« 2005年1月 | トップページ | 2005年3月 »

2月28日(月) シモバシラ

050228simobasira_b暦の上の冬もあと一日というきのう、冬の名残りみたいなものを初めて見ることができました。シモバシラです。
霜柱といっても気象現象のそれではなく、れっきとした植物名です。枯れた茎のひび割れから染み出た水分が、夜のうちにカーテンのように凍っています。
夏には紫蘇に似た白い花をつけるのですが、そんな「ふつうの盛り」などは無視して枯れ茎から命名された植物なんて、きっとこのシモバシラくらいなものでしょう。

<補注> このあと、もう少しきれいな氷の襞を3回掲載しました。① 2005年12月24日 ② 2008年1月20日 ③ 2012年1月30日

| | コメント (0)

2月27日(日) ジンチョウゲ

050227jintyouge_b待ちましたよ、ジンチョウゲさん…という感じです。ホント、この花が開いてくれるのを待ち遠しく思っていました。
この冬は寒がゆるくて花が早いかと思っていましたが、去年も26日には開花を見つけていました。もっとも、それ以前の年は3月の6日とか、14日に開花を記録しています。やはり多少早めの年と思ってよさそうです。
咲き始めのせいか、香りはほとんどありませんでした。沈香・丁子のミックスパワーが全開になるころには、春も駆け足で寄ってきてくれるでしょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2月26日(土) コハコベ

050226kohakobe_bせり・なずな・ごぎょう…のあとに来るハコベです。あの歌(?)ではハコベラと呼んでいるのに、草木の世界ではラ抜きでハコベです。
語源がはっきりしないそうで、漢字も当て字(繁縷)です。ハコベよりも、ヒヨコグサと呼んで親しんだ人が多いかもしれません。小鳥が大好きな草です。
しかし、シゲシゲ見るとなかなか美的です。一見すると花びらが10枚に見えても、じつは長ハート型の5枚(1枚3㎜程度)なのです。この株は茎がやや紫色なので、分類的にはコハコベになりそうです。

<補注> 「ハコベ」はハコベ類の総称なので、当初は単に「ハコベ」としていたタイトルを種名に変更しました。(2016年2月26日)

| | コメント (0)

2月25日(金) アブラナ

050225nanohana_b菜の花が咲き始めています。タイトルもナノハナにしようと思いましたが、植物名としてはそれは適切ではないようです。
菜の花は、狭義にはアブラナの花でしょうが、カラシナはもちろん、カリフラワーやハクサイだって広義には含んでしまいそうです。
じつは、正月のころから黄色い花はあちこちで見かけていたものの、ホントのアブラナかどうか判断できなくて知らんプリしていました。この株は正真正銘のアブラナなので、今後の見分けの基準にしたいと思います。

<補注> 12月から咲いているのはハナナという栽培種であることがわかりました。(2016年1月3日)

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2月24日(木) カワヅザクラ

050224kawaduzakura_b伊豆まで行かなくてもカワヅザクラを眺めることができました。近くを走る鎌倉古道沿いに、一本だけこれが咲いていました。
今月初旬には開き始めていましたが、今はまだ三分咲き、あと半月は十分に見ごろでしょう。河津桜は花期がひと月もあるのが特徴と言いますがホントです。
この木の持ち主にお会いできていませんが、どうやって入手したのでしょう。全国あちこちに植えられているようなので、意外に簡単に手に入るものかもしれません。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2月23日(水) クマザサ

050223kumazasa_b笹に季節はあるのか(なぜ今ごろ取り上げるのか)、という話が必要ですが、クマザサがクマザサらしいのは、じつ冬なのです。
それは、クマザサをどう書くか、ということと結びついています。じつは、パンダの連想だったか、自分はなにげなく「熊」笹だと思っていたのです。
冬に縁が枯れて隈を取ったように見えるから、「隈」笹が正解なのです。テレながら眺めると、緑と乳白のコントラストが一層美しく見えるのでした。

| | コメント (2)

2月22日(火) ミヤマウグイスカグラ

050222uguisukagura_b1㎝もない小さな花が、細い細い枝の先で開いています。少しの風でもゆらゆらするので、息を詰めてシャッターを押しました。
まさに咲き始めというタイミングのウグイスカグラです。萼に毛があるので、細かくはミヤマウグイスカグラだと思います。
鶯神楽(うぐいすかぐら)というのは楽しい名前ですが、由来ははっきりしないようです。ただ、そのなかでは「秋につく実を見つけて鶯が喜ぶ(神楽を舞うみたい)」というのが一番単純で好きです。スイカズラ科です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2月21日(月) クロッカス

