28 06:16