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10月30日(日) ダンチク

051030ar_donax
図鑑などには「暖地の海岸に育つ」と書いてあるのに、海なし県・埼玉の志木でも立派に花穂をつけていました。ダンチクです。
豪快に大きくて、葉も花穂も入れ込もうとするとこんな絵になりました。ヨシ(アシ)を太く大きくした感じで、ヨシタケという別名をつけた気持ちがよくわかります。
そのヨシには「葭」とか「蘆」を当て、本名のダンだと「葮」や「暖」と書きます。この「葭」と「葮」、最初は同じ字かと思っていたら、違いました。うう、紛らわしい…。

<補注> フイリダンチクを収録しました。(2022年8月9日

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コメント

はじめまして。
クラリネットのリードに使うダンチクの
自生場所を探していて、こちらのサイトに
参りました。
志木市のどの辺に自生しているのか
教えていただけないでしょうか。
宜しくお願いいたします。

投稿: ben | 2008-03-15 10:14

benさんへ:
なんと、ダンチクにはそういう用途があったのですか。

誤解を招くような書き方だったとしたらお詫びします。
これは自生ではなく、市民農園みたいな場所に育っていたものです。

ただ、特に何かに使うために育てているようには見えなかったので、
オーナーにお願いしてみる手はありそうです。

道案内はしにくいので住所で言うと、
志木市柏町1丁目21番の区画の北西部分になります。

投稿: はた衛門 | 2008-03-16 07:49

はた衛門様、
ご親切に教えて頂きありがとうございます。
この暖竹はケーンと呼ばれていまして、リード材でオーボエ・サックス・ファゴット・クラリネット等木管楽器用に販売されてはいるのですが、出来れば自分で採取したもので作りたいと思いまして私の住んでいる足利市から近くで自生している所を探しているのです。はた衛門さんの仰る通り、静岡以西では群れを作って自生しており、100種の蔓延るたちの悪い植物のひとつになっています。
しかし最近ではCO2を旺盛に吸収するので、バイオ燃料の材料に注目されています。
クラリネットも含め昔の笛はみなこのケーンで作られていたようです。
花言葉は神の信頼だそうです。
私はまだ実物を見たこと無いので、教えていただいた場所に後日行って見たいと思います。
大変ありがとうございました。

投稿: ben | 2008-03-16 08:54

ダンチクの説明文の終わりに、うう、紛らわしい・・・とありましたが、小生にも些か思うところがありまして、「ダンチク」に想う と題してブログに載せました。
参考になれば幸いです。Googleでダンチクを検索して貰えたら12番目になります。よろしく

投稿: 笹山源次郎 | 2008-04-18 16:46

笹山源次郎さま
葭と葮、「紛らわしい…」と嘆くだけで終わる凡人と違って、
しっかり考察なさった記事をありがたく拝読いたしました。
たぶん、きっと、ぜったい、そうですよね。
暖地に生息するから暖竹などという解説を信じないでいて正解でした。

投稿: はた衛門 | 2008-04-19 05:54

はた衛門さま
ところがそうでは有りませんでした。〔現在のところ〕小生の独り善がりのようです。
と申すのも、(暖竹・段竹?)とあった「草木図譜」の方に連絡申し上げたところ、暖竹に?は付けていない。広辞苑等には暖竹が載っていると、お叱りを受けたところです。
先方も尚調べるとありましたが、小生も尚研磨します。
その時は、「ダンチク」に思う(二)を載せ、又連絡します。どうかよろしく。

投稿: 笹山源次郎 | 2008-04-20 12:45

笹山源次郎さま:
続報、ありがとうございます。
うーん、こんなコンニャクブログと違って「草木図譜」さんは学究派ですからねえ。
草木に限らず、本当に名前ってむずかしいですね。
またのご連絡を楽しみにしております。

投稿: はた衛門 | 2008-04-21 07:17

はた衛門様
大分遅くなりましたが、やっとの事で「ダンチク」とのせめぎ合いも一段落致しました。
ですので、又も拙い文章ですが、「ダンチク」に想う(続)をブログに載せました。お手空きの時に見て頂けたら幸いです。「草木図譜」にもお知らせは致します。
YAHOO!なら、「ダンチク」に想う、で直ぐに出ます。
Googleでは、ダンチクで検索しますが、51番目にあると思います。
では、簡単ですが以上です。      笹山源次郎 拝

投稿: 笹山源次郎 | 2008-06-14 12:47

笹山源次郎さま:
ヨシタケ=京都起源、ダンチク=九州方言、
とてもすっきりと二つの名前の由来がわかりました。
素晴らしい研究をありがとうございました。

投稿: はた衛門 | 2008-06-15 08:29

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