050221crocus_b半熟卵みたいに写ったのは、たぶんワタシが食いシンボだから? シャッターを押す人の内面が出るとしたら、写真とは怖いものです。
あ、これクロッカスです、一応…。陽光が不足で、開き切れないでいるところです。
分類的にはアヤメ科です。春に咲くのがクロッカスで、秋咲き種はサフランと呼ぶそうです。近縁種なのでしょう。

| | コメント (0)

2月20日(日) イチゴノキ

050220itigonoki_b今朝はブログ友のヒロさんからうれしいメールをいただきました。正体不明のためここには載せず、「蔵」の方で「不明」としていたこの写真について、「これじゃないの?」と参考サイトを教えていただきました。
ひと目でピンときました。そうそう、そうです。これなんです。へーえ、イチゴノキ(いちごの木)ですか。あまりにも簡単明瞭というか、単純な名前に肩の力が抜けました。まだ新しい(珍しい)木のようです。
花は今ごろこうして咲いて、苺に似た実は秋に成るようです。そのころまで、ときどきこの木をチェックする楽しみができました。

<補注> 後年、気に入っていたこの木(ただし、ヒメイチゴノキ)をついに購入してしまいました。今のところ、順調に育っています。(2013年11月21日)

| | コメント (2)

2月19日(土) オウレン

050219ouren_b風邪をもう10日も引き込んでいて、今朝はようやく病院に行けたのですが、帰ってきたらもう昼です。通院・治療というのは、ずいぶん難事業です。
ただ、そこの待合室で漢方薬の本を読んでいたら、この写真と同じものを見つけたので、うれしくなって戻ってきました。オウレン(黄蓮)、キンポウゲ科の常緑多年草、日本特産だそうで、根茎を干して健胃の薬にするそうです。
この写真は6日に都内の植物園で撮っていました。「あまり一般的ではないな」と、半分お蔵になっていましたが、風邪のおかげで陽の目を見ました。

<補注> これがオウレン(キクバオウレン)であるか、あるいはセリバオウレンか、この写真では判断できない(葉の形が不分明)ことがわかりました。また、記事中に「日本特産」としたのも正しい表現とは言えないようです。
記事の取り下げはしないでおきますが、「やや眉唾内容」に格下げです。セリバオウレンは4年後に収録しました。(2009年2月28日)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2月18日(金) ウメ

050218ume_bウメの登場は今年になってすでに三度目で、そのたびに絵柄が賑やか(豪華)になってくるのがうれしい限りです。今朝のこれも、品種はわからなくても(八重寒梅?)、もう梅林見物に出かけたみたいな明るさでした。
大きな農家の庭先の木で、桃のような赤が遠くからも目立ちます。
外でお弁当を広げられる陽気が早く来てほしいものです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2月17日(木) ナズナ

050217nazuna_b
ナズナが咲いてきたというか、咲きつながったというか、考え方がむずかしいものの、白い花が目につくようになりました。
冬のさなかでもパラパラと花びらが見えていたし、花が増えたからといって葉や茎が賑やかになったわけでもないし、なかなかマイペースのナズナさんです。季語は「新年」でも、ナズナを愛でる年明けとはかなりの渋さです。
ナズナをちぎってデンデン太鼓の遊びをしていた時代は子供もマトモだったんでしょうに、ガキンチョたちよ、ゲーム機を捨ててぺんぺん草で遊ぼう!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2月16日(水) ヒメオドリコソウ

050216himeodorikosou_b恥ずかしいことですが、つい先日までこの草をホトケノザがしもやけにかかっているくらいに思っていました。酷すぎる話です。しかし、マジマジと見たら、花も葉もえらく毛深くて、ホトケノザとは少し(かなり?)違います。
こういう基本的なことを学ぶには、娘たちが小学生のときに使っていた「野の草」とかいう参考書が一番便利です。ホトケノザを調べたら、隣にこれがしっかり載っていました。これより大ぶりで、姫のつかないオドリコソウも並んでいましたが、そちらはまだお目にかかっていないようです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2月15日(火) マンサク

