ムクノキの花が開きました。小さな緑の蕾が長いこと固いままだったものが、ここに来てようやく白くこぼれ出しました。
これは雄花で、この塊全体で1㎝少しのサイズです。雄花より地味だという雌花はまだ見つかりません(注1)。
秋にできる丸い実はわかりやすいのに…。
刀鍛冶が仕上げ磨きに使ったという葉は、この時期はまだ柔らかで、指先に少しザラつきを感じる程度です。展開したての葉のそよぎに心洗われます。
<補注1> 雌花は二日後に見つけました。(2006年5月5日)
<補注2> ムクノキは新葉と花が同じ芽から出る「混芽」であり、上の写真でもそれは確認できたのでした。(2020年5月6日)
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