7月31日（日） マンリョウ

物にはみなそれぞれの時期というのがあるようで、マンリョウはやはり冬の赤い実を見るものなのでしょう。夏の花はなにかひっそりと淋しげです。
しかし、知覚→認識→関心というステップを辿ってしまうと、アバタもエクボというか、四季折々の姿に情愛を感じてしまうのは人の摂理らしく、うつむいているマンリョウの花に無理やり接写で迫ってしまいました。
こうして花の時期に見てみると、万両はヤブコウジ（十両）と近縁種であることが納得できます。逆に、番付二番の千両は花姿がまるで違っていて、やっぱり他人の空似だったことが確認できます。

＜追録＞ 撮影日にはほとんど違いがないのに、2018年は異様に暑い日が続いたせいか、季節がこんなに早送りになっていました。（撮影：2018年8月1日）