050215mansaku_b近所のマンサクが咲きました。隣にサンシュユがあって、そちらの方が咲き出しは早かったのに、マンサクは一気に開花して追い抜きました。
先月31日にシナマンサクを載せましたが、今度はふつうのマンサクです。萼が毛深くないし、枯れ葉がまったく残っていませんでした。
しかし、不思議な形の花びらです。ワタシが虫だったら、なんだか絡め取られそうで近づきたくありません。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2月14日(月) ヘンヨウボク(クロトンノキ)

050214croton_b緑・黄・赤の三色の混じり具合にいろんなパターンがあるクロトンノキです。ただ、どんなパターンになってもクロトンっぽさは必ずあるのが愉快です。
葉の形もいろいろあります。写真のものはかなりノーマルですが、軍配を逆さにしたみたいな形もよく見かけます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2月13日(日) ユキヤナギ

050213yukiyanagi_b先月のうちからユキヤナギの白い花がチラホラし出していて、さてそれを開花としたものかどうか迷っていました。
ただ、一輪・二輪ならまだしも、このごろはけっこう遠くからでも白さが目立つようになったので、これは立派に開花と呼べそうです。
漢名は噴雪花だそうですが、「噴」の字がやや情緒に欠けます。和名の方が音(ゆきやなぎ)も字(雪柳)もきれいなので、漢名はとりあえずここに書きおいて、すぐ忘れてしまうことにします。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2月12日(土) ミツマタ

050212mitumata_bミツマタの花が開き始めました。同じジンチョウゲ科で雰囲気も似ているジンチョウゲとどちらが先だろうと思っていたら、近所ではミツマタの勝ちでした。
ただ、ミツマタの花はうつむいて咲き出すので、開いた花弁を写そうとするとどうしても逆光になります。ちょっと見にくい写真になってしまいました。盛りのときにもう少しきれいなものを載せなおします。
この木は、花色がややオレンジがかっています。黄色が主流と思うのですが、濃い色も素敵です。

| | コメント (0)

2月11日(金) ヤブツバキ

050211yabutubaki_bどんぐり山の南斜面でヤブツバキが開き出していました。葉の裏や木のすそにひっそりつく花が多いので、撮影に苦労します。
シンプルな花がうつむき加減で、園芸種のような愛想はありません。花に比べると、むしろ葉っぱが大きくて艶々していて立派です。
それもそのはずで、古くは「艶葉木」と呼んだものがツバキに詰まったという説があります。花ばかりでなく、葉の美しさを愛でた古人のゆとりを感じる名前です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2月10日(木) ジャノメエリカ

050210erika_b花の少ない時期に派手なピンクが目立つジャノメエリカです。蛇の目なんて怖い名前がかわいそうなほど可憐な花で、1個はせいぜい6~7㎜です。
しかし、枝にびっしりつくので、遠くからでもすぐ見つけられます。高さ2mほどのこの木は、ほぼ満開状態でした。
ジャノメはエリカ類のなかでもポピュラーな種類のようです。花の形がドウダンツツジに似ていますが、これもツツジ科でした。桜のころまで楽しませてくれます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2月9日(水) コエビソウ

050209koebisou_b形もそうですが、この色がいかにも茹で上がった海老を思わせ、とても納得の名前=コエビソウです。どうせなら車海老を名乗ってもおかしくない大きさ(10㎝ほど)で、なかなかに奥ゆかしいネーミングです。
寒さにはあまり強くないと思ったら、人家の玄関脇で丈夫そうに花開いていました。
海老に見える部分は花ではなく苞で、淡い緑色から次第に海老色に変わります。本当の花はその先にある白い部分です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2月8日(火) オオイヌノフグリ

050208ooinu_b先月のなかごろからポツポツと姿を現してきたオオイヌノフグリです。調べたら「冬の頃から咲き始める」とあって、決して今年が異常ではないようです。
ただ、最初はさすがに花がまばらで写真になりにくかったのですが、先日の土曜にはこんなに顔をそろえていました。近所ではホトケノザと共生していることが多いのですが、最後まで仲良くしているのか、意地悪な観察もしてみようと思います。
「大」きくないイヌノフグリや、あるいは「立ち」イヌノフグリというのが図鑑には出てきますが、まだ目にすることができません。この春にはお目にかかりたいものです。

