
葉には柊(ひいらぎ)みたいなトゲがあるのに枝振りは南天のよう、それで両方くっつけてヒイラギナンテン…シンプルな発想です。
ただ、柊も南天もどちらも花は白いのに、二つの名前が合体すると花が黄色というのは愉快です。また、柊よりも鋭く尖った葉が、寒さに遭うと南天のようにやや色づくことがあって、名前と同じく、性格もよく混じっています。
そんな名前は安直な合体でも、歴史的には江戸時代から栽培されているそうで、これはこれで立派にメギ科ヒイラギナンテン属という属の主(ぬし)なのでした。
<補注> この後、1月(2015年)には苞のかわいらしさを取り上げ、6月(2020年)には実の味見をしています。
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