この花がもし上野(こうずけ)という名だったら、印象はずいぶん違うはずです。
吉良さん&群馬ゆかりの方々には申し訳なくても、歴代の敵(かたき)役俳優の憎々しい演技力のおかげで、潜在的なアンチ上野心理というものが、我々日本人には形成されているような気がします。
シモツケの名は、はじめに下野の国で発見されたからと言います。それがこの花の身についた幸運だったのでしょう。また、この名の音の優しい響きに飾られて、花は一層可憐に目に映ります。
<補注> このあと、シロバナシモツケとゲンペイシモツケを収録しました。
2005年のきょう<ホタルブクロ> 2004年のきょう<サンゴジュ>
コメント
最近、どこかで浅野内匠頭の性格について書いてある文章をよみました。
ダ・ヴィンチ・コードも真っ青な内容でした。
もしかしたら、上野って言う名前がよかったという
時代が来るかも・・
いえいえ、名前に左右されることのない
美しい色と華やかさをもったお花です ^^
投稿: ブリ | 2006-06-06 17:24
この花、咲く時季で損してると思いませんか?
モヘアの毛糸を連想してしまって、これからの季節にはちょっと暑苦しいかなぁ。(^^;)
そうそう先日、この白花を見つけました。
イモカタバミの白花同様、シモツケの白花も、ピンクの花よりずっと涼しげに見えましたよ。
投稿: waiwai | 2006-06-06 20:45
ブリさんへ:
そうそう、最近は浅野くんのいびつな性格も論議されているみたいですね。
きのうは偶然に名古屋で吉良さんの領地の話を聞くことができました。
上野悪者説は、群馬県民よりもむしろ吉良郷の人々にとって
迷惑な話なんでしょうね。
waiwaiさんへ:
へーえ、白花があるんですか。(補注参照)
白いサマーセーターの美女、むふふ、お目にかかりた~い(笑)。
投稿: はたざくら | 2006-06-07 05:57