<補注1> このあと、タチイヌノフグリには会えたものの、『「大」きくないイヌノフグリ』が見つからずに苦戦中です。(2013年4月10日
<補注2> ようやくイヌノフグリを見つけました。(2015年4月18日)

| | コメント (0)

2月7日(月) フクジュソウ

050207hukujusou_b春告げの真打ち・フクジュソウが思わせぶりに花びらを開き始めていました。
新年の鉢植えですでにこの姿を楽しんだ人も多いと思いますが、やはりこうやって露地で姿を見せてくれると、ありがたみが違います。
次の休みには、志木から東上線で40分の先にある「国営武蔵丘陵森林公園」まで足をのばそうと思います。ここにはナント1万株の福寿草があるというのですが、さぞや見ごたえがあることでしょう。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2月6日(日) サンシュユ

050206sansyuyu_b先週は会津とか秋田とか、白い世界へのお出かけが続いたので、志木の散歩をしみじみ幸せに感じます。冬枯れなどと嘆いているとバチが当たりそうです。
きのう、ついにサンシュユの花が開き出しました。週なかには蕾が割れていたので、このショットを心待ちにしていたのです。
ただ、これだけではハルコガネバナという別名の謂れがわからないので、もう少し開いたころに続報を載せるつもりです。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2月5日(土) ギンモクセイの実

050205ginmokusei_b結実しないのが定説のギンモクセイに実がついていました。びっくりしてネットを調べたら他所でも実はなっています。大喜びした分、損をした感じです。
このとおり、ネズミモチの実を膨らませたような形と色合いです。長さは2㎝くらいで、しっかり目立つ大きさです。
金木犀の方も、「結実はかなりまれ」(「まれ」なら皆無ではない?)だそうなので、これから鵜の目・鷹の目で探して歩こうと思います。

| | コメント (1)

2月4日(金) オウバイ

050204oubai_b白梅(きのう掲載)の次は黄色い梅でオウバイです。しかし、名前は梅でも分類はモクセイ科です。花の姿と咲く時期から梅の名を借りたようです。
枝ぶりが横に這うようにのびて直立せず、確かに梅とは違います。その枝は緑色で断面が四角く、古くなると灰色…とやや風変わりです。
花も梅と違い合弁で、6枚に裂けています。形がジャスミンみたいだと思ったら、学名にJasminumという綴りが入っていました。漢名は迎春花です。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2月3日(木) ウメ

050203ume_b正月には寒紅梅を載せましたが、ひと月たって白の八重が咲き始めました。
品種の名前はわかりません。川の向こう(富士見市)の、空き地みたいな、畑みたいな(?)ところに3本植えられています。花芯がうっすら黄色のため重量感があります。
たぶん、実を採るための木だと思うのですが、そのわりには高さ4mほどまでのばし放題です。おかげで遠くからでも豪華な花姿が楽しめます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2月2日(水) ヒナギク(デイジー)

050202daisy_b冷え込みが厳しくなりました。外へ出ると頭がキンキンします。そんな寒さでもデイジーが健気に咲いています。
夕方の撮影なので、花がやや閉じ加減です。Days eyeが語源だそうで、日の出から日没までの「一日を見ている目」という意味のようです。
語源に従うと、「デイジー」という表記が適切だ思えます。しかし、「デージー」も見かけるし、その勢力は割れています。その意味では「雛菊」という和名が一番落ち着いていいかもしれません。

<補注> 掲載当初は「デイジー」とだけにしていたタイトルを、後年、自主設定した和名基準ルールに従い、ヒナギクをメインに変更しました。(2017年3月31日)

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2月1日(火) アセビ

050201asebi_b暮れからずっと、赤い組み紐のような花穂をプラプラさせていたアセビが、あっと言う間に咲き出しました。常緑低木なので背丈ほどの木が多く、目の高さに花がつくので、なかなか豪華に感じます。
漢字では馬酔木と書くものの、古くは安之碑などとあててアシビだったそうで、「悪し」=有毒が語源なことがわかります。
残る「ビ」はいったい何でしょう。アセ「ボ」という呼び名が現存しているようなので、ビやボは「葉」からの転音と想像してみました。正解が知りたいものです。

| | コメント (0)

« 2005年1月 | トップページ | 2005年3